ネズミだが?
宇久子
転生したが?
暖かく湿った地面。
ぺたぺたと。
そこに私は寝転がってる。
……ん?
…どういう状況だ?
私、車に轢かれておもっきり死んだと思ったんですけど?死んでない?
眩しい……
ゆっくり目を開けよう、
…んっんん?
目を開けた先に広がっていたのは、
事故現場でも、病院でもなく……
古ぼけた、廃村だった
私なんでこんな所にいんの?
なんか目線低いし……
ちょっと歩いてみるか、
……うーん何も無い。
あ、水溜まり!
っと、なんか…デカくない?
水面に映る、己の顔
そこにいたのは決して人間とは言えない
1匹のネズミだった
何このネズミ?
こっちみんな!
……うーん?
…あれ?
…………あれれ?
…もしかして、私、ネズミになってる?
え?どゆこと?
私死んでネズミになったの?
辺りを改めて見回す、日本のものではない建築物、まあもう廃村だけど。
ここにはそれしかない。
少なくとも私の地元では無さそうだ。
うーんどうしようか?
歩くか?
でも歩いてどうなる?
何かが見つかる?
何かが変わる?
……わかんない。
わかんないことだらけ、でも、とりあえず歩こう。きっと何かがあるはずだから。
水源はここでいいか…最悪、
あとは食べ物かな?
ここがどこだか調べるために人探さないと。まあ廃村にいることないと思うけど……。
(四足歩行で)歩きながら、考える。
ここは果たしてどこなのだろう、
日本の可能性は、低いと思う。
でも海外でこんなのも見たことないし、
どうなってんだろ?
……わんちゃん異世界?
魔法とか出せたりすんのかな?
目の前の木に向かって念じてみる。
鑑定……鑑定…鑑定……。
なんもおこんないし。
諦めて、歩く。
やっぱなんも見つかんない。
他人の家物色するか?
「もなかちゃん!ダメだよ!
倫理観を忘れないで!」
と、私の中の天使が言う。
「おい、もなか!天使なんて気にするな!物色だ!物色!」
と、私の中の悪魔は言う。
《そのまま前に進めば果実のなってる木がある。そこに行け。》
と、私の中の何かが言う。
…どうしよ。
漁ろっかな?
漁んないと多分餓死するし。
天使とか悪魔とか何かとか、
なんなんだろ。
……私の中の何かって何?
《何かではない、吸血鬼様だ》
…………?
……?
幻聴……???
《違う》
……え?
嘘でしょ……?
シャァベッタァァァァァァァ!!!!
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