命を奪いに来た女アサシン達を返り討ちにして犯し奪い娶る鬼畜理不尽主人公、現代ファンタジー、アサシンハーレム

三流木青二斎無一門

序章


下校中。

ふと背後から声を掛けられる。

振り向くと共に、青年の視界には一人の男が目に入る。

黒い外套を羽織る、冷めた視線を向ける男性だ。

ゆっくりと、丁寧に男は声を口にする。


「我は篭鉄斎、暗殺師である」


名を名乗ると共に男は能力を使役。

暗黒物質を生成し腕に纏う。

黒き金属で形成された籠手が生まれた。

それを構えて、青年に向けて拳を作る。


「屍漆人、貴様の命を貰い受ける」


武士道を重んじる言葉。

しかし、殺意は一級品。

言葉を受けた青年は苛立つ様に舌打ちを行う。


「下校中に、狙うんじゃねぇよ」


冷めた口調と共に学生鞄をその場に捨てる。

前髪を掻き揚げながら、赤い瞳で相手を射殺す視線を向ける。

周囲に散らばる様に、暗黒物質を生み出す。

七つの影が形成されると、戦闘が始まった。




屍漆人の屋敷は大きい。

武家屋敷と呼ばれる和風の高級住宅だ。

其処には、一人の女性が彼の帰りを待つ。

玄関から戸を開ける音と共に。

灰色の髪を靡かせて彼女は出て来る。


「お帰りなさいまし、坊ちゃま」


屋敷の管理にして、屍漆人の専属使用人。

名を、生嶋切之と呼ぶ、妙齢の美女であった。


長髪を靡かせる。

割烹着を着込んだ女中。

彼女の微笑みはしかし、屍漆人の姿で消え失せる。

額に一筋の怪我を生んだ彼の姿。

屍漆人は足を前に出す。

何時もの様に、彼女は靴紐を解き靴を丁寧に脱がした。


「坊ちゃま、そのお怪我は」


心配する彼女の言葉に、もう片方の足を出す。

靴を脱がして貰うと、屍漆人は告げた。


「敵だ、面倒だが、殺した、その時に傷を受けた」


敵に命を狙われた。

それにしては、落ち着いた口調だった。

疲弊を拭う様に、屍漆人は彼女の身体に手を伸ばす。

割烹着の隙間、白のタートルネックシャツの奥に蓄える豊満な乳肉。

服の内側は彼女の体温で程好く熱を取り込み、掌が胸部を揉みしだくと、か細い声が漏れる。


「坊ちゃま、お待ち下さいまし、今、お布団をお敷き致しますので……」


決して。

肉を求める行為を諭している訳では無い。

ただ、冷たい外気が漂う玄関口では風邪をひいてしまう可能性がある。

その様に、生嶋切之は屍漆人の体調を案じての提案だったのだが。

不満そうな表情、冷めた視線を浮かべる屍漆人。


「お前は、何だ?」


その言葉に、生嶋切之は興奮を覚えた。

主従関係を徹底的に刷り込まされた生嶋切之は三つ指を丁寧に揃えて膝を落とし、土下座の様に頭を下げた。


「私は、坊ちゃまに尽し、全てを捧げる卑しい女に御座います、この身を捧げる事こそ最大の悦び、私は、坊ちゃまの便女でございます」


身も心も全てを捧げた、その言葉に嘘偽りは無かった。





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