青空へ贈る詩
ぬれねずみ
Prologue―雑草の中に咲く花―
雑草に混じって咲く一輪の白い花。
どこにでもあるその花の運命を見た時、私はある事に気がついた。
私には見えていなかった。
いえ…見えてはいたけれど、気づかなかった。
どこにでもあるその花も命をかけて生きている事に。
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