第22話、魔法使いは憂鬱
魔法使いと氷の魔王と雪の王女(スノー王国)
魔法使いは憂鬱(22)
魔法の世界も冬
寒い雪の季節、、魔法の世界も冬らしい
拓実は暑がりで寒がりでもある、、こんな日は自分の部屋で一日を過ごしている
「もう、嫌だ、、寒いのも暑いのも大嫌いもっとほんのり暖かいとか、涼しいとかそんな季節だけで良いのに」
「魔法の世界も冬とか有るらしいそんな季節魔法で消してしまえば良いのに」
この様に勝手な事を言っている拓実は魔法使いである、、
しかし、自分達の世界では魔法は使えない
平凡で普通のサラリーマンだ、
ウオーカに「俺達の世界に魔法はいらない」
と言ったから、魔法秘伝書にそう書かれて魔法は使えなくなった、、、
でも魔法の世界に行くと魔法は使える、、
拓実は賢者とも呼ばれる魔法使いなのだ、、、
帝国クラウドの怪物騒ぎを解決したが、、
魔法の世界は次から次へと問題が起こる
拓実達が休める日が来るのか、、、
「確かウオーカがたまにはウィザード王国に、遊びで来ればいいと言っていたな、
いつも依頼や事件に、巻き込まれてばかりだから、、、俺ってトラブル体質なの、、、」
その時、、、
拓実の魔導倶のリングが光った、、、
「拓実、拓実、聞こえるか、、、」
「聞こえていますよ、、何ですか、、」
「冷たいな、、依頼じゃないぞ、、
この間たまには遊びで来ればいいと言っただろう、、、」
「今ウィザード王国は雪のお祭りじゃ王都も華やかだぞアイラさん達も呼んでいるから来ないか、、」
「ああ、わかったよ、、美幸達は喜ぶと思うからすぐに行くよ、、、」
拓実が連絡すると、、、
すぐに、美幸達は拓実の部屋に来た
「雪祭りなのよね、楽しみだわ、、アイラ達も来るのね、、、」
「本当に魔法の世界もお祭りがあるのね、」
「俺も楽しみだな、、、多摩美、寒いらしいぜ、、、」
「大丈夫、変化の魔法でどんな格好にもなれるのよ、、、その魔法使えないカズトはどうするの、、」
「、、、そうなの」
「カズトさん、拓実さんに頼めばいいのよ」
「美幸、もう行くよ、、、魔法を掛けて、」
「異世界転移魔法、、、」
部屋の中が霧の様に白くなって、静電気の弾ける様なパチパチと音がなり、白い渦を抜けるとウィザード王国王宮広間の空間が歪み、異空間から拓実達が現れた、、、
「ミユキ、、遅い~、、待っていたわ」
そこにはアイラ、クララ、ミューの3人がもういた、、
「ごめんね、これでも私達も急いで来たのよ、、」
「いいの、、冗談よ、、、実は私達も、今着いたばかりなの、、、私達の国は南の方だから雪はあまり降らないのよ、雪祭りなんてないわ、、」
「ご主人たま、、ユキだよ白くて冷たいの、、ヒエンのいたところは暖かいからユキなんてないよ、、」
「そうだな、、、ヒエン、、雪、好きか」
「うん、、美味しそうだよ、、お店も美味しそうなモノ、たくさんあったよ」
「後で買ってあげるからな、、」
「うん」
「あ、、タマミ、、ユキだよ、ユキだよ、、ユキ知ってる」
「もう、、うるさいな、、知ってるわ」
「ミール、シンとマリンは、、」
「ええ、サファイア王国も雪祭りをやっているの、だからサファイア王国に行ってるわ
マリン、かなり怒っていたわ、、」
しばらくして、、拓実達は、、、
全員で王都の雪祭りに向かった、、
大勢の人で賑わっている、、
「今日は好きな物何でも買っていいぞ」「えっ、、ウオーカさん、私達も、いいの、、」
「ああ、、全員だ」
多摩美とヒエンはもうお店を色々と見ている、、
「美幸、、欲しい物は、ないのか」
「ええ、みんなを見てるだけで楽しいわ」
「クララ、これ、温かい飲み物、体が暖かくなるよ」
「、、カズトさん、ありがとう」
多摩美とヒエンは食べ物をたくさん買っている、、、
アイラとミューも美味しそうな物を買って美幸に1つ渡した
「アイラ、ミューありがとう、、」
1人でぽつんと立っているミールを見て拓実が話しかけた、、、
「ミール、は何も食べないの」
「うん、、最近少し太ったから、いいの」
「えっ、、ミールは綺麗だし、全然細いよ」
「えっ、、拓実さん、ありがとう、、嬉しいわ、、そんな言葉、最近聞かないから」
全員、満足して王宮に帰った、、、
帝国クラウドの王様の依頼
王宮広間でくつろいでいると、、
王様が広間に来て、、、
「ウオーカ、、いいか、、また帝国クラウドの王様から依頼が来たぞ」
「本当に、多いな、、今度はどんな依頼だ」
「スノー王国で怪物騒ぎが起きて、帝国クラウドに依頼が来たみたいだぞ、、帝国クラウドも別の件で魔法使い達が大勢、出ているそうだ」
「それでウィザードを頼ったわけだ」
「ウオーカ、スノー王国って」
「ああ、北の、雪深い国だ」
「えっ、寒いの、、嫌だわ、、」
「多摩美、変化の魔法で厚着すればいいだろう」
「バカね、カズト、女の子は見た目も気にするのよ」
「だから、タマミ、カバって何」
「お前、、まだ言ってる、、うるさいな」
「ねえ、アイラ達も行くでしょう」
「行ってもいいの、ウオーカさん」
「ああ、大歓迎だぞ、、」
「そうだな、帝国クラウドも全てお任せすると言っているし、お願い出来ますかな、、」
ウオーカは準備のため立った、、
「ミール、準備するぞ、、」
「ええ、、マリンがいないだけでも良かったわ」
「寒いのか、、、、俺も嫌だな」
ウィザード王国王宮広場の飛行船の前
「さあ、拓実、準備は済んだぞ、、行くか」
全員飛行船に乗り込んだ、、、
「おお、、飛行船はずいぶん暖かいな~」
「本当~、暖かいわ、火は使ってないよね」
「飛行船の機能で自動で気温を調整する様になっているんだ」
「拓実、、何を言っているかわからないがいいぞ、、、この暖かさ、、」
「そうね、、女の子は寒いの、苦手だから」
「さてと、スノー王国、、これでいい、後は自動で、、もう夜だから普通に飛ぶか」
飛行船の広間で夕食を済ませ、全員、くつろいでいる、
「カズト、、もう寝るぞ」けっこうお酒を飲んだウオーカ達は部屋に向かった
「明日の朝には、スノー王国に着くはずだ」
「さあ、明日早いわ、寝るわよ、、」
全員、各自の部屋で寝る事にした
最果て北の国、、、
次の日の朝、、飛行船はスノー王国近くの上空で、止まった、、、
「拓実、、着いたみたいだぞ、、飛行船どこに着陸させる」
「あの森が良さそうだ、、あそこの広い場所に着陸しよう」
飛行船から降りると、、、「本当に雪と氷の世界だな」、、、
「ブリザード王国よりも寒いわ」
「ねえ、美幸、みんな来て、私が変化の魔法で洋服暖かくて、おしゃれな感じにするわ」
多摩美は女の子全員に変化の魔法を掛けた
「えっ、可愛いいこんな服見たことないわ」アイラとミューは嬉しそうだ、、、
「えっ恥ずかしい、、似合っているかしら」
「ミールさんも、クララも似合っているよ、、可愛いいよ、さすが多摩美、モデルやっているからセンスあるな」
カズトはみんなの写メを撮った、、
「カズトさんが、、、カワイイって、、うれしい」クララは顔が赤くなった、、、
「美幸、、かわいい、、、よ」
「拓実さん、、ありがとう、、嬉しいわ、」
「ご主人たま、、ヒエンは、カワイイ」
「ああ、ヒエン、カワイイぞ」
「多摩美、、もういいか、、、拓実、スノー王国に行くぞ、、確か帝国クラウドの王様は、ルビー王女を訪ねてくれと言っていたらしいぞ、、」
拓実は全員に瞬間移動魔法を掛けた
スノー王国の門の前に拓実達は現れた
「門番さん、、帝国クラウドの王様の依頼で来た、ウィザード王国魔法使いウオーカと言います、、ルビー王女にお会いしたい」
門番の1人が王宮に急いで行った
門が開けられ、ウオーカ達は王都に入った
「凄いな、王都も雪景色だぞ、、店もみんな閉じているし」
「何か期待外れだわ」
しばらくして王宮から使者が迎えに来た
拓実達は王宮に案内された、
王宮広間に王様達がいた、、
王様に挨拶をすると、、、しばらくして
王様が後はルビーに聞いてくれと言った、、
部屋の角に髪の毛がプラチナの雪の様に白いとてもきれいな女性がいた、
「ほう、これは、本当にお美しい、、まるで女神様のようだ」
「本当だわ、、こんな綺麗な人見たことないわ、細いし、、、いいな、、」
「私は、モデルだし、負けていないわよ」
「本当、、コスプレじゃないけど、雪の王女って感じだ」
カズトはこっそり写メを撮った
雪の王女
拓実達は王様達にあいさつを済まし
ルビー王女に案内され別の部屋へ向かった
「初めまして、、みな様、、、このスノー王国の王女ルビーと言います、、すみません、こんな辺境の国に来ていただいて、、この国は攻撃魔法使いがあまりいないので困っています」
「それはともかく、ワシ達に現状を教えていただけますかな、、」
「ええ、、一人目の怪物と言うのが魔界の氷の女神ヘル、、、二人目が、氷の魔王シド」
「えっ二人、同時ですか、、、仲間なのか」
「でも、、氷の魔王シドは、、何かおかしいの、、現れただけで、、何もしていないわ」
「問題は氷の女神ヘルのほうだわ、、もう犠牲者が何人も出ているわ」
「生きているかわからないけど凍っている、壊れるといけないから地下で保管してるわ」
「拓実、ブリザード王国の時と同じよ、妖精女王ラン様の魔法で解決するんじゃない」
「多摩美、よく覚えていたな」
「カズト、、あんたと一緒にしないで、、、」
「ルビー王女、、拓実なら凍った人を助ける事が出来るぞ」
「えっ、そんな事、出来るのですか、、、」
「ありがたいわ、、よろしくお願いいたします、、、」
ルビー王女に案内されて王宮地下に向かった
そこには十数人の凍った人々が保管されていた、、
「あの~、本当に生きているかわからない人々を助ける事が出来るの、、」
「ええ、生きていますよ、魔法で眠らされて、いるだけですから、、、」
「先ほど心眼の聖霊の魔法で調べましたから」
「えっ、いつのまに」
拓実は召喚魔法、妖精女王ランを念じた
「うそ、、、無詠唱なの、、」
地下の部屋に眩し位の光が広がりその中心に妖精女王ランが現れた、、
「拓実さん、、、どんなご用なの」
「ラン様、、この凍った人達を、元に戻して下さい」
妖精女王ランが魔法を唱えると、、、
光の欠片が凍っている、人々の間に広がった
次の瞬間、氷が溶けて人々は床に倒れた
倒れた人々に光の欠片が触れると、人々は起き上がり何事もなかった様に話をしている
1人の男が、、、
「ルビー王女様が私達を、助けてくれたぞ」人々は歓声を上げた
「えっ、私じゃない、、」
「そうだ、ルビー様があなたが、みんなを魔法で助けたのだ、、」
「ありがとう、ありがとう、さすがルビー王女様だ、、、」
近衛兵に案内され人々は家に帰った、、
「タクミさんどうして、あなたが助けたのに何で私が魔法をかけたなんて、、」
「いや、王女様が助けたとしたほうがこの国の人々にとってはいい、」
「私は雪の魔法しか使えないわ、何にも役に立たない魔法よ、、、」
「本当に、、雪の王女みたいだぞ、、」
怪物氷の女神ヘル
「タクミ様、、先ほどはありがとうございます、、みな様もお疲れでしょう、お部屋を用意しました、ゆっくり休んでください」
拓実達はそれぞれの部屋に案内された
しばらくして、、、
「拓実さん、いいかしら、、夕食の用意が出来たそうよ、、」
「ああ、、美幸、行くよ、、、」
みんなで夕食を食べると、拓実は部屋に戻った
「魔界の氷の女神ヘルか、、どんな怪物なんだ、、」
拓実はまた魔法秘伝書を見て、どの魔法を使って戦うか考えた
夜中、、ウオーカが拓実の部屋をノックした
「拓実、起きろ、、王宮が騒がしいぞ」
「、、、どうしたんだ、、こんな夜中に」
「みんな、あわただしくしている、、」
「とにかく、広間に集合するぞ」
広間にはミール達も集まって来た
「何事なの、、もう~眠いわ」
「拓実、、今そこらの近衛兵に聞いたら王都にまたあの怪物氷の女神ヘルが、現れたらしいぞ、王都で爆発音がたくさんしたらしい
王宮の魔法使い達が応戦している、、、ワシ達も行くぞ、、、」
拓実は王都のたくさんの魔力が渦巻いている場所に全員を瞬間移動させた、、
王宮魔法使い達の後ろに拓実達は現れた
「ルビー王女、、」
「あっ、、ウオーカさん」
「あれが氷の女神ヘルですか」
「ええ、、うかつに近付くと全て凍るわ」
そこには上半身は女性で下半身は大蛇の様な怪物がいた、、、
「しかし凄い魔力だ、、近くにいるだけで
倒れそうなくらい」
氷の女神ヘルの周りには、凍りついた魔法使い4~5人がいた
「拓実、どうする、凄い魔力だぞ、、、あの魔法使い達も助けないと、砕かれたら助ける事が出来ないぞ」
「ウオーカ、俺が妖精女王ランの魔法を使うから、元に戻ったら瞬間移動してくれ」
「ミールさん、魔法使い達が瞬間移動したら結界を張ってください」
「わかったわ」
「ルビー王女、、魔法使い達に攻撃させないで、氷の女神ヘルを刺激しないでください」
拓実は妖精女王ランの召喚魔法を掛けようとした瞬間、、、
拓実の大きな魔力を感じた、氷の女神ヘルが拓実より早く、魔法を唱えた、、
次の瞬間、拓実は消えた、、
「おい、、拓実、拓実、、、」
「拓実さん、、、どこに行ったの、、」
「美幸、、拓実さんは、、、」
「わからない、、魔力波動も、消えたわ」
「まずい、、ミール結界を」
「はい、、みんな、いいわね、、」
ミール達は結界を張った、、、
「拓実さん、無しで、戦えるの、、ねえ、、美幸、、」
氷の女神ヘルが、氷の刃、雷撃、魔法を唱えた
「おい、普通の魔法じゃないぞ、合成魔法だ、雷撃の魔法も含まれてるぞ」
結界がガタガタと揺れた
「あいつにワシ達の魔法が通じるのか」
氷の女神ヘルが、巨大な魔力の氷の槍を、結界に向かって放った、、
「まずい、、まずい、、」
すると、、結界の前に大きな男が現れ、分厚い氷のシールドを張った
氷のシールドの前で大爆発が起きた
「ルビー王女、あれは、、」
「氷の魔王シドだわ、、でも、、なぜ私達を、助けたの」
氷の魔王シドは氷の渦の移動魔法を唱えた、氷の渦が2人を呑み込んだ
すると、氷の女神ヘルと氷の魔王シド、2人共に消えた、、、
「えっ、いなくなったの、、」
「ルビー王女、、どういう事だ、、氷の魔王シドは、味方なのか、、」
「私も、、、わからないわ、、、なぜ、」
「あっ、、拓実さん、は、、どこなの」
「ワシも、、拓実の魔力波動を探せないぞ」
「ご主人たま、、どこらの~」
「拓実のバカ、、何してるの~」
「えっ、、ご主人たまが、カバなの、、」
「拓実の事だから大丈夫だと思うが」
凍った魔法使い達はまた王宮の地下に運び
ウオーカ達は王宮に帰ることにした
その頃、、拓実は、結界の遺跡様なところにいた、、、
「いや、、油断したな、、脱出しようと魔力を上げたら氷の女神ヘルの魔力が消えたのがわかったぞ、、、まああぶなくないから、あわてなくてもいいや、、」
「ところでここはどこなんだ、、嫌な凄い魔力だな、、俺も3割程度魔力を上げれば簡単に出れると思うが、、ちょうどいい少し調べるか」
拓実は色々と調べた、
「俺以外に閉じ込められた奴がいたのか、死んだ気配がないって事はそいつも脱出出来たんだ、、凄い魔力の持ち主だな、、何か書いてあるぞ、なんだ、脱出するのに3日も掛かったのか」
拓実は全ての部屋を見てまわった、
「おお、この部屋、宝物庫じゃないか凄いお宝や、色んな魔道具が、有るぞ、この魔道具を使って脱出したのか、こんなお宝残して、あっ、そうか、こんなに持てない、、空間保存の魔法が使えないと」
「でも、中には呪われた物もあるな」
「さてと、けっこう調べるのに時間がかかったな、、、みんなが心配すると、いけないから戻るか、、」
「魔力を少し上げて、、美幸の魔力波動はと、、あっ、いた、、よし、光の瞬間移動魔法、、、」
拓実は王宮広間にいた美幸の前に現れた、
「拓実さん、、、、無事だったの、、もう心配したんだから、、」
「ご主人たま、、ヒエン、、心配したよ
あいつぶっ飛ばそうとしたら変なやつが現れたよ、、、」
「拓実、何やっているのよ、、あんな奴に、、、」
「ああ、、、何かの遺跡の様なところに飛ばされた結界もあって、、油断したよ」
「拓実、、魔力波動も探せなかったぞ、、よくそんなところから、帰って来れたな」
「えっ、みんなの魔力はわかっていたし、氷の女神ヘルの魔力が消えたから、急いで戻らなくてもいいと思って、その、遺跡を色々調べていたから、遅くなった」
「拓実、まったく、のんきだから、、私達、危なかったのよ、、あの、氷の魔王シドが助けてくれたからいいけど、、」
「そうよ、、みんな、タクミさん、がいなくなってどうすればいいのと思ったのよ」
「タマミさんが言ったように氷の魔王シドが助けてくれたから、、、」
「えっ、、氷の魔王シドは、味方なのか」
「それは、まだ、わからないわ、、」
氷におおわれた国
「拓実、また出た犠牲者を地下に運んであるぞ、、また後で元に戻さないと、、奴が暴れて王都の半分程が凍っているぞ、それも含めて戻さないと」
「広範囲なんだ、、、じゃあ美幸合成魔法で王都全体に掛ければ地下の魔法使い達も元に戻る」
そこに、ルビー王女が来た
「タクミさん、、ご無事でしたか」、、「あっ、、すみません、ご心配掛けて」
「ルビー王女、拓実の魔法でこれから王都全体に魔法を掛けて氷の女神ヘルの被害を元に戻します」
「えっ、、そんな広範囲の魔法があるのでですか、、、」
「凍ってしまった者達も、凍った建物も元に戻さないと、、、」
「美幸、いいか、、」
美幸と拓実は王宮のバルコニーから雪がちらついている王都全体を見て、
魔法を念じた
「召喚魔法、妖精女王ラン」、、、、「聖なる魔法」
スノー王国上空が眩しい位輝き光の渦の中心に黄金に輝く妖精女王ランが現れた
拓実は願いを伝えた、、、
妖精女王ランが魔法を唱えると大きな光の欠片が王国全体に降り注いだ、、、
凍っていた建物が元に戻った、しかし被害は大きく建物は壊れたままだ、、、
王宮地下の魔法使い達も元に戻った
建物から人々が出て来て、歓声を上げた
「やっと家から出られたぞ、、、」
「タクミ様、ミユキ様、ありがとうございます」ルビー王女がお礼を言った
「いえ、、まだ、氷の女神ヘルを倒さないと終わりじゃないから」
「ウオーカさん、少し気になる事が、、
実は私のお兄様が2週間前から行方がわからないのです、捜索隊が探しましたが見つからなかったわ、あの、氷の魔王シドがどうもお兄様と魔力波動が似ている気がして」
「でも、どうして、、あんな格好を、、それに記憶がないのかしら、、私達を、見ても何の反応もしないわ、、、」
「拓実、、どうだ、、確認する事は出来るか、、あと、元に戻す事も」
「大丈夫だけど、、、たぶんその人知っていると思うよ、俺と同じ遺跡の結界に飛ばされた可能性がある、、あと、呪いの魔道具を使っているから変化して記憶がない、、でも、魔力がかなりあるから体が勝手に動くそれでみんなを守ったのか、、、」
「ルビー王女、、氷の魔王シドは、たぶん、あなたのお兄さんだと思うよ」
合成魔法の進化最高位魔法
その、日は何事も起こらなかった
夕食を済ますと拓実は部屋から月夜の
スノー王国を見ていた、、
「月夜に雪の国凄くきれいだな、、、おとぎの国みたいだ」
拓実の部屋に美幸が来た
「拓実さん、外を見てるの、、」
「ああ、、美幸とてもきれいだよ月夜の雪」「本当に、、きれいね」
「拓実さん、今日は本当に心配したんだから、、拓実さん、なら大丈夫と思ったけど」
「ああ、、ごめん、、もう心配掛けないから、、、」
その日の夜は何事もなく終わった、、、
次の日の朝また騒がしくなった、、
「拓実、、どうやらスノー王国の近くで氷の女神ヘルと氷の魔王シドが戦っているらしい、、ワシ達も行くぞ」
王国の正門の前には魔法使いや戦士達が警戒体制をしていた
「ミール、氷の女神ヘルが、侵入出来ない様に全員でスノー王国全体に結界を張ってくれ、、、」
「はい、お父様、、、」
氷の魔王シドは、防戦するだけで、氷の女神ヘルに一方的に攻められていた、、、
「拓実、、あいつじゃあ無理だぞ、、魔力が違う、やられるぞ、、、」
氷の魔王シドは、魔力がなくなったのかその場に座り込んだ、、
氷の女神ヘルが、氷の刃の魔法を、氷の魔王シドに放った
拓実は光の結界の魔法を氷の魔王シドに掛けた、、、
氷の女神ヘルの魔法の衝撃で氷の魔王シドは気を失った
「拓実、カズト、氷の女神ヘルを倒すぞ」
「ルビー王女、、ここはワシ達に任せてもらえますか」
「ええ、この国は攻撃魔法が使える魔法使いはほとんどいないわ、、戦士では役にたたないし、、お願いいたします」
拓実達は結界の外に出た
「何回見ても気味悪い怪物だな」
「拓実、、、今度は油断するなよ」
「ああ、大丈夫だ」
「カズト、、光の弓で攻撃するぞ」
ウオーカとカズトは光の矢を放った
光の矢は氷の女神ヘルに直撃したが、全然効いていない
拓実は雷撃を放った、、やはり効かない
「カズト、、今度は灼熱の炎だ」
「灼熱の炎の魔法」を放った、、
氷の女神ヘルは少し後退りをした
「奴は、、氷の化け物だ、火には弱いみたいだ、、、でも、この程度の魔法じゃダメだな」
氷の女神ヘルが、魔力を上げて、拓実達に
巨大な氷の刃を放った
拓実は神聖のシールドの魔法を念じた
氷の刃は爆発音をたてて消えた
「拓実の防御魔法は本当に無敵じゃな、、あんな凄い魔法が無効になる」
拓実が何か考えている
「拓実、、戦の最中だぞ、油断するなよ、また瞬間移動魔法で飛ばされるぞ」
「ああ、大丈夫、シールドが、あるし、魔力少し上げているから」、、
「えっ、少しか、、、まあ、今の拓実が魔力全開にしたらこの国が消滅しかねないからな、、」
「ウオーカ、灼熱の炎だよ、、あの怪物の弱点、、」
「でも、、あの程度の魔法じゃ倒れそうにないぞ」
「いるじゃないか1人、凄い火の魔法の使い手が近くに」
「あっ、、ヒエンだ、、そうか、ヒエンの魔力だったら」
「俺がヒエンと合成魔法を使う」
拓実は空間魔法でヒエンと話した
ヒエンはすぐに、拓実の元に来た
「ご主人たま、、ヒエン何すればいいの、あいつ、ぶっ飛ばせばいいの」
「ヒエン、、あいつに灼熱の炎を放って」
「火竜になるの、か」
「大丈夫、そのままでいいよ、俺が、魔法で補助するから」
ヒエンは灼熱の炎を唱えた、、
拓実はヒエン肩に手を乗せて、、
魔力を少し上げたそれだけで大地が震えた、そして神聖の基本魔法を念じた、
「神聖、灼熱の炎の魔法」が、放たれた
巨大な炎が、氷の女神ヘルを襲った氷の女神ヘルは叫び苦しんでいる、、
さらに激しい炎が氷の女神ヘルを包んだ、
氷の女神ヘルは燃え尽きて灰になって消えてしまった、、、
辺りは、静かになった、、
次の瞬間スノー王国の方から、、人々の歓声が上がった
「やったな、、拓実、、ヒエン凄いぞ」
「ご主人たま、ヒエン、えらい、の」
「ああ、大活躍だよ、、偉いぞ」
結界を解いて、、みんなが駆けつけた、、
「あっ、タマミ、、見てた、ヒエンの魔法、タマミ、タマミ、」
「、、、うるさいな、、見てたわ、、」
「ヒエンちゃん、、大活躍ね」
ミューとクララが、言った
氷の魔王シドの呪い解除
「タクミさん、ありがとうございます、この国を救っていただいて、、、」
「ルビー王女、、あの氷の魔王シド、いや、お兄さんを元に戻しましょう」
「ミールさん、俺が、呪いの解除魔法をあの氷の魔王シドに掛けるから、すぐに回復魔法を掛けてください」
「うわ、、あの魔法か、、」
ウオーカとカズトは後退りをした
「ルビー王女、、お兄さんを元に戻すためじゃが、、痛いぞ、あの魔法」
拓実は魔界の言霊の召喚魔法を念じた
異空間から、弱々しい老人が現れた
「えっ、、あれが、呪いの解除魔法なの」
「ルビー王女、見た目と違って最高位の解除魔法なのよ」
老人が魔王シドの前に来ると、、
「ほう、これもまた、強い呪いじゃな、、よし鈴二つじゃな、、、」
そう言と、二つの鈴を揺らした
氷の魔王シドは、痛みに悶え苦しみ、、次の瞬間に気絶した、、
「呪いは解けましたぞ、、拓実様」
老人は異空間に消えた
氷の魔王シドが、光に包まれ次の瞬間、若い男性に変わった、、ミールが駆け寄り回復魔法を掛けた、、
「痛い、、えっ、ここはどこだ、、」
ルビー王女が倒れている男性の元に駆け寄り
「、、お兄様、、ヒスイ兄様」
「えっ、ルビーじゃないか、、ここはスノー王国なのか」
「そうよ、、、ずっーと行方がわからなかったのよ、」
「確か、、氷の女神ヘルと森で遭遇して、、この国に被害が起こるとまずいと思い、戦ったが、遺跡の様な、場所に飛ばされた、そこで魔道具の様な物を見つけて、、、その後の記憶がない、、、」
「お兄様は呪われていたけど、、氷の魔王シドとしてこの国を救ってくれたわ」
「ウィザード王国の方達が氷の女神ヘルを倒してくれたわ、、それにお兄様の呪いも解除したのよ」
ヒスイ王子はウオーカ達に、、、
「本当にありがとうございます、、私もこの国も救っていただいて」
スノー王国の人々は歓声を上げた
聖女のクリスマスプレゼント
「王都は被害があったけど、タクミ様とミユキ様お陰で凍付いた物はなくなったわ、、、壊された建物はまた時間を掛けて直せばいい」
「ごめん、、ルビー、そんな被害があったなんて、、」
「お兄様は、記憶がないんだもの、しょうがないわ」
「これじゃあ今年は雪まつりは中止ね」
すると、美幸が、、、
「あの、、ルビー王女、、壊された建物元に戻しましょう、、雪まつりがやれる様に」
「ありがとう、ミユキさん、でも、今年は間に合わないわ、、」
「ルビー王女、違うのよ、、ミユキが魔法でプレゼントするから、、驚くわよ」
「えっ、アイラさん、魔法で、、何をするの」
美幸がスノー王国を見て、魔法を念じた
「聖なる神の無限造形魔法」、、
「えっ、無詠唱なの」
美幸の後ろに輝く紋章が現れた、、、
美幸の体が光り輝き浮くと、、、
スノー王国の上空にオーロラに似た七色の光りがスノー王国全体を照らし、、、
壊れた建物の時間だけが逆戻りするように新しく元に戻った
スノー王国の人々はこの光景を声も出ないほど驚いて見ていた、、
「えっ、これはどういう事なの、ミユキさん、あなた、、何者、、」
「ねぇ、ルビー王女、驚いたでしょう、ミユキは聖女なのよ、今のは聖なる魔法なのよ浄化の魔法も掛かっているから悪い魔物などは現れないわ」
「聖女、、、そうね、この魔法見たら、、信じるわ」
スノー王国の人々は、、、
「聖女様が我々にプレゼントしてくれたぞ、王都はきれいになった、、今年も雪まつりができるぞ、、、」
スノー王国の人々はさっそく雪まつりの準備をしたお昼にはたくさんのお店が開店した
雪のお祭りと雪の王女
拓実達は王宮広間でくつろいでいた
「ねぇ、、拓実、、雪祭り行こうよ」
「えっ、、なんで、、多摩美、、」
「アイラ達も、、行きたいよね、、」
「ええ、、行きたいわ、、、」
「ウィザード王国も、雪祭り、たぶん終わったし、、、拓実、聞いてるの、、、」
「ご主人たま、ヒエンも、行きたいのだ」
「そうね、、、ウィザードも1日しか行けなかったし、、、ねえ、拓実さん、、」
「カズト、、ここはお酒もあるらしいぞ」「いいですねウオーカさん、」
「拓実さん、行きませんか、、、」
「ミールまで、、、わかった、、行けば良いんでしょう」
そこにルビー王女が入って来て、、、
「ウオーカさん、お出かけですか」
「あっ、ルビー王女、雪まつりですよ、みんなが行きたいと言うから、、、ルビー王女も行きますか」
「いいですね、大勢だと、楽しいわね」
全員で雪まつりに行った、、、
しかし、雪は積もってはいたが、降ってはいなかった、、、
王都は大勢の人々で賑わっていた、、
さっそく多摩美とヒエンは店を見ている
ウオーカとカズトはお酒をもう飲んでいる
ミールはウオーカがあまり飲まない様について行った、、、
アイラ達は美幸に、、、
「ミユキも一緒に見ようよ」
「ええ、アイラ、クララ、ミューいいわよ」
ルビー王女は、1人でいる拓実を見て、、
「タクミさんは、見ないのですか」
「ああ、ルビー王女、、みんなを見てるだけで楽しいから」
すると、小さな女の子がルビー王女に、、
「王女様、、雪まつりなのに雪が降っていないよ王女様の魔法で降らせて、、、」
「そうね、少しは降らせようか、、」
ルビー王女は空に向かって手を広げて雪の魔法を唱えた
ルビー王女の体を柔らかな光が包むと、、
空からヒラヒラと雪が舞った、、
それはとても綺麗な雪だった、、
「王女様、ありがとう、、」女の子は喜び、去って行った
王都の人々も雪を嬉しそうに見ていた
「雪のお祭りは雪が降らないとね、、、」
その日の内に拓実達は帰る事にした、
スノー王国の人々やルビー王女、ヒスイ王子
みんな、飛行船に向かって手を振っている、
飛行船は、上空に浮かぶと雪が舞った空を飛んだ、、、
「美幸、、みんな、早く帰りたいかな、、」
「、、、拓実さん、出来ればゆっくり帰りたいわ、、もう少しアイラ達とお話がしたいの、、」
「拓実、、ワシ達もゆっくりで良いぞ」
ウオーカとカズトはお酒を飲み始めた
「ヒスイ王子が美味しいお酒たくさんくれたぞ、カズト、飲め、飲め」
「美幸さん、夕食を作るわ、みんな、手伝って、、、」
女の子達はお話ししながら夕食を作った
「お父様、、おつまみですよ、、食べてね」
「ミール今日は怒らないんだ」
と拓実は思った、、、
翌朝には、飛行船は、パーク王国に着いた
パーク王国で、ミューを降ろした
「ミユキ、、楽しかったわ、、また誘ってね」
「ええ、、約束するわ」
エルフ王国で、クララを
「、、、またねミユキ、、」
「すぐに会えるわ、、クララ」
「クララ、、またな、、、」
「、、、カズトさん、、ありがとう」
スプラッシュ王国で、アイラを
「ミユキ、、楽しかったわ」
「アイラ、、また今度ね」
3人を降ろすと、飛行船は、ウィザード王国に向かって飛んだ
拓実達はウィザード王国王宮広間でくつろいでいる、、
「拓実、、帝国クラウドからお礼の品物が来てるぞ、、アイラさん達に送るか」
「いや、、、全部ウィザード王国がいただいていいよ」
「それは、ないだろう」
「もう、アイラ達の国には美幸から贈り物が着いているよ」
「えっ、、拓実さん、どう言うことなの」「俺が飛ばされた遺跡のお宝をアイラ達に、美幸からクリスマスプレゼントとして空間魔法で送った」
「そうなの、、拓実さん」
「後、、スノー王国のルビー王女とヒスイ王子達にも置いてきた」
「拓実、、私達にクリスマスプレゼントは」「あるよ、、」
拓実は空間からお宝を広間に出した
「、、凄いお宝だな、、、おおー、拓実、、お酒もあるぞ、、」
「好きな物があればどうぞ」
「このアクセサリーかわいい、、」
「ミールは、、このブローチ似合うわよ」
「美幸は、このリングね、、聖女って感じ」
「タマミ、タマミ、、ヒエンは、、タマミ」
「もう、、うるさいな、、ハイハイそこの、王冠で、良いんじゃない、似合うわよ」
「タマミのいじわる、、それ王様が頭にのせるやつじゃない」
「このリング、、クララに似合うかな、、」
「金貨はいらないわ、、私達の世界に持っていけないから、、」
「後はウィザード王国で使って、、」
「こんなに残して、、拓実達は欲がないのか、、」
「ウオーカ、俺達はもう帰るよ全部済んだから」
「あっ、、拓実、また西の森の定期討伐があるぞ、、連絡するからな」
「ああ、わかったよ」
「異世界転移魔法」、、、
拓実の部屋に戻って来た、、
「今回は雪まつり楽しかったわ」
「クリスマスプレゼントももらったし」
「さあ、、また西の森の定期討伐らしいから少し体休めよう、、、解散」
美幸を送って、、拓実は部屋でくつろいでいた、、
「定期討伐だけで終わるのか、、いつもその後依頼があるから、、、」
拓実の予感は当たる事になる、、、
END
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