第57話

おそらく

当時の同学年である

高2の女の子に比べても

全く遜色なかったはずだ。


母と一緒に

外出している時も

俺の外見や行動を見て


周りの人たちは

普通の女子高生だと

感じていたことだろう。


女装外出の訓練も

女性適応教室と平行して

俺は行なっていた。


まあ

俺の場合は

女装ではないが


性別変更当初は

女装しているような

気分でもあった。


俺の外出訓練は

母がやってくれた。


女性適応教室に

近くのマンションから

一年近く通ったのだが


その往復では

あえて車でなく

母が同伴してくれて

公共交通機関を利用した。


年頃の女の子として

多くの一般人の中で

変な行動をしていないかを

母がチェックしてくれた。


行き帰りの電車内での

スカート着用での座り方。


他にも

食事などの注文は

全て俺にやらせて

母は観察していた。





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