冬至


冬に聴く夏の青春コンプレックスで温める日比。


取り消したメッセージから香る日々。


夜中の珈琲は

薄くていいから

君の手で。


雪が溶けて、

舌先が刻む鼓動で

花は咲く。


来年度すら来ないぐらいに、

河川敷に集らない花火を

色濃く塗装して。


薄っぺらい

あの言葉が

夏至の思い出になって。


電車を乗っては、

寝過ごして。


自転車に乗っては、

チェーンが外れて。


体力だけが消費される冬至の蜃気楼。

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エアコン 木村玄 @kimumu14

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