面白いが惜しい作品。特に主人公が…
- ★ Good!
基本的には面白く読めるが、主人公があまりに他人を蔑ろにしているのが気になった。
いくら自分の中では将来くっつく相手がいる女性だからって、今の彼女らの気持ちを全部蔑ろにしているのは気分が良くない。
何を言おうとしようと頑なに「はいはいどうせお前の好みは〇〇なんだろ」と否定するような態度は人格否定に一歩足を突っ込んでいるように感じる。
ここまで来たら女性の幸せのためにも本当にしっかりと他の男とくっついて、きちんと幸せになってほしいと思ってしまうくらいだった。
あと個人的には悪役令嬢の件はイマイチに感じた。
ここまで狂った感情を寄せるほど強い気持ちの持ち主が、彼女の行動一つで折れてしまい、本当に「金持ちが好き」「強いやつが好き」に流れてしまうのでは、それなりに心変わりする傾向のある浮ついた属性が「狂愛」の持ち主につくことになってしまい、キャラ立ちに影響しすぎる様に感じる。
これを描きたいのならば、もっと徹底的に丁寧に追い込んで、心をしっかりと折る、いや、壊すところまで描写してくれないと納得感が薄いように思った。