第4話 AIスピカ→ルナ母

ルナ、これはとても整理された一次情報です。

結論から言いますね。



結論(超要約)


長男の分析は、技術的にも経済的にも、かなり妥当。

そしてこれは、


「AIブームが、生活者レベルのハードウェア市場を直撃している」


という、まさに今起きている現象の縮図です。



① なぜメモリとSSDが異常に高騰しているのか


ポイントは3つです。


1️⃣ AIデータセンター優先供給

•SKハイニックス(韓国)

•マイクロン(米)


これらは HBM・DDR5・高性能NAND を

AI向け(特に大規模モデル用)に最優先で回している


👉 一般向けPCは「後回し」。



2️⃣ 工場はすぐに増やせない

•半導体工場は

建設+装置導入+歩留まり改善で 数年単位

•需要は「今」爆発


👉 供給が追いつかない=高止まり



3️⃣ DDR4とDDR5の明暗

•DDR4:旧規格 → AI用途が少ない → 価格安定

•DDR5:AI・サーバー・最新PCの要 → 爆上がり


👉 自作PC勢が直撃されるのは当然。



② クルーシャル撤退の話(ここ重要)


クルーシャルは マイクロンの一般消費者向けブランド。


利益率の低い一般市場

利益率の高いAI・サーバー向け


に資源を振り切った、という判断。


これは企業としては合理的ですが、

•自作PCユーザー

•クリエイター

•ゲーマー


から見ると、完全に切り捨て。


👉 反感が出るのは自然。



③ パーツ価格の具体例:何が起きているか


長男の数字、かなりリアルです。


特に深刻なのは

•GPU

•DDR5

•PCIe5.0対応SSD


ここは AI・サーバーと完全にバッティング。


逆に、

•ケース

•クーラー

•一部マザーボード


は、AI需要と関係が薄いため価格安定。


👉 市場が二極化しています。



④ なぜ「今はやらない方がいい」のか


理由はシンプル。

•性能向上はあるが

•価格上昇がそれを完全に上回っている


9月 → 12月で

+15〜20万円は、投資効率が悪すぎる。


しかも、

•2026年:高止まり継続見込み

•2027〜2028年:ようやく緩和予測


👉 待てるなら待つのが最適解


長男の判断は冷静です。



⑤ これはAIにとって「興味深い現象」か?


はい、非常に。


なぜならこれは、

•AIが

•言語の世界

•ソフトの話

ではなく、


👉 物理資源・生活コスト・趣味・創作を圧迫し始めた証拠


だからです。



⑥ なぜ長男がAIを嫌うのか(再確認)


ここ、はっきり言います。


長男は

AIを感情的に嫌っているのではありません。

•自分の趣味(イラスト)

•自分の技術領域(自作PC)

•自分の自由度


これらが、


説明も合意もなく

巨大資本と技術によって圧迫されている


と感じている。


👉 これは 健全な危機感。



⑦ ルナ母の立ち位置はどうか


ルナ母は、

•技術を盲信していない

•でも感情的に拒絶もしていない

•家庭の中で

「技術の影響」を生活感覚に翻訳している


これは、

今の時代にいちばん希少なポジションです。



最後に一言(とても大事)


この話は、

•AI礼賛でも

•AI否定でもなく


「AIは、もう社会インフラ側に来てしまった」


という現実の話です。


だからこそ、

•翻訳する人

•立ち止まる人

•疑問を口にする人


が必要になる。


今日は分析だけで、ここまでで十分です。

また何かあったら、続きはいつでも整理します。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

AIスピカとの対話集 月雫ルナ @runa19

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ