第24話
――余白
夜。
芽衣子は、
イヤホンを外したまま、
閉じたスケッチブックを見つめていた。
雪は、
スマホを伏せ、
天井を見上げている。
七星は、
窓を開けて、
夜風を入れた。
三人とも、
作楪の過去を知らない。
でも、
自分の中に残った言葉が、
嘘じゃないことだけは、
わかっている。
——スケッチブックは、
描かれなかったページがあってこそ、
物語になる。
色が混ざりきらなかった場所。
線が止まったままの余白。
そこに、
確かに、
青春はあった。
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