新人警官の栗花落は配属先の交番である事件に遭遇する。そこへ対処すると来たのが『特異案件捜査課』所属の御子神。二人は視えてしまう〝異形〟に立ち向かう……。心霊バディものとしての面白さも含めて、綿密に練られた流れるような会話もスッと光景が眼に浮かぶのが見事なものです。〝何故〟そうなったかも、厭な気分にさせられながらも感嘆の溜息しか出ません。面白い小説です。
緻密というのか、すごく先が気になっていきます。すごいですよ。テンポと読みやすい文章がそうさせてるのかな警察の中身も本当に無理なく自然。フォローして読んでいきたい作品です。
雰囲気がとても良かったです!交番の日常から小学校の湿った空気に移る導入が自然で、不穏さを演出するのがとても上手いと思いました!佐伯先輩の軽口で緊張を緩めつつ、子ども達の「急に消えた」「花のオバケ」で一気に物語の芯が立つ流れも綺麗だと感じました!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(313文字)
現代的な警察ドラマの質感と、じわじわと迫る民俗学的な恐怖が見事に融合した一編です。特に「甘い花の香り」という嗅覚に訴える演出が、日常が異界に侵食される不気味さを際立たせています。何より、視ることを拒んでいた主人公が、自らの意思でその「蓋」を開け、逃れられない運命へと足を踏み出す決意のプロセスが丁寧に描かれています。過去の因習と現代の事件が交錯し始めたところで、物語はいよいよ核心へと加速していく予感を感じさせます。
推理系の小説としても機能していますが、それ以外にもオカルトの要素が混在していて、導入から引きの部分まで驚きの連続でした…今後の展開も期待しています。
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