『雪空』
香森康人
雪空
『雪空』
「僕の会社の奴でさ、奥さんにお弁当作ってもらってるやつがいるんだよ」
「うん」妻は巨峰の皮をむきながら頷く。
「そのお弁当が、凄い色鮮やかでさ。赤とか緑とか黄色とかの食材を上手く組み合わせて見事なバランスに仕上がってるんだけど」
「何?私のお弁当が茶色ばかりでつまらないって言いたいの?」
「違う違うそんなんじゃないよ。お前のお弁当に不満なんて全くないさ。ただグラタンの上に皮付きの枝豆を乗せるのはちょっとやめてほしいけどね。些細なことだよ。そうじゃなくてさ、そいつはそんなにカラフルなお弁当食べながら溜息ばっかりついてるんだよ。僕が何でそんなに嫌そうに食べてるんだよって聞いたらそいつ何て言ったと思う?」
「全然分からない」
妻はあまり興味なさそうだ。
「ちょっとは考えろよ。そうでなくても暇なんだからさ」
「うーん、じゃあ、こんなに素敵なお弁当作ってくれる奥さんがいるのに自分は今他の人を好きになってしまって悩んでるとか?」
妻は僕のシナリオ通りの返事をした。僕も巨峰を剥きながら、ふっとにやける。妻はむっと眉をひそめる。
「バカにしてるの?」
「いやいや。そんなよくある話じゃないんだよ。どうやらそいつの奥さんさ、お弁当の食材の色が悪いと着色料をつけるらしいんだよ。自分で」
「まじ?」
「まじで。ウィンナーに赤色3号つけて、ブロッコリーに緑色206号つけて、ご飯に黄色5号を混ぜて炊き込みご飯風ってな具合に。だからそいつの家の棚は着色料の瓶でいっぱいなんだって」
「なんか魔女みたいだね。その奥さん」
「しかもそれだけじゃなくて、お弁当閉める前にフードキーパーとかいう保存料をふんだんに振りかけるんだってさ。お弁当が腐らないように。そいつが、会社では弁当を冷蔵庫に入れとくから大丈夫だっていくら言っても奥さんは聞く耳もたないらしいんだ」
僕はちょっと色が悪くなった巨峰の粒を見つめる。
「着色料・保存料だらけの世の中で奥さんが作ったお弁当にまでそんなのが入ってたらあまりに救いがないよ。そいつ、離婚も考えてるってさ。そういうの聞くと、ブドウだってちょっと色が悪いくらいの方がいいなって思う」
時間は既に深夜1時を回っていた。月もなく、道を歩く人もいない。鳥や猫たちも深く眠りについている。静かな夜だ。
「あっすごい。このブドウ、種が入ってない」妻が言う。「これ種無しブドウじゃないよね?」
「違うはずだよ」僕が言う。
妻は種の入ってない巨峰を飲み込むと、次の巨峰に取り掛かった。僕は席を立つと冷蔵庫を開けて最後の一本のビールを開けて口をつける。
「ねぇ、種の入ってないブドウってどう思う?」
妻がどうでもいいような話題をふってきた。まぁいい、おあいこだ。それにこんな時はどうでもいいような事でも貴重な気晴らしになる。僕は椅子に座るとビールをもう一口飲んだ。
「種のことを気にせずに飲み込めるからラッキーって思うかな」
妻はふっと少し笑う。
「バカにしてるの?」僕は言う。
「想像力のないこと言うね。私はね、つくづくブドウって幸せな男みたいだなって思うの。種はもちろん精子。そして受け止める土は女。無限に広がる子宮のベッドに好き放題に精子をぶちまけてるなんて男の夢だと思わない? そして種の小さいブドウは短小な男。種の大きいブドウはアフリカ人みたいにあそこが大きい男。そう考えると種のないブドウを見つけるとちょっと可哀想に思えてくるの。だからそういうブドウこそしっかり味わってあげて、他のブドウに負けてなかったぞって胃の中のそいつに言ってやるの。どう?」
「どうって別に」
妻は中々の美人なのだが、家では下ネタばかりを繰り返す。嫌いではないけど、僕はいまいち乗り切れない。いつも曖昧にお茶を濁している。でも妻も妻で言ってしまえば満足らしく、気の利いた返事を期待してるわけでもないようだ。
「そういえば東北でもあれ降ったらしいよ」
僕は話題を変えた。
「ついに東北にも?」
「うん」
「それじゃあ日本全体がもう商売あがったりじゃない」
「商売どころの騒ぎじゃないけどな」
「何とかならないものかしらね」
「何ともならないらしいよ」
ブドウが無くなった。深夜の一時は夜食にちょうどいい時間だ。
「他に食べるものある?」僕が言う。
「あるけど、そんなにたくさん食べて大丈夫かな?」
「大丈夫だよ。そんなこと気にするな」
「じゃあ確か握り寿司が2人前あったけど」
妻は冷凍庫を覗き込んで中を漁っている。
「えっ、寿司ってそれ10日前のやつ?もう食べられないだろう、流石に」
「大丈夫よ。冷凍してあるから」
「寿司冷凍する奴があるかよ」
「別に平気よ。楽しみはとっておかないと。次はいつお寿司食べられるか分からないんだから」
妻は二人分の寿司のパックを電子レンジに入れた。しばらくして机に寿司と醤油差しが並ぶ。それは酷いものだった。刺身から液が染み出してシャリをピンク色に染め、イクラは粒が潰れてドロドロに溶けた赤い地球外生命体みたいに見えた。妻は中トロに箸をつけると口に運ぶ。
「やっぱり温かいお寿司ってちょっと微妙ね」
妻はげんなりして言う。
「僕のお寿司で見る人生占い聞くか?」
僕はまたどうでもいいことを切り出した。妻は返事もせず、その異形のイクラを口に運ぶ。
「お寿司で好きなものから食べるやつは人生太く短くってタイプなんだよ。お腹が空いてるうちに好きなものを食べてしまいたい。残りは惰性で楽しみもなく生きていくってやつだ。逆に嫌いなものから食べるやつは人生細く長く生きるタイプ。初めはお腹空いてるから嫌いなものでも割と美味しく食べられるし、後半は少しお腹いっぱいになってきてるけど好きなものだからそこそこ楽しめる。刺激は少ないけど、終始そこそこを味わえる人生さ。人生の縮図って色んなところにあるからさ、お前も試しに・・・」
ぶっ!
妻が派手にオナラした。僕は話を中断して俯く。しばし沈黙が流れる。妻は何事もなかったように箸を進めている。
僕は自分の寿司を床にぶちまけた。
「お前さ、いい加減にしろよ。盛大にオナラしやがって。僕だって我慢してそういうのはトイレにまとめてるんだからよ」
妻は驚いて一瞬肩をすくめたが、すぐに態勢を整えた。
「別にオナラくらいで文句言わないでよ。しょうがないでしょ生理現象なんだから。そんなに臭いのが嫌なら換気扇でもつけたら?」
「ふざけんなよ。そんなことする訳ないだろ」
「じゃあ窓でも開けなさいよ。あなたがやらないなら私が開けようか?」
「やめろ。冗談でもそんなこと言うな」
しばし睨み合った僕たちだが、やがてお互い目を伏せると呼吸を整えて頭を冷やした。
「ごめん、本当に。こんなことで突っかかったりして」
僕が言った。
「ううん、私も配慮なくてごめん。反省してます」
妻も申し訳なさそうにそう言うと、また箸を持って今度は玉子を食べた。
僕は自分が床にぶちまけた寿司をぼーっと眺めてから、無言で雑巾を取りに行った。
「どのくらい漂ってるんだっけ。あれって」
妻が窓の外に目を向けながら言った。
「ゆうに1ヶ月は残ってるみたいだよ。嵐でも来ない限り」
床を拭きながら返事する。
「残酷な事するよね。ほんと」
僕は振り返ると妻を見た。妻は不味そうに玉子をもしゃもしゃと噛みながら涙を流している。
「そんなことないよ。寧ろ優しいくらいだ。こうやって今でも2人で話が出来てるんだから。もしあれが核兵器なら僕たちはとっくに吹っ飛んでるんだからね。最後の時間を与えてくれたんだよ」
「でも、少しでも外の空気が入っちゃったら私たち死んじゃうんだよ。換気もできないし、もちろん食糧だって今の貯えがなくなったら終わりだし。私、このまま濁った空気の中でお腹を空かせて死んでいくなんて嫌だよ」
妻の涙がボロボロと寿司にかかっていく。
「でも話によると苦しくないらしいよ。誰が作ったのか知らないけど、いい夢を見て死ねる神経ガスらしいからさ。だからそんなに怖がるなよ。楽しい話をしよう。ほら寿司の続きを食べないと」
僕はまた椅子に座りなおして、妻の涙に濡れたネギトロ巻きを食べた。いい塩梅になっていた。
「誰か助けに来てくれないのかな?」
妻が言った。僕は、散々繰り返してきた説明をまたする。
「ガスマスクの吸収缶も簡単にすり抜けるらしい。だから宇宙服ぐらいの装備でないと助けには来れないんだよ。そして日本全体がそんな状態なんだ。こんな地味な街の安アパートにすむ僕たちに助けが来るのなんて何年かかるか分からないよ」
一つ幸いなのは、以前頻繁に出没したゴキブリが全く姿を見せなくなったこと。虫まで死に絶えたのかと思うと気が滅入るが。
妻は箸を置いて両手を目に当てると嗚咽を始めた。
「シャワーでも浴びてこいよ。まだお湯は出るみたいだし」
「嫌よ、あんなカビだらけのお風呂なんて入りたく無い」
何も言い返せなかった。泣きたい時は時間に解決してもらうしか無い。
妻は20分ほど泣き続けてから言った。
「さっき連絡があったんだけどね」
「うん」
「私の友達の旦那さんがね、耐えられなくて遂に外に飛び出しちゃったんだって」
「友達って、まきちゃん?」
僕は、妻の友達のまきちゃんとはほとんど面識ないし、その旦那さんとなればもうそれは全くの他人だった。でも、まきちゃんからの悲痛の電話を受けた妻はそうはいかない。
「そう。本当に突然のことだったみたい。衝動的に外に飛び出したんだって。まるで何かに誘われたみたいに。家には子供もいるし、外の空気を室内に入れるわけにはいかないって反射的にドアを閉めたみたいなの。それで慌ててドアの覗き穴で外を見たら、旦那さんが五メートル先くらいをフラフラと歩いてて、それからぱったりと倒れたんだって。誰かを探してるみたいで怖かったって。外になんて誰もいるわけないのに。まきちゃん、私がドアを閉めちゃったからって、電話口で大泣きしてた」
「そう・・・・・・」
かける言葉がない。いま、日本全国でそういう衝動的な自殺(外出)が後をたたない。人は自然から隔絶されたら、いとも簡単に狂ってしまうということがはっきりと示されていた。火星移住計画なんてものは実現できたとしても、結局机上の空論になることは容易に想像される。みんながみんな宇宙飛行士みたいな忍耐力はない。
僕の使命は、冗談を言い続けて妻のストレスを解消することだった。文字通りそれが命に関わる問題だ。なので、さっきみたいに怒鳴りつけるなんてのは一番あってはならない事である。もちろん希望が無ければ頑張れない。
わずかな希望はある。
嵐が来れば、この神経ガスはある程度吹き流されるだろうと先日ラジオで言っていた(テレビは、何も新しい情報を発信してくれなくなった)。しかし今は十二月。梅雨はとうにすぎたし、台風が来る予兆は全く無い。今日ほど日本国民全体が台風を祈っている日はないだろう。曇り空を見るとぱぁーっと心が明るくなってくるなんて、人類史上初めてのはずだ。
嵐が来れば、少し外に出られる。
「楽しいことを考えて、愉快な話をしよう」
「うん」妻は頷いた。
僕はトイレに立った。トイレの臭いも日に日にきつくなってきて、片隅で馬車馬のように働かされている消臭剤もそろそろ限界なのだろう。
仕方なく便座に腰掛けて目の前に貼られている世界地図を見つめた。こんな毒ガス騒動で騒いでいるのは東洋のほんの一部で、他の国はいつも通り平穏な生活を送っていると考えると、外国なんてやっぱり何の頼りにもならない他人だった。
不意に吐き気を催し、便座に向き直って先ほどのブドウとビールを吐いた。
しばらく嗚咽を漏らしていると、外から妻の声がした。
「ねぇ、ちょっとふざけないでくれる?」
「何が?気持ち悪くなって吐いてるだけだよ」
トイレットペーパーで口を拭って言う。
「吐いてるのは別にいいけど、さっきトイレのドアを内側からノックしたでしょ? 用事があるなら声で言えばいいじゃない。変な事しないで」
「トイレのドアをノックした? 僕が?」
「そう、したでしょ。今さっき」
ノックなんてしていない。悪臭の中で嘔吐するので手一杯だ。水を流してトイレから出ると妻が立っていた。
「あなたじゃないの? 結構しっかり聞こえたけど」
「僕じゃないよ。そんな事してない。本当に聞こえたの? 何かの勘違いじゃなくて?」
その時、冷たい廊下に硬い音が二回鳴り響いた。玄関のドアの方だ。僕と妻はドアを見つめて硬直した。
うちのマンションはかなり年期が入っていてエントランスのセキュリティなどなく、セールスマンでも浮浪者でもアメリカの大統領でも宇宙人でも誰でも自由にうちの玄関前に立つことが出来る。ただ毒ガスが外を舞っていて、かつ深夜一時であるのを考えると、これはかなり異常だ。しかもインターフォンでなくノックだというところも意味深である。
「何だろう、オバケかな?」
妻が言う。
そうオバケ。それが最も理にかなっている結論に思えた。僕も反射的にそう感じた。
「オバケなんていないだろ。まさか」
玄関のドアは、返事を催促するかのようにじっと僕たちを見つめてくる。
「あれじゃないか。もしかしたら助けが来たとか」
「それはないわよ。あなただってさっき当分無理だって言ってたじゃない」
「そうだな。確かに言った。じゃあもしかしたら、外の空気はもう大分薄まっていて安全だよって事を知らせに来た、マンションの隣人かもしれない」
「でももしそうなら、真っ先にラジオで速報が入るわよ。何においても優先されて」
「確かにそうだよな・・・・・・」
僕たちの浅知恵を絞って推理しても、全く分からない。さっさとドアの覗き穴を見てみればいいのだけど、それが怖くてなかなかできなかった。覗き穴から手が出てきて、暗闇の中に引きずり込まれるような気がしてならない。
しばらく時間をおいてまたノックの音が二回鳴り響く。音自体は大きくないけれどもしっかり響いている。おそらくこいつは打楽器の経験でもあるのだろう。こんなに人の心深くまで忍び込んでくるノックの音はそう出せるものではない。
「あなたちょっと見てきてよ」
妻が言った。妻を責める事は出来ない。ここは男の出番だ。でも、今度何か家事を一つ妻に押し付けようと決めた。
「分かった。見てくるよ。しょうがない」
僕は忍び足でドアに近づくと覗き穴に目をつけた。覗き穴からは何も見えなかった。その時またノックの音が響く。僕は手をドアにつけており振動が伝わってきて、そこで分かった。奴さんはどうやらドアの大分下の方を叩いているらしい。
子供?
一瞬頭をよぎる。子供なら、手が届かなくてインターフォンを押せない理由も納得できる。
でも何でこんな時間に?
「誰かいるのかい?」
僕はドアに話しかけた。返事はない。
「もしかして外にいるのは子供かもしれない」
妻の方を向くと、妻は怯えた様子で僕を見ていた。
「ちょっとだけ開けて確認してもいいかな?」
「ダメ!」
妻は金切り声をあげた。
「まきちゃんも同じ事言ってたの。子供の声が聞こえた気がしたって。もしかしたらそれを聞いて旦那が外に飛び出したんじゃないかって。だから、お願いやめて」
最後の方は声が震えてよく聞き取れなかった。妻はそう言うけれど、じゃあ一体この外のノックの主は何者なんだ? 犬や猫じゃないはずだ。とっくに死に絶えている。
「ママ?」
突然ドアの外から声が聞こえた。小さな女の子の声だ。
「え?」
妻が泣き止んだ。僕も耳を疑った。
「パパ?」
また聞こえた。それは、聞き間違えようもない。三歳の時に保育園で突然死した娘の凛(りん)の声だった。
「凛なの?」
妻は言う。
「そうだよ」
ドアの向こうから小さくて可愛らしい声が返事する。
僕は涙が溢れてきた。間違いない。ドアの向こうにいるのは凛のオバケだ。凛が死んだのはもう五年近く前になる。深夜一時の今日、凛がうちの玄関の前に来るなんて事は絶対にありえない。でもそれは分かっているけれど、凛を家に入れてあげたい。ドアを開けてオバケでもいいから一目、凛の姿を見て抱きしめたい。その想いが涙と一緒に溢れてくる。
「こんなの残酷だよ」
妻が消え入るような声で言う。僕は妻を強く抱きしめた。
「ねぇ、パパ、ママ聞いて」
凛は五年の間に大分言葉が喋れるようになったみたいだった。
「ドアは開けなくて大丈夫だよ。ただお話したくて来ただけなの」
凛の声は明るい。お風呂に入って、髪を乾かして、パジャマを着て、お茶を飲んで、トイレに行って、布団に入って、機嫌良くなった凛がよくお話してと言っていた時と同じだ。
「お話だけでいいの? 凛がこっちに来たければ、ドアを開けてもいいのよ」
妻が言う。
「いいの。お話だけで」
僕と妻と凛は、お話をした。保育園の友達のこと、先生のこと、保育園がお休みの日におじいちゃんとおばあちゃんの家で預かってもらった時の事なんかを話した。全部五年前と同じだった。凛はこんな遅い時間なのに眠くもならずにずっとパパとママに付き合ってくれた。先に眠くなったのはこちらの方だった。ママが玄関の扉に顔をつけたまま眠った。だんだん僕も眠くなってきた。
「ごめんね、凛。僕も眠くなってきたよ。凛は眠くないの?」
「凛は大丈夫。でもパパ眠くなったならベッドで寝てきていいよ」
「ありがとう、優しいね凛は。でも今日はここでいいんだ」
「パパ」
「何?」
「おやすみ」
「おやすみ、凛。明日またお話しようね」
「うん、明日またね」
ボロいドアからは外の冷気が忍び込んでくる。
僕と妻はそのまま玄関で寄り添うように眠った。皆が等しく経験する人生で一番深い眠りだ。
外は物音一つしない静かな夜。凛も静かに眠りについた。
終わり
『雪空』 香森康人 @komugishi
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