ヒーローもの 2

「俺は大事な人たちを絶対に守ってみせる!」

「ではこの女がどうなってもいいのか!」


「縁もゆかりも無い女の子には仕方がないから犠牲になってもらう!」

「くっ!こいつ割り切れるタイプか!ならこっちのお前の友達と聞いた男はどうだ!」


「そいつならきっと俺のことだからとわかってくれるさ!」

「分かり合っている友人タイプだと!ならばこちらには幼馴染もいるんだぞ!」


「そいつとは昨日喧嘩した!今なら迷わず行ける!」

「悪友タイプもいるのか!手ごわいヤツだ、だがこのお前の恋人ならばどうだ!」


「彼女とは来世も結ばれる約束をしている!問題なし!」

「ちょっとまでそれは本当に問題ないのか、待て待て待て、それならば貴様の両親もいるんだぞ!」


「本当の親はすでに他界している!それは義理の両親だ!ある程度は仕方がない!」

「待て!お前の大事な人ってどういう定義なんだ!」


「俺の一番大事な人は、常にそばにいる!それが貴様にわからない限り俺は負けない!」

「くっ!私の腕ならお前が接近する前に一発くらいなら撃ち抜くことも可能だぞ!それでもいいのか!」


「…頼む!それだけはやめてくれ…俺の負けだ…!」

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お題ショート集 @gurin-rurin

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