懺悔

第1章 退屈


この世界は本当に退屈だ。

いつからだろうか。そう思って生き続けてきたのは。


人や環境がつまらないのだ。

私は死にたい。


これまで生きてきて、夢や希望など、見たことがなかった。

人が自ら断つ理由は、いじめ、家族からの暴力、生きづらさが大半だ。

私は少なくとも、それがないのだ。


皆はあるだろうか。

起床して、一言目が「死にたい」となることが。

別に、いじめられたことや、家族からの暴力を受けたこともない。

友達は多くはないが、多少はいる私なのに、

なぜここまで死に執着があるのか。


第2章 刺激

私は死に興味があるからだ。


理由は一つ。

「退屈」だからである。

この世界や人が、同じような日々を繰り返し、

似たような話をする人々がいるからだ。


私は刺激がほしいのだ。


この退屈な世界は、平和すぎる。

平和であるがゆえの退屈さなのだ。

別に、殺し合いが起こればいいとは思わない。

一日に必ず誰かが死ね、と願っているわけではない。

それでも刺激が足りないのだ。

そして厄介なことに、刺激を得たところで、

私はすぐに飽きるだろう。

それを分かっていながら、刺激を求め続けるだろう。


第3章 悪癖

私の退屈は、死者と同じなのだ。

何のために生きるのか。

なぜ生きているのか。


その問いを、私は考え続けてしまうのだ。


これは私の「悪癖」である。


その悪癖のせいで、

私は生きるのに向いていないのではないかと、

生きることそのものを疑ってしまう。


それでも。

生き続ける限り、

私はこの悪癖と共に歩いて行くしかない。

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懺悔 @jupqej-2qyfsu-Vurnaz

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