4人目 リーゲラ
「クロロロロ、皆さん、ようこそ、リーゲラの森へ。」
クロロロロ、リーゲラくん。皆様も、彼に「クロロロロ」とご挨拶を。・・・えぇ、その調子です。
「シャルラフィッツ公、今日ここに来た目的は、いつものやつですか?」
ええ、この森でよく採れる、あれを、皆様にも。
「ギョグレア。ちょっと裏から取ってきまーす。」
慌てずゆっくりでどうぞ。
・・・おっと、皆様、首を傾げている様子ですね。失礼致しました。彼の言語の説明がまだでしたね。
彼が話す言葉は「リーゲラ語」と言い、彼独自の言語なのです。例えば、今話した「クロロロロ」は挨拶、「ギョグレア」は「かしこまりました」という意味です。
「アンデェラ、皆様。ゲラーの実をお持ちしました。栄養豊富で美味しいですよ!」
サンビレル、リーゲラくん。それでは皆様、頂きましょう。
「ええ、それでは、ゴ・ゾエル・シレヴェルグ。」
ゴ・ゾエル・シレヴェルグ。いただきますの意味ですね。
「ゴ・ザエナ・バナディルギ。」
ゴ・ザエナ・バナディルギ、ごちそうさまでした。
それでは、リーゲラくん、さようなら。
「皆様、シェーララー!」
お、私の目の前にいるそこの方、質問ありがとうございます。「リーゲラ語に、由来はあるのか」ですか。申し訳ございません。リーゲラ語には、明確な由来も歴史もございません。
先ほど申しました通り、リーゲラ語は、彼独自の言語なのです。何者にもとらわれずに自由に生きる、そういった彼の志が表れ出ているのです。
皆様の知る言語に、このような言葉はありましたでしょうか?もしあったのなら、世界は彼の思考回路と同等ということになりますね。
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