卵が喋った
OROCHI@PLEC
卵が喋った
ある日、スーパーで買い物をしていると、卵が特売で売っていた。
安かったので買った。
この卵は卵かけご飯にでもして食べようか。
アレンジを加えても美味しそうである。
帰るとちょうど夕食時だった。
買った物を冷蔵庫に入れ、夕食の用意に取り掛かる。
……昨日の残り物と卵かけご飯でいいか。
冷蔵庫からタッパーと冷凍ご飯、卵を一つ取り出す。
残り物とご飯をレンジでチンして机に並べる。
「いただきます」
タッパーに入った残り物を胃の中に入れ、卵かけご飯に移る。
私の一番の好物だ。
卵をご飯に割り入れようとする。
「ちょっと待った〜」
何処からか声が聞こえた。
空耳だろう。
もう一度割ろうとする。
「無視をするな!」
……もしかしてこの卵が喋ってる?
「その通りだ、喋っているのは俺だ!」
なんで卵が喋るの?
「人が喋るんだから喋る卵がいてもおかしくないだろ」
いやおかしいと思うけど。
なんちゃって。
「つまらんな」
「……」
「……」
ドッカーン!
隕石が落ちて世界は滅亡した!
おしまい!
卵が喋った OROCHI@PLEC @YAMATANO-OROCHI
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