「子どもを殺してください」という親たち 押川剛

 精神障害者の医療ケアに携わっている著者だからこそ書けるノンフィクション作品。

 読んでいても辛くなってきます。元々は健常者だったのに、失恋やアルコールやストレスなど何某かの理由で心が歪んでいき、自分自身に留まらず家族にも制御できない迷惑人間になってしまう。

 一見関係ないように思えて実は物凄く身近な問題。今こうしている自分もあなたも、ある日を境に精神がおかしくなってしまうかもしれない。

 この本を読めば精神障碍者に対しての見方が一変する。そんなノンフィクション作品です。興味のある方がぜひ。

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