いのちのひみつ

みぃ

ひだまりのねこ



ひだまりのなかで

あくびをしている 猫の背中や

雨上がりに いっせいに

背伸びをする 名もなき草たち


​いのちの秘密は

きっと そんなところに 隠れてる

​それは 特別な魔法ではなく

誰にも教えない 宝物でもなく

ただ 「大切にされた記憶」のこと


​あなたが 誰かに投げかけた

優しい言葉の ひとかけらや

見返りも求めず そっと差し出した

手のひらの ぬくもり


​そんな 目に見えない おくりものが

巡り巡って 誰かの呼吸を 支えてる


​悲しいことがあった夜

ふと 胸の奥が あたたかくなるのは

かつて誰かが あなたに手渡した

愛の種火が 燃えているから


​いのちの秘密は

ひとりで抱えるものではなく

誰かと 分け合うたびに

その輝きを 増してゆくもの


​ほら 今日も

あなたのなかの 秘密がひとつ

誰かの 明日を

ほんのり 照らしはじめている

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