ラストの光景がとにかくすごいインパクトでした。
無数の目玉が空に浮いている。そして、その目からの涙が雨を降らしている感じ。
「みんなの片目がないように見える世界」っていう前提もすごいですし、そこからのラストの絵の力。
圧巻でした!
拝読しました。
焼野原を見下ろす無数の瞳(血走っていて、まばたきもする!)というのは本当にグロテスクで、畏怖の念を感じます。
こうなると、なぜ主人公の目はとられていないのかが気になりますね。
いつも私の想像の埒外にある幻想的な物事を活写していただきありがとうございます。
本作も大変楽しませていただきました。
作者からの返信
仁木一青様、ご感想に感謝します。
何となく星空を見ていて、あれが全部目だったら怖いだろうなと思ったところからできたお話です。
拙作では語り手しか見えていない事象が多いですが、あくまで他人がそうであるという認識が強かったのかもしれません。目が欠ける条件を察して、自分自身も対象に入った可能性があります。
拙作に目を通してくださり、まことにありがとうございます。
編集済
ニノ前さん。拝読いたしました。ニノ前さんらしい、気味の悪いホラーですね。
人々の片目は、火事の女神に召し上げられてしまったのでしょうか。すると、この女神を見た主人公も片目を持って行かれたのかも知れませんね。
いろいろと想像の余地がある、印象深いお話でした。それと、文章が綺麗で丁寧で読みやすかったです。こういう文体、わたくし好きですよ。
良いお話でしたので、お星さまをパラパラしておきますー。
作者からの返信
小田島匠様、ご感想とお星様をありがとうございます。
地の文を数行にまとめがちなので、読みやすいと言ってくださると嬉しいです。毎回「読み辛いかな」と思ってしまいまして……。
火事場で見た女性に関しては元の題材がありますが、色々と混ざっていますのでややこしいかもです。
またお目を留めてくださり、感謝致します。
こんばんは。お邪魔しております。
笑みの裏にどれだけのものを隠していたら……
自分の目が抜け落ちていたらと思うと、鏡を覗くのが少し怖くなりました。