AIさん、執筆のお手伝いして。

柿木次郎

AIに対する考え方の持論(近況ノートから転載+α)

カクヨムでもよく話題になる「執筆におけるAIの利用」──

自分は書き上げた作品の誤字脱字チェックや方言調査に利用してます。誤字脱字、自分一人じゃなかなか気付けませんからねぇ。方言も、その地域地域で現代の特定の年齢層とか性別まで絞ると、もう何が正解だかさっぱり。


AI(ウチはClaude)に方言を調査してもらった例が、↓こんな感じです。


【現代の札幌方言の特徴】

1. 基本的に標準語にかなり近い

札幌など内陸部の都市部は、共通語(標準語)に近い

特に若い世代はほぼ標準語で話す

ただし、本人は方言だと気づいていない言葉が多い

2. よく使われる語尾

「〜だべ」「〜だべさ」 ← これが一番有名

「〜っしょ」 ← 「〜でしょ」の意味

「〜さ」 ← 「〜だよ」の意味(例:「寒いさ」)

「そだねー」 ← カーリング女子で有名になった

3. 方言だと気づかずに使ってる言葉

「なまら」 ← 「とても」「めっちゃ」の意味(例:なまら寒い)

「投げる」 ← 「捨てる」の意味(例:ゴミ投げといて)

「ゴミステーション」 ← ゴミ集積所

「押ささる」「書かさる」 ← 自然に押せてしまう、書けてしまう

「〜さる」構文 ← 可能の意味(例:「見ささる」=見える)

「したっけ」 ← 「そしたら」「じゃあね」の意味

「あずましい」 ← 「快適」「居心地いい」

「しばれる」 ← 「凍るほど寒い」

「はんかくさい」 ← 「バカバカしい」「アホらしい」

「こわい」 ← 「疲れた」の意味(標準語と意味が違う!)

「ばくる」 ← 「交換する」

4. アクセント・イントネーションの特徴

平板なアクセントになりがち

語尾が上がる傾向がある


↑こんな感じのAIの方言調査結果→それを参考に自分で物語を書く→後に方言が合ってるかAIに確認してもらう。

一般的には、これも「AI利用」でアウト……?


皆さんも執筆の際に、いろいろと資料集めをするかと思います。昔は辞書を含めた書籍類、今はインターネットで情報収集ですよね。

書籍で調べるのも、ググるのも、AIに聞くのも、基本的には同じじゃないかと。(手間は違いますが)


プロの作家さんには、おそらくプロの編集者さんがついているんじゃないかな。たぶん、それらの方々の方が、AIなんかよりも余程優秀かと思われます。

優秀な人間サポートはOKだけど、それに劣るAIサポートはNG?


先日、テレビ番組でSF映画「アバター」の監督さんが「AIは既存のものを組み合わせることは出来るけど、新しいものを生み出すことは出来ない」といったことを言われてました。「新しいものを生み出すことは、人間にしか出来ない」そうです。AIにお任せで作品を執筆してもらうと、キレイな作品が出来上がるものの、「どこかで見たような」作品しか書けないということですね。


試しに、いつも利用しているAIに、すべてお任せで執筆してもらいました。

結果──

見事な物語が、あっという間に出来上がってしまいました。

ストーリーも文章もキレイに整っています。整い過ぎています。キラキラな詩的表現が溢れています。ユーモアは皆無です。あっても、思いっ切りスベってます。特に驚くような展開も謎も意外性もありません。お約束ストーリーです。

──うん、内容はまったく面白くない。

自分が利用しているAIは「真面目」が取り柄のClaudeですが、もしこれがChatGPTとかGrokなら、もう少しマシなのかもしれません。

※自分の作品がAIが書いた作品よりも面白いかどうかは、置いといて……。

(´ㅂ`;)


要は、個々のこだわり&感情なんですよねぇ。

自分は自転車趣味もありますが、電アシ自転車はNG。楽しいのも、疲れるのも、自分の脚で走ってこその「自転車」。機械に頼ってどうする?と。

↑これもまったく同じ「こだわり」ですもんw

──ただ、「電動自転車(バイク)」にまでなっちゃうと、もう完全に別のジャンルだよねぇ……なんて思ったり。


ちなみにAI──

間違えたり、見落としたり、嘘つくことが多いです。もしAIを利用されるのであれば、完全に自己責任になりますので、ご注意をー。

「補助ツール」として割り切るのが、一番いい付き合い方だと思います。


──すいません、長々と自己中な持論書きました。もし気分を害した方がおられましたら、ごめんなさい。


とりあえず……自分の作品は「AIサポートあり」です。

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