神の近くにありながら、遠い場所。薄氷の上に創られた均衡は、揺れながらやがて大きく世界を変革させていきます。この作品は『夜姫―常世神話譚―』の外伝になります。本編と同じく凛とした文章の中で綴られるこちらの外伝は、けれども全く異なる色彩をしています。嫉妬、愛憎、暴力……それらが絡まり合った陰惨な謀略に主人公は否応なく巻き込まれてしまうのです。物語の登場人物たちが、この難局にどんな選択をするのか……。自然と哲学できる物語でもあると思います。あなたも一緒に見届けてみませんか?