情報化社会の行く末

Hiro

序文

 ITの進歩著しい昨今、AIの登場によりその発展速度はさらに加速し、多くの分野でAIが人間に取って代わろうとしている。一般事務に始まり、医療における画像診断、金融業における与信審査、さらには裁判における判例の検索に至るまで、膨大なデータの処理を要する作業はAI の得意とするところだ。現段階においては、依然として人間による入力や確認が必要であるため、必ずしも作業の効率化に繋がっているとは言い難いものの、データ処理における業務全般をAIが担うようになるのも、そう遠い未来の話ではないだろう。

 将棋の世界では、2017年にAIがトップ棋士を破り、大きな話題となった。(将棋ソフト「ボナンザ」が、当時の名人・佐藤天彦に勝利を収めた。)この衝撃的な出来事から、わずか十年弱の間に、AIはさらに飛躍的な発展を遂げている。ChatGPTに代表される対話型AIの進化は、今や人間とAIが対話することさえ可能にした。これをロボットに組み込んだヒューマノイドの開発・研究も進められている。その指数関数的とも言える進歩の速度に、人間社会の対応が追いついていないのが現状である。法整備を含め、人間社会にITをどう組み込んでいくかについての議論も十分に尽くされてはいない。ITの進化を緩やかにすべきではないか、あるいは一時的に抑制すべき段階に来ているのではないかという意見も聞かれる。

 この状況を踏まえ、本稿では「情報化社会の行く末」について考察を進めたい。


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情報化社会の行く末 Hiro @jeanpierrepolnareff

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