Sky Blue

四季

Sky Blue

晴れた青空の下で波打つ海

終わりの見えない遠い遠い境界線


君は白いワンピースと白い帽子を纏い

バシャバシャと楽しそうに駆ける


春は舞う桜よりも可憐に見えて

夏は花火よりも眩しい笑顔で


秋は肌寒さに震える姿が愛おしく抱き寄せた

春夏秋冬を巡る日々と重ね続けた想い


君は晴天の空を見上げては鳥の様に飛んで

世界中の綺麗な景色を見てみたいと呟いた


飛び立って行かないでと引き止めると

君は一人で飛ぶのは寂しいからねと笑う


二人を繋いだ海と晴天

運命の糸は赤では無くて青い糸


君はきっと綺麗な白い翼で空を舞い

大好きな景色を見ているのだろうか


翼を広げて風に乗り真っ直ぐに

一羽の鳥が海面上を飛び去っていく


一人は寂しくないだろうか

いつか君と共に飛び立つ日を待ち侘びている


君の笑顔が散りばめられた様な

陽に照らされてキラキラと光る砂浜


見える景色の中にいつだって側に居る気がして

何処にいても離れない君の姿


ひと雫の涙が頬を伝わっていくのを感じ

君の白い帽子をギュッと抱きしめ願う想い


“愛している”












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