第4話『神との契約』

ダークナイツ人事統括部部長のニコライ=ヘルテスの紹介により匿名Aはダークナイツ第二騎士団ロリ管轄班第三部隊へ配属された。


ある日の朝、ダークナイツから支給された真っ黒な携帯端末から連絡が来ていた。


《ダークナイツ/ロリ管轄班匿名A 今夜七時にダークナイツ第五戦闘訓練所に向かえ》


というメッセージとマップが添付されていた。


その夜に指示通り匿名Aは戦闘訓練所へと向かった。


目的地へと着くとそこには匿名Aと同年代に見える少年が立っていた。


「俺は第二騎士団諜報班匿名K、お前の力を試すために来た」


そういうと、匿名Kはドアをパスキーで開け中へ入っていく。


匿名Aもそれに続く。


訓練所の中には銃、剣、槍など多種多様な武器があった。


能力測定室と書かれた部屋で匿名Kは止まり、言った。


「お前、自分の能力に自覚ないらしいな」


「気付いたらこの力が発現した、それに何か問題があるのか?」


はぁ、と匿名Kがため息をついた。


「普通は神と契約することで能力を得るんだ、例外なくな」


しかし匿名Aには神と契約した記憶などない。


神と契約した記憶などないと伝えると、


「なのに何故能力があるのか解明するために『あの人』を呼んだんだよ」


「あの人?」


匿名Kは頷く。


「ダークナイツ第二騎士団ロリ制圧班班長、総部隊長匿名H」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る