彼はただ薬を与えるだけである

とるてたたん

プロローグ

20XX年の日本。そこでは不景気や世界情勢の不安定化によって安楽死が合法のものとなっていた。さらにそれは病気などの要因だけでなく精神的な苦痛によるものも可能となっていた。年間に何万という人が安楽死をしていく中でとある問題が生じていた。それは致死役を処方する医者の人手不足である。当然それ以外にも数多くの問題はあるが特にそれが話題となっていた。自らが人に死を与えるという精神的苦痛。安楽死反対派からの批判。その他の原因もあるが、ともかく圧倒的に人手不足であった。そこで政府はとある法案を出した。その名は「安楽死幇助者独立法」。今まで特別な医療従事者しか行えなかった安楽死を国が出す「安楽死幇助者認定資格」を手にした医療従事者以外の民間人でも精神科の許可を得た希望者は安楽死を行えるというものである。

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