第17話、魔法使いは憂鬱

魔法使いと迷路の遺跡と死霊の王様(帝国クラウド)


魔法使いは憂鬱(17)




大昔の遺跡、、、



今年の冬は寒い、、雪も多い、都会でこんなに降る事は最近ない、、、


「雪は嫌いだ、、、寒いのはいやだ、」


拓実部屋の窓からは、降り続ける雪が見えた

「寒いし、、出掛けるのが嫌になる、、、」

「俺、だって買い物ぐらいは行く、、、」

「雪なんか消してやるぞ、、」

「とは言っても魔法なんて使えない、」

この様な独り言を言っている拓実は本当は魔法使いである、、、

しかし、自分達の世界では、魔法は使えない

魔法秘伝書にそう記載されているからだ


この間、帝国クラウドの王様に、、依頼を受けた、シーク王国の海の怪物が現れ、旅人や、商人達が困っているというから引き受けたけど、ちっとも信用されなかった、、、


今度は、帝国クラウドの北の平原で、

大きな爆音と共に地下遺跡が、現れたそうだ、、

「本当に魔法の世界は異変事が多くないか、、、、」


帝国クラウドの古文書によると、大昔そこに巨大な国があったそうだ、、

しかし、何が原因か判らないが、滅んでしまったみたいだ、、

噂によると、莫大な財宝があるらしい

「ほんとかな」

ウオーカの話だと、三賢者達が王様に頼んだみたいだ、、


「多摩美があのジジイ達都合が悪いと、年寄りのふりをするって言っていた、、、まあ、本当の年寄りだけど、、、」


拓実は美幸が言っていた事を思いだした

「美幸が帝国クラウドに、行くなら、アイラとクララ、も連れて行きたいと言っていた」


拓実の独り言は止まらない、、、

「まあ、今回は前回と違って正式依頼じゃないからな、、良いんじゃないと言ったけど、あの二人がいると、、美幸があまりかまってくれないし」


拓実は我にかえった、、、

「あれ、どこかで聞いたセリフ、あっ、ウィザードの王様が言っていた、、、ダメだ、情けない、誰もいなくて良かった、、、」

拓実は気がついたリングがずっと光っていた事に、、、

するとリングからウオーカが話しかけた、、


「拓実か、聞こえるか、、美幸さんにかまって、モラエナイ、拓実、、、」

「ウオーカ、、なぜ、、」

「さっきからリングで聞こえていたぞ、、、ミールも隣で笑っているぞ」

拓実の顔は真っ赤になった、、、


「帝国クラウドに行く話しだけど、今回は

大所帯だ、、アイラさんとクララさんがもう少しでウィザード王国に着くぞ、、」

「それにシンとマリンも今ウィザード王国にいるんだ、、、」

「すぐに来てくれ、、、、かまってもらえない美幸さんに頼んでくれ」


「恥ずかしい、お前、絶対、美幸に言うなよ

多摩美にも、、、」


すぐに全員、拓実の家に来た、


「拓実さんどうしたの、顔が赤いわよ、、具合でも悪いの」

「いや、何でもない」


「本当だ、拓実さん、顔、赤いっス」

「本当よね、怪しい、何か弱みでも握られた、そんなわけないか」

「拓実さんが、そんなことあり得ないわ、真面目だもの」

「もういい、行くぞ、、美幸、アイラさん達が待っているそうだ、、、」


「じゃあ、異世界転移魔法」


白い霧、、静電気の弾ける音、白い渦を抜けると、、、


ウィザード王国の王宮の広間の空間が歪み

異空間から拓実達は現れた、、、


王宮広間の大きなテーブル席にウオーカ達はいた、、、

ウオーカはニヤニヤしてた

ミールもニコニコと笑っていた、、


多摩美はニコニコしているミールが気になり

「ミール何かあったの、ニコニコして、、教えて、、何があったの、、」

「いえ、、たいした事じゃないわ、それよりアイラさん達そろそろ来る頃だわ」


すると、そこにシンとマリン、ヒエンが入って来た、、、

「拓実さん、帝国クラウドに行くんだろう、俺達も行くよ、よろしくね、、」

「しばらくぶり帝国、マリン、楽しみだわ」

「マリン、、いたー、、寂しかったよ」

「あ~、、タマミ、、本当よ、、西の森の定期討伐だと、言うからサファイア王国に行ったのに、、また、他の国に行ってるし」

「今回は一緒よね、、」


すると近衛兵の護衛でアイラとクララが来た

「これで、みんな、集合ね」


拓実は修学旅行なのかと思える位の人数だと思った



帝国クラウド王様の依頼




「拓実、先ほど帝国クラウド王様から巨大遺跡の正式な依頼が来たぞ」


「じゃあこれだけの人数は無理じゃないか」

「いや、全てそちらに任すと、結界が強くて

相当な魔力を持っていなければ入れないと」

「後、トウマ王子と最強の魔法使い達が案内をするそうだ」

「三賢者は来ないのか、、、」


シンはトウマで大丈夫かと、、、

「トウマが案内をする、あいつの魔力で大丈夫か、、、」


カズトは、今回は、かわいいものがいないと

「遺跡か、俺は、興味ないな、写メ撮れそうもないし」

「何を言ってるのクララの写メ撮ってあげたら良いじゃない」

「何で、、クララ、、、もう撮ったけど」


「あんた、バカ~、バカなの」

「カズト、カバなの、カバって何」

「、、、、だから、お前は、しゃべるな」

多摩美がヒエンの口をふさいだ、、、


「さてと、カズト、荷物を飛行船に乗せるぞ、ワシらのお酒も忘れずにな、、」

「はい、師匠、、わかりました」


王宮広場、飛行船の前


「さてと、飛行船に乗りますか」


アイラとクララは飛行船が変わったのに気がついた、、、

「あれこの飛行船、前より凄くなっている」

「本当よね、なんか一回り大きくなった気がするわ、、形も違うし」


「1人乗り様もあるのよ、それに私が動かす事も出来るのよ」


「えっ、ミールさんがどうして」

「アイラさん、私達、女性の多くは攻撃魔法の適正がない、ほとんどが回復魔法使いじゃない、、、」

「だから回復魔法使いは攻撃が出来ないじゃない、この飛行船や小さな飛行船を使って魔法で攻撃することが出来るのよ」


「凄い~、」

「ねえ、、何でミールだけなの、、マリンもやってみたかった」


「それに海に潜る事も出来るのよ初めて見た海の中とてもきれいだったわ」

「本当にいいな、ミールだけ、そう言えばこの間のシーク王国の時でしょう」


「攻撃魔法があんなにスカッとするなんて、、でも魔力は、拓実さんと繋がっているみたいで私の魔力は減らないのよ」


「タクミの魔力はドンだけ~、、なの」

「マリン、お前その言葉どこで覚えた」

「タマミが時々、言うよ、ドンだけ~」


全員飛行船に乗った、、飛行船は大人数でも

全然、余裕だ、、ゆったりしている


「さてと、自動飛行モードと」


飛行船は、ウィザード王国の空に、ゆっくり浮かび上がった、、、


マリンとアイラ、クララは飛行船に興味津々だ、拓実に、積めよって、


「私達も攻撃魔法が使いたい~」と言った


「魔力波動によって使える魔法が違うが、飛行船は操作は、簡単だから出来ると、思うよ」、

「やりたい~やりたい~」

「じゃあこれを着けて」リングを渡した

マリンがリングを腕に着けた、、


「マリン、ドキドキするわ、、、」

「さあ、知っている攻撃魔法を唱えて」

マリンが雷撃の魔法を唱えた、、


飛行船から巨大な雷撃が、放たれた

飛行船の前の空が激しい雷撃で光った


「凄い、凄い~、あんな大きな雷撃、私が魔法を使ったのよね、、気持ちいい」


「次は私、、私よ、」

アイラとクララも攻撃魔法を体験した、、


ものの数時間で、、帝国クラウドの領域に入った、、、するとウオーカが、、、

「さてと、そろそろ帝国クラウドに着くぞ

拓実、降りる場所を探さないと」

「いや、今回は直接遺跡まで行く、もうこの飛行船の事も話しているから」


シンも、拓実に言った、、、

「帝国クラウドのトウマも、もう遺跡に来てるって言っていたな」




帝国クラウド北の遺跡




帝国クラウドの北の平原の近くまで飛行船は近付いた、

「あそこに人が沢山いるよ、、、あれ、トウマじゃない、、シン、やっぱりトウマよ、手を振っているわ」

飛行船はその近くに、降りると、、、


シンとマリンは、トウマの、元に行った、、「よっ、トウマ元気、、」

「ああ、マリンも来たのか、、、」

「トウマ、久しぶりね」

「シンもマリンも卒業以来だな」


全員飛行船から降りると飛行船は周りと同化した、、みんなには岩に見えた、、


帝国クラウドの魔法使い達は驚いた


「タクミさん、ますます凄いね、リンクもタクミさんは凄いと言っていたよ」

「帝国クラウドの王子様ですねこの度は遺跡調査お手伝いさせていただきます、ウオーカと申します」

「ああ、トウマです、よろしくお願いいたします」


トウマはアイラとクララに気がつくと、、

「ああ、君たち魔法学院の同級生だよね」

「あれ、君、確か隣のクラスのアイラさん、だよね、、可愛い子はすぐ覚えるんだ、そちらの子も美人だね」

「ええ、よろしくお願いいたします」


アイラとクララはトウマに挨拶をした、、、

「クララ、可愛いいって言われたわ、、うれしい」

「私も、美人だって、、、カズトさんも言ってくれたのよ、美人だって、」

「えっ、、そうなの、、」


「シン遺跡調査だが、入り口付近から、凄い魔力で、中に入るには、相当な魔力を持った、者しか、入れないだろう」

「人数制限しようと思う、、帝国クラウドの優秀な魔法使いと、俺の五人で行く、そちらは誰が、行くんだ」


シンは、拓実に聞いた、、、

「拓実さんどうする、、、」

「全員で、、いいんじゃない」

「マリンあなたは止めたら」

「えっ、どうして、、マリン、魔力が上がったのよ、、」

「じゃあ、私の言う事を、聞いてよ」

「は~い、、、」

「トウマ、こちらは全員行くぞ、、」


「遊びじゃない、本当に大丈夫か相当な魔力を持っていなければ入れない、まあ良い、入れば分かる、レベルが、足らなければ、倒れてしまうからな」


「じゃあ、、、遺跡調査に行くぞ」


入り口付近から、凄い魔力が溢れている、、、

「確かに嫌な魔力が溢れている普通のじゃ、耐えられないな」

「自分で防御魔法を掛けて、これで中に入れるか判るから」


拓実は心配そうに美幸達に聞いた

「美幸、大丈夫か、、、」

「ええ、別に防御魔法を使わなくても大丈夫みたいだけど、、、」

「カズト、多摩美は、どうだ」

「大丈夫だよ、とりあえず防御魔法は使うけど、これぐらいで倒れるって、何を言っているのかわからないけど」

「俺もわからないけど、とりあえず防御魔法かけるよ」


「ご主人たま、ヒエンは、防御魔法いらないよ」

「わかっているよ、、、ヒエン、変な事はするなよ」

「ご主人たま、ハイなのだ」


「ワシとミールもとりあえず防御魔法を、」

拓実は光りの防御魔法を、

美幸は聖なる防御魔法を念じた、、


2人は体、全体が光りの膜でおおわれた、、、


「さすが大賢者と聖女様な、、、さあ、遺跡調査に行くぞ、、倒れた奴はいないか」


「いませーん、、、」

多摩美が、大きな声で言った、、、


「トウマ、どう、うちは全員優秀だろう」

「どうやって魔力を上げたの」

「拓実さんといればみんな、自ずと上がるよ、色んな事件に巻き込まれるから」


遺跡の中は、真っ暗だ、


トウマが、魔法使いの1人に、

「おい、光りの魔法を」と言った、、


魔法を唱えると、、、

全員の周りが、少し明るくなった、、


「拓実さん、見える」

「う~んわかりずらいな」

「トウマさん、私も、光りの魔法使って良いかしら、、、」

「聖女様、、いいよ、少しでも明るくなるなら」

美幸は聖なる光りの魔法を念じた、、


美幸が輝き出した、、、次の瞬間、、遺跡全体明るくなった、、


「凄い、外と変わらない位明るくなった、遠くも見えるぞ、、、」

帝国魔法使い達は同じ魔法でこんなに違うと

驚いた、、、




巨大な迷路




「それにしても、巨大な遺跡だな」

「えっ、これ全部調べるの、、1日じゃ、終わらないわ」

「とりあえず近くから調べよう、、、まるで、迷路のようだな」

「ご主人たま、壊した方が早いんじゃない」

「しっ、これは壊したら、いけないの」


「クララ、大丈夫か、具合悪くないか、具合が悪い時は言ってくれ、、、」

「いえ、、、カズトさん、ありがとう」

と言うとクララは顔が赤くなった、、、


「珍しい、カズト、気が利くじゃない」


遺跡に入って2時間位たった、、まだまだ

ほんの一部しか、調べていない、、


帝国クラウドの魔法使い達は限界だった

「遺跡の魔力にやられて、少し苦しくなってきたな」

「そろそろ戻らないと、だめだな」

「そうだな、、、この魔力波動は少しきついかな、、女の子達もきついかな」


その言葉を聞いて拓実は不思議に思った

「俺は何ともないが、美幸、大丈夫か、、」

「ええ、何ともないわ」

「私も全然、平気だよ、、、」

「ワシもまだまだ大丈夫だが、他の奴はこれ以上は無理だな迷路で迷うと、大変な事になる、、こんな嫌な魔力波動の中では、魔法が使えないぞ」


「アイラ、クララ大丈夫」

「ええ、大丈夫、でも魔法が使えないんじゃ戻らないと、地上までたどり着けないわ」


「全員の体力を考えたら、、そうした方がいいぞ」

拓実は苦しくないし、魔法は使えるし、さっぱりわからなかった、、

自分と美幸、カズト、多摩美、ヒエン、と他の人の魔力波動はかなり違うと思った、、


「ウオーカに戻るのなら、魔法で帰るか」

「拓実、この魔力の中で使えるのか」

「ああ、大丈夫だよ」

「トウマ様、拓実の魔法で帰れるそうだ」


みんなは驚き、安堵した、、


拓実は全員に、光りの瞬間移動魔法を念じた、、


次の瞬間、全員遺跡の入り口付近の地上に現れた、、

「戻れたぞ」

全員、疲れて、座り込んだ、、、


「タクミさんありがとう、、、」

「タクミ達ちっとも疲れていないじゃない、、どうしておかしいじゃない全員、へとへとで動けないのに」


トウマが今日はもう遅いから、調査は、また、明日と、、


クラウドの魔法使い達は草原に大きなテントを張っていた




魔力の渦、、、



拓実達は飛行船で一晩過ごす事にした、、

シンが拓実に、、、

「拓実さん、トウマを誘って良いか」

「いいよ、部屋は、一杯、あるから」


ミール達が、夕食を用意していた、


トウマも珍しそうに飛行船の船内を見ていた

「シン、、まるで、王宮みたいだ、広いし

部屋も、一杯ある、、空を、飛ぶ乗り物とは

思えないな」


食事が、終わると、各自、部屋に入って

ゆっくりしていた、、、


「あの調子で、調査したら何日掛かるかわからないぞ、、、どうにかしないと」


次の日、拓実達は遺跡の入り口付近にいた


「昨日は、なにも成果を、あげることが出来なかった、今日はもっと奥まで調べたい」

多摩美は聞こえないくらいの小さな声で

「、お前達がいたら無理だわ、、、」

「多摩美、、、、」


拓実が少しでも進めるように、


「昨日の場所まで、魔法を使うよ」

「それはありがたい」


全員、防御魔法を唱えた、、


拓実が瞬間移動魔法を念じた、、

拓実達は昨日と同じ場所に、現れた、、


美幸がすぐに聖なる光りの魔法を念じた、、


「しかし相変わらず嫌な魔力の渦だな」

「いつまで体力が持つか」

すると美幸が、、、

「魔法で少しでも嫌な魔力波動を抑えましょうか、、」

と言うと、、聖なる浄化魔法、を念じた、、


美幸が光り輝き、その光りが遺跡全体に広がった、、

クラウドの魔法使い達は凄く体が楽になったと言った、、


これでかなり調査することが出来る、、、

嫌な魔力の渦は弱まった、、、


次々と調べた、中には、色んな文献や、古文書などが見つかった、、

奥に行くと、また少し魔力が強まった、


それでも美幸の魔法のお陰で、昨日よりは

ましだった、、、

しばらくすると大きな神殿らしき建物が現れた、、




呪われた財宝



「そう言えば、拓実が凄い財宝が有るらしいと言っていたでしょう、、ここかしら」

「カズト、私達が、先に探すのよ」

「多摩美、お前お金持ちだろう、そんな財宝なんかいらないだろう」


「それに俺達の世界に持っていけないんだから、、、」

「アクセサリーは欲しいの、、だって女の子だもん、、、

もしかしたらそのうち持って行ける様になるかもよ」


「ここには何か色んな物が、有るようだな」と、、神殿に入って行った、


「全く不気味なところだな」

「棺が一杯並んでいるわ、、気持ち悪い、、変な魔力も、渦巻いているわ、マリン、怖いのキライ、お化けもキライ、、」

「シン、早くここを出ようよ」

「まだまだ、調べる事が沢山有りそうだよ」


全員、奥の方に進んだ、

「カズト、ヒエン、私は、あの扉の部屋が、怪しいと、思うけど、、こっそり開けるわよ、、、」

「カズト、開けろ」

「スゲー、財宝だ、、、」


「ほら、私の、女の感、凄いでしょう」

「タマミ、ソンナノアカンて、何、、何なの、、、」

「もう面倒くさいな、お前しゃべるな」


「あっ、あのアクセサリー、可愛い、欲しい、カズト、それ、取って」

カズトが宝箱の上のアクセサリーを、取ろうとしたとき、、、

美幸が触ったらだめ、と叫んだ、


「うわ、ミミックだ、宝箱に化けていた」

カズトは光りの剣でミミックを倒した、、、

「この宝箱、全部ミミックなのか」

「カズトさん、、ここの財宝は全部呪われているわ」


「嫌な魔力波動を出しているもの」

「さあ、みんなの所に行きましょう」

「えっ、私のアクセサリー、、、、は~あ

カズトが、呪われても良いから、あの、アクセサリー、を取ってきて~」

多摩美達は、みんなの所に戻った、、


「アイラもクララも、大丈夫」

「ええ、美幸の魔法のお陰で、今日は何ともなわ」

「クララなんて、また、何か面白い事が起こるんじゃないか、ウキウキしてるわ」

「えっ、そんな事ないわ、、、私も、真剣に

調査しているわ、お遊びじゃないもの」


マリンは怖がりでずっと、シンに

くっついている、、

「シンまだなの、、もう帰ろうよ」

とシン腕をつかみ何度も言ってる、、、


「本当に不気味なところだよ、財宝なんか、全然ないわ」

「多摩美、怖くないか、、ワシが、手を繋いでやろうか」

「えっ、全然、平気だよ、、、何で、、」


「お父様、私は、怖いの、手を繋いで、くださるかしら」

ウオーカは顔が引きつった、、、

拓実は、ミールが一番、怖いと思った




大昔の大国、呪われた死霊の王様



トウマ達が、一番奥の大きな部屋の扉を開けると、、大声を上げた、、凄い財宝だと

全員、部屋に入った、、本当に財宝があった


「凄いな、、こんな大きな宝物庫見た事がない、財宝も沢山ある」


「えっ、ここにあったの、、先に、見つけたかったわ、、、これじゃ、こっそり持って行けないわ」


トウマが、台座の上の光り輝く剣に触ろうとした時、、、

美幸が、だめ、触らないで、と叫んだ、、、

しかし、トウマは剣を取ってしまった、、、

「何も起こらないじゃないか」


すると皆が歩いて来た方向から複数の足音が聞こえた、、


全員身構えた、、、、


全員宝物庫から出ると、、遠くの方から何かがこちらに向かっている、、、

「うわ、ガイコツ、、沢山のアンテッドが向かって来たぞ」


「さっきの棺あれの中にいたんじゃないの、、、マリン、気持ち悪いの、イヤ~、お化けキライ、シン、だから帰ろうと、言ったじゃない」

「だから、マリンは残ってと言ったのよ」


「あの死霊、王冠を被っているぞ王様の死霊じゃないのか、、杖を持っているし」


王様の死霊が杖をこちらにかざすと、

黒い霧が現れてこちらに、向かって来た

「ミール、、結界を張ってくれ」

「多摩美さん、アイラさん、クララさん結界を張るわよ」

「マリンあなたも」

「無理~、マリンは無理デース、、動けないわよ、、、」


「この霧は、毒霧だわ結界では防げないわ」


美幸が、聖なる浄化魔法を念じた、、、

暖かい光りが広がると黒い霧は消えた


「さあ、反撃だ、、、」

トウマと帝国魔法使い、ウオーカ達も、アンテッドに、立ち向かって行った、、、

ウオーカと、カズトは、光りの弓を使い、アンテッド達に光りの矢を放った

アンテッドが倒れていくぞ、、


帝国魔法使い達や、シンと拓実は魔法を使いアンテッド達に攻撃した、しかし次から次に現れるぞ


「拓実、あれを見てみろ倒れた、アンテッド達が、また起き上がっているぞ、、粉々にならないと、消えないのか美幸さんの様に聖なる力じゃないと消せないのかも、、それにこれだけ大勢だと大変だ」


「聖なる力か、、それに、大勢か、、

あっ、ちょうどいい、召喚魔法が、ある」

拓実が召喚魔法、聖騎士軍団アクアの魔法を念じた、、


大勢の聖騎士がアンテッド達に向かって行った、、次々にアンテッド達を粉々に消していった、、、


「凄いな、、あれで奴らは全滅だな」

聖騎士軍団アクアは消えた、、、

「後はあの王様の死霊だけだな」




呪われたトウマ



王様の死霊はこちらを見ている、、、

「本当に不気味だな、、、何を考えてるのか、、あいつ、何か、笑っている様に見えるが、気のせいか」

「最後は俺がやるぜ」

シンは魔導波の魔法を唱えた、、


激しい空気の渦が王様の死霊に向かった、、

王様の死霊は黒い盾でそれを防いだ、、、「えっ、あいつ防御魔法が使えるのか」

「シン、だめだね、、次は俺だこの剣で、あいつを倒してやる」


トウマは王様の死霊めがけ剣を上げた

「あの王様の死霊、何か笑っているぞ」


次の瞬間、王様の死霊の杖からどす黒い煙がトウマを包んだ、、、トウマはその場に、倒れた、、


帝国魔法使い達が、トウマ様と、声をあげて助けに駆け寄ると、、

起き上がったトウマが帝国魔法使い達に、電撃の魔法を放った、、、

魔法使い達はその場に、倒れた


「トウマ、何をするんだ」

「待てシン、トウマの眼がおかしいぞ、、トウマは呪われてる、、トウマが持っていた、あの剣は王様の死霊の物かも知れないぞ」

「まずいな、トウマを攻撃するわけにもいかないからな」


「拓実、シン、王様の死霊がまた何か魔法を唱えているぞ」


王様の死霊の後ろに巨大な竜が、現れた、、、

「何て大きな竜だ、、、ヒエンよりも大きいんじゃないか」

「確かこの遺跡のある場所にあった大昔の大国の守り神が巨大な竜だと、トウマが言っていたぞ」


「するとあの竜が、、その守り神と言うわけかあの竜の目つきも呪われてる感じだぞ」


すると王様の死霊の合図と共に遺跡を、破壊して飛び立った、、

「不味いぞ、、あの竜、外で暴れられたら、帝国クラウドでも行かれたら」


その時、トウマが、呪われてる剣を振ると

激しい雷撃が放たれたミール達の結界が弾け消えて、全員倒れた、、

「おい大丈夫か」

「ええ、結界の弾けた衝撃で倒れただけだから」




魔界の言霊と聖女の魔法とヒエンの強さ




「拓実、早く決着をつけて、あの竜を倒さないと、、、」

「ミールさん、トウマの呪いを解くからトウマに回復魔法を掛けてくれ、、、

アイラさん達は帝国魔法使い達にも、回復魔法を掛けてください、よろしくね、、、」


「トウマさん大丈夫かしら」

「アイラ、私達は帝国クラウドの魔法使い達に回復魔法を掛けるのよ、、、」

「美幸は俺の魔法の後で、この間覚えた魔法であの王様の死霊を倒してくれ」


「なんじゃ、美幸さんの新しい魔法って」

「拓実さんまたあの魔法使うの、トウマ御愁傷様です」


拓実は、召喚魔法、魔界の言霊を念じた


白い霧の、中から、老人が現れた、、

王様の死霊は動けなくなった


トウマの前で、老人は鈴を鳴らした、

トウマは、老人に剣を上げた瞬間倒れた、、体がけいれんを起こしている、


老人は、「ほう、これは相当な呪いじゃな、、痛いぞ」さらに鈴をならした、

「これぐらいで良いな、タクミ様、もう呪いは消えましたぞ」


老人は霧の、中に消えた、、


ミールが、急いで駆け寄り回復魔法を掛けた、

トウマは、気がついた、、、

「痛い、、どうしたんだ、身体中が痛い」

「トウマお前、呪われてみんなに攻撃してたぞ、ほら帝国クラウドの魔法使い達もお前がやった」


アイラとクララは帝国クラウドの魔法使い達に回復魔法を掛けた

「さあ、あの竜を倒さないと、その前に、

あの王様のミイラを封印と、、美幸いいか」

「ええ、大丈夫です」


美幸は、聖なる神の無限浄化の魔法、を念じた、、、

遺跡全体に暖かい光りが輝き広がり

キラキラと光りの欠片が降り注いだ、、、

光りに包まれた王様の死霊は崩れて消えた


拓実達がほっとした瞬間、遺跡が、崩れ始めた、、

「まずいぞ拓実、王様がいなくなったせいか、遺跡が崩れ始めたぞ、、、瞬間移動出来るか」

「ご主人たまヒエンが、全員を外に連れていくよ」


そう言うとヒエンは大きな火竜に変身した

トウマ達は驚いた、、

「トウマあれは拓実の従者の火竜女王ヒエンだよ」

「えっ、孤高の竜の火竜女王、ヒエンが従者

信じられない、、、変身したのさっきの女の子だよね」


「さあ、全員、乗って」

拓実はヒエンごと、全員に光りのシールド魔法を掛けた、、、、


ヒエンは崩れ行く遺跡の中を地上めがけ凄い速さで飛んだ、、


地上では、帝国クラウドの魔法使いや魔法騎士達があの竜と戦っていた、、

帝国クラウドの魔法使い達はかなり負傷者が出ているみたいだ、


「俺達も、戦うか、ミール達はあの負傷者達を助けてやってくれ、、、いくぞ」

「まって、、、ご主人たまヒエンがあいつ

倒すよ、、簡単よ」

そう言うとヒエンは大きな竜に向かって行った、、


大きな竜が、翼を広げ、ヒエンに向かって魔導破を放った

魔導破は空中で、無数に爆発したが、、

ヒエンは軽くよけると大きな竜に灼熱の炎を放った、大きな竜は燃えながら崩れいく

遺跡の中に落ちて消えた


ヒエンは拓実の前に降りると女の子の姿に戻った、、

「ご主人たま、ヒエン、エライか、、、」

「凄かったぞ、ヒエン、偉いぞ」




崩れいく迷路の遺跡



遺跡はまだ崩れていた、

「ずいぶん大きな遺跡だったんだな」

「ここは帝国クラウドに行く通り道なんだろう旅人達は困るぞ」

「いつ崩れるかわからないからな」


「この道はもう使えない、、一番多くの人々が使用していたから問題だなこんな深さじゃどうにもならない」


「あの~、お困りでしたらどうにかしましょうか」

「えっ、何、、聖女様」

「ええ~と、遺跡は、また崩れるといけないので草原と帝国までの道だけでも元通りに」

「いや、これは大がかりで、直すのに何年かかるかわからないよ」


「それでは、、、」

「聖女様なにをするの」


美幸は聖なる無限造形の魔法を念じた


美幸の後ろに輝く紋章が現れた、、、

美幸の体が輝き浮き上がり、、遺跡、全体の上にとてつもなく大きな黒い雲が広がり

オーロラの様な七色の淡い光りが広がると

草原の時間だけが逆戻りする様に元通りに、

なった、道も、きれいに戻った、、


帝国クラウドの魔法使い達はとんでもない魔法に驚き声も出ない


「シンあれって造形魔法なの」

「そうみたいだ」

「造形魔法自体、最高位の魔法だよね、せいぜい、武器や防具を造るこんな壮大造形魔法聞いた事ないよ」


「遺跡も、なくなったし、少しの古文書しか

成果はなかったな、まあ、あんな呪われてる

奴ら退治できただけでも良かったよ」


そこに拓実が来て、

「トウマ様、お渡ししたいものが」

そう言うと空間保存庫から何かを出した、、


トウマ王子の前にあの宝物庫にあった財宝が現れた、、

「えっ、何、どこから出したの」


「ああ、宝物庫を出るときに空間保存の魔法を掛けた、これで調査終わりです、、三賢者によろしく、、、あと、女の子達がせっかく帝国クラウドに来たから帝都でゆっくりしたいと言うからこれで失礼します」


シンも、トウマの肩をポンとたたくと、、、

「トウマそう言うこと財宝の運搬よろしく」

「えっ、クラウド案内するから」、

「だめ、トウマは王様や三賢者に報告しなければいけないだろう」


飛行船は帝都クラウドに向かって飛んだ


1日程帝都クラウドで遊んだ拓実達は

アイラ、クララをスプラッシュ王国、エルフ王国に送るとウィザード王国に帰った


飛行船は王宮広場の定位置に降りた、、、

「拓実、御礼を、頂いていないぞ今回はタダ働きか、、、」

「いや、ウィザード王国の分は、もらっておいた、先に王宮に送っておいたよ」

「そうなのか、、、」

「そう言えば幻の古酒もその中にあったな」


「それを早く言ってくれ兄貴に、飲まれちゃう」

ウオーカは急いで王宮に向かって行った、


「さてと、女の子達はここにあるアクセサリーを選んでくれと」

「拓実、よくやった、、誉めてやるよ」

「拓実さん、私も、いいの」

「ミールさん、たくさん有るから何個でも選んで」

全員アクセサリーを選んだ、、


「ヒエンはこれだ」

髪飾りを髪に着けた、

「ご主人たまありがとうなのだ、、ヒエン、カワイイ」

「ああ、かわいいぞ」


「美幸、アイラとクララにも送っておいたよ

スプラッシュ王国とエルフ王国にも、宝箱が着いたと思うよ、メッセージ付で」


「美幸より、って、、これで判るだろ」


美幸はニコニコと笑った、、、


後に、アイラとクララが空間魔法でお礼の言葉を美幸に言った、、


「シンとカズトは、これかな」とリングを渡した

「拓実これ、聖神石を使っているぞ」

「聖神石はこの世界では一般的な魔石だが、高価でかなりの魔力を宿しているんだ」


「マリンのアクセサリー見せて、、あっ、これも聖神石だ、みんなのアクセサリーもだ、凄いな、拓実、1番凄いもの選んで、、知っていたのか」

「いや、、、」


「ほとんど、トウマに渡したからこれぐらい

もらっても良いだろうと思ったから」

「拓実がいなければ、あの財宝は全て手に入らなかったからな」


「疲れたから俺達は帰るよ」

「ミールまた何かあったらウオーカに連絡してくれと伝えて」


「異世界転移魔法」を念じた、、、


拓実の部屋に着いた、、


「何か色々と疲れたな、、、じゃ解散」


美幸を送って家に帰ると俺は疲れたのか、すぐに眠れた、、


2日後、仕事が忙しく、

残業で疲れた俺は、、、

夕食もそこそこに、寝ることにした

数時間後、変な夢で起きた、、


「何かヒエンの声が聞こえた、夢を見たのか

ヒエンが俺を呼んでいた、

本当に変な夢だな、、リアルな、、」


拓実はもう一度寝たが朝方またウオーカの声で起こされる事になるとは、、、、



END

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