地獄耳と耳年増
ムーゴット
小学生の疑問
「ねぇねぇ
「勉強のことなら
あたしの成績は
「あー、でもきっと女の子の方がよく知ってるかもと思って。」
少し離れたところから大きな声が返ってきた。
「じゃあ、
、、、えーっと、地獄耳ってこういう使い方でよかったっけ。
「
「お前は、またそんなことも知らないのぉぉぉ!ってバカにするだろ?」
「しないから、
「
「約束する。」
言い切った後、
あたしの方に振り返ってウィンクしたよぉ。
「なーぁに? 何の騒ぎ?」
「どーした? 自転車、調子悪いのか?」
「大丈夫?」
結局、小学6年生仲良し6人全員揃った。
サイクリングの途中の休憩タイムに、
「昨日、
飲み物を、ブーー!って吹き出すぐらい大ウケして。
でも、俺、意味わかんなくて、
『そのうちわかるよ、大人になったらネ』
って、
だから、
「
「そんなこと言ってないよ、ラブリーはるこさまぁ!」
「わかった、わかった、みんなで考えよう。
さすが、元学級委員の
「あのね、昔むかし、あるところに、
サンタを信じているような心が綺麗な女の子がいました。」
「何でそこで
「見てねーし!」
「わかった! 続けて。」
「、、、その女の子が、ある日、神様に尋ねました。
『神様、赤ちゃんはどうやって、やって来るの?』
神様は答えました。
『それはね、ゴムに穴が
、、、。」
「それだけ?」
「それだけ。」
「これでおしまい?」
「これでおしまい。」
「ぁれ、」
他の4人はキョトンとしているのに。
「
超々前ノメリな
「やめて、それセクハラ!」
「どーしてぇ!?何が何だかわかんねー。
セクハラって、何なんだよぉぉぉ?」
「自分で勉強しな!」
「
「
「、、、ヤバそうな話、っていうのは
「そのうちわかる、って
そのうちわかるなら、それでいいよ。」
「ダメだよ! そのうちでは!!」
「ちゃんと調べて、ちゃんと勉強して。
困るのは女の子の方なんだからね。」
「どうして困るの?」
「だから、セクハラ!!!!
自分で考えて!」
「後からね。
女子がいないところでね。」
あたしも
「後から教えて。
男子がいないところで。」
「私も教えて。」
あたしよりも大人なんだな。
耳年増ってヤツかな。
えーっと、使い方、これであっているっけ。
地獄耳と耳年増 ムーゴット @moogot
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます