第38話

坊主頭に近い

中1の子なんて

まんま見た目は

色黒の野球少年だった。


小6と中2の子も

当初はパッと見では

男の子に見えた。


しかし

一年が経って

女性適応講座が終わる頃には


俺を含めた

4人とも髪も伸びて

体型も女性らしくなって


どこからどう見ても

女の子になっていたし

元男の子の片鱗は消えていた。


女性適応教室の

講師はカウンセラーで

正木冴子さんという

50代半ばの女性だった。


カウンセラー歴は

30年のベテランで

かなり厳しい方だった。


たとえば

タイツやパンストの

履き方の訓練している時

少しでも不貞腐れていると


ほら!

瑠美菜ちゃん!


ちゃんとやりなさい!


しっかりと

女性としての

常識を身につけておかないと

後で困るのは、あなたですよ!

俺は容赦なく

カウンセラーから

叱責されてしまった。











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