一族最後の生き残りである俺の最恐への道 〜一族を陥れた者への天誅を〜
恋するマヨネーズ
第1話:プロローグ
〜ある日の東京〜
「今回の依頼も楽勝だったな」
「あぁ、そうだな」
満月のよく見える夜2人の男がニチャニチャと気味悪い笑顔を浮かべ路地裏を歩いて
いた。
「いやぁ〜〜〜組織に言われたまま色々な人間をぶっ殺してるけど爽快感半端ねえ」
「ふっ、爽快感があるという点ではお前に共感してやるがその品のない喋り方はどうにかならないのか?」
そんなくだらない会話をしていた男2人だがふと後ろから「お兄さんら」と声をかけられた気がし、後ろを振り向くとフードを深く被ったローブ姿の男がそこにはいた
「なんだぁ?俺たちに何か用でもあるのか??」
金髪のチャラい男がローブ姿の男に質問をした
すると、ローブ姿の男性は「少し聞きたいことがあるんだ」と言いながらフードをあげた。
「「なっ⁉︎」」
二人組の男の声が重なった。
それもそのはず、フードをあげた男の顔には狐の面がつけられていた。
狐の面をつけているから何だと言われればそうかもしれないが組織内ではいま現在ある噂が広まっていた。
その噂というのが
【狐の面をつけた男が夜な夜な人を殺しまわっている】
その噂を瞬時に思い出した2人はすぐに一歩下がり男との距離をとった
「へっ、笑えねえ。こんなところで噂の野郎にでくわ……す?」
金髪の男はその言葉を続けようと…否続けられなかった
男の首がすでに宙に舞っているのだから
「……………は?」
もう1人の男は理解が追いつかなかった
さっきまで話していた男の生首が宙に舞い、いま自分の足元に落ちているのだから
狐の面の男は金髪の男の死体を眺めながら「はぁ、この程度か」とため息を吐いている。
「う…うぅぅううあわわわわわわわわわあわわ!!!!!」
冷静さを欠いた男は瞬時にナイフを腰から抜き、ナイフに風を纏わせて男に切り掛かって行った。狐の面の男はナイフを華麗にかわしながら「ほぉ、風の異能力か…」と呟いていたが無我夢中の男にその呟きは届かなかった。
「うわっ!!ぐえっh!!」
面の男は腰から刀を抜き、ナイフを弾き飛ばし、男の首を掴み持ち上げた。
面の目の穴からわずかに見える男の恐ろしい赤い眼が男を睨みつける。
「ヒッ!」
本能的な恐怖を味わった男は借りてきた猫みたいに大人しくなった
「今から俺の質問に答えてもらう。
今から数年前、ある一族を皆殺しにしたのは誰だ?」
面の男は白髪の男の応答を待たずに質問した
「し、知らなぐっh!!ぐがあぁぁあ」
首を掴む力が増し、男が苦しげな声をあげた
「そうか…ならばこうする」
面の男は掴んでいる男の目を自分の目と合わせるように移動させると
『数年前、
(う、動けねえ!!)
すると男の口が勝手に開き
「し、知らない…俺は最近入ったから…」
(な、何だ口が勝手に……⁉︎)
「やはり、何も知らないか…」
面の男は俯きながらそう呟く
「な、なら見逃してくれ!!」
(死にたくない!!!)
男が必死に命乞いをする。
「わかった」
そういい面の男が白髪の男を放す
(よし!!!にげよう!!!!)
そう思い一歩を踏み出すと、急に視界がぐらつき始めた
「見逃すと思うか??」
男の声が耳元で聞こえる。視界を下に向けるとそこには自分のものと思しき首なしの胴体が転がっていた。
面の男が最後に呟いた。
「俺の前では何人たりとも嘘はつけない」
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