小説読まれたいよぉぉぉぉ!!!以外に言いたいことがない。

妖叙九十

仲間になろうよ、生の声で一緒に嘆こうよ。


 作者のみなさま。

 星も増えずフォロワーもハートも増えない作者のみなさま。

 それ以前にPVが伸びないのだという作者のみなさま。

 そして読者のみなさま。

 次の一文を書き始めるために、読むために、私とみんなで嘆きの合唱をしましょう。


 昨今、読まれるための対策や方法がたくさん語られています。


 星をもらうにはどうすればよいか、

 人気になるにはどうすればよいか、

 ランキングを取るためにはどうすればよいか。


 色々な方法論を読ませていただきました、ありがとうございます。


 だけれど私はいかんせん頭がよろしくない。

 咲いたお花を摘むことなく万年満開といった様相です。


 書いてあることはわかっても、自作への適用や最適化方法がわからないのです。

 取得した情報を即座に最適化して有名になれる方……どれほどいるのだろう。


 私は少数派なのだろうか、と頭を悩ませました。

 同志のみなさまはどうなのでしょう?

 すぐに組み込めましたか? ランキング取っちゃったり? 書籍化しちゃったり? そこまで行っちゃったんですか?

 もうそうしたら同志じゃなくて憧れの先人ですよ、ご助言ほしいよう。


 そうです。

 助けてほしいくらいなのです。


 最適化できない理由はいくつかあります。

 個別事例に適用するには解釈とスキルが必要であること。

 またカクヨムの流行的王道に沿っている作品か独自色が強い作品かで大きく異なる点。

 つまり方法論を読んだ人が理解できるか、と適用できるか、は別のスキルが必要なのです。


 私の言う同志諸君は今もPVが伸びずに、けれど小説を執筆している方々です。


 日夜小説を書きながら、誰にも読まれずに終わるんじゃないかと不安に思っている人。

 あるいは書籍化してマイホームを購入する夢を抱き、燦々と執筆している人。


 私たちは仲間です。

 お前とは違うと思わないでください。

 仲間でいてよ、寂しいから。

 無論、飛び立つ日がくれば大手を振って涙ながらに見送りますけどね。


 具体的な話をしてみるとします。


 PVが伸びてない方、こっちです。集まってください。

 お仲間諸君、私たちのPVが伸びないのはなぜであろうか?


 もうこれは、タイトル・キャッチコピー、あらすじ、タグ、そして要素。

 これらでしょう。


 初動に限って言えば、PVに中身は関係ないはずなのです。

 PVが増えた後に中身、本文が重要になってくるのではないでしょうか?


 つまり、需要からなる期待を煽れるかです。

 様々な手法があることでしょう、キャッチーなタイトル、ジャンル下における差異をはっきりさせるキャッチコピー……?


 いや、そうだけど、そうじゃないと思いませんか?

 そんなのはわかってる、具体的にどうすればいいかわかってないのよ! という話のはず。


 運なのか、投稿の時間帯なのか、夏休みや冬休みを狙う期間が重要なのか、ターゲット層のペルソナが曖昧なのか、それによっても変わってくる。

 完成図に進む要素はわかっても、合わせるのは自力ってことですね。

 それぞれの作品によって、合わせる方向は定まっていても合わせ方は異なるのでしょう。


 でも小難しい話はさておき、読まれたいですよね。

 私は読まれたい。

 読まれて、もうなんでもいいからコメントがほしい。

 どう思ったのか教えてほしい。

 なにが面白くてなにがつまらないのか教えてほしい。


 恐らくやらないだろうけど、討論もしたい。

 これはこうだから必要なんです!

 いやいや違う、単なる冗長で読みづらい!

 そんな応酬もしてみたい。


 評価でもいい、星の数でどう思われたかわかるから。

 とにかく触れられたいのです。


 書籍化もしたい。

 実績もほしい、編集者さんもほしい、自作もっと良いものにしたい。

 著名人みたいになって、今の私のような人たちに夢を与える言葉を投げかけたい。

 結婚して暖かで微かな日が差し込む、静かな一室で小説を書いていたい。結婚したい、愛する人と結婚したい……小説みたいにロマンチックな出会いがしたい。


 面白い小説を書きたい、面白いから執筆したい。


 もう色んな欲求があります、網羅してるかもしれません。


 同志のみなさまはどうなんでしょう?

 どこまであるのでしょう?


 私はみなさまがどう思っているか、まだ知らないのです。

 お友達に小説家もいないし、業界的な関わりも皆無。

 掴めていないのではなく、知らないのです。


 教えてほしいです、

 どんな思いで小説を書いているの?

 楽しいの? 苦しいことはあるの?

 読まれたいの? どうなりたいの?


 同志と私たちは横並びだけれど、距離が遠く遠く離れています。

 距離が近づく前にみんな上に行ってしまう。

 それってやっぱり、口からぽつりと出ちゃうんです。


「寂しい」


 って。


 まとめると、どうしてもわからないことってあるよね。

 読まれたいよね。

 と私は思っているけど、みんな本当はどうなの?

 ってだけです。

 全部私を拡張しただけの過程で、本当のみんなの実態が見えていないのです。


 少し私へ切り口を開いてみましょう。


 現在連載中の自作は本エッセイ執筆時点で、

 ・星6/2人

 ・ハート24

 ・フォロワー4

 ・応援コメント数1

 ・PV44

 ・159,122 文字


 です。

 カクヨムに登録する前に、書きたい小説があったので書き始めてみた次第です。

 私は数年前にも小説を執筆していたことがあり、たしか53万字ほど書きました。

 その時の私は今では考えられないことに、


「別に読まれなくてもいっか! 読みやすいフォーマットとしてサイトに投稿してるだけだし、自分で読みたいだけだから!」


 なんて思っていました。

 本気で思ってました。

 なぜ思えなくなったのか、もうわからないです。

 今回連載している作品は、読者様目線を結構意識しました。

 だからこそ読まれないと辛くて寂しくて、ううーっ。

 だけど読んでくれた人がいて、喜びのううーっ。

 本当に感動したんです、コメント、ハート、星、PVと、

 作品に触れてくれたことに。


 ううーっ、が抑えきれなくて仲間はいないものかとエッセイを書いてしまいました。

 同じ思いを抱えている方、どれくらいいるのでしょうか。

 このエッセイに共感した方がいましたら同盟を結びましょう。

 仲間がいるんだ、と辛い時は踏ん張りませんか?


 上にいる方、こんな時期ありましたか? なかったですか?

 あといっちょ揉んでほしいです。


 読者様、孤独なんだなぁと背中叩いてほしいです。


 同じ立ち位置の方、あなたのことが知りたい。

 だって今は仲間だから。


 と、生の声だけを書き出してみようというエッセイでした。



 最後に現在連載中の小説を紹介させて頂きます。

 良かったら触れてみてください! おねがい!


 https://kakuyomu.jp/works/822139840853062510


 息抜きにエッセイを書くのもいいものですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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小説読まれたいよぉぉぉぉ!!!以外に言いたいことがない。 妖叙九十 @youjocute

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