第11話
僕は有川が好きじゃない。
正直、イライラしてる。
放課後の揺られる電車の中。
ため息を付く。
なんせ、僕が虐められてる理由。
それは有川にもあるのだ。
有川は僕がいじめられる前。
ナズナは有川を中心にいじめてた。
有川も精一杯だったのか。
咄嗟だったのかは分からない。
だけどーー有川は仲良しだったんだ。
当時百合と同じクラスメイト。
松山先輩と。
その先輩から、話を聞いていたのだ。
僕が、百合と付き合っていた。
そんなバカげた噂を。
ナズナは今でも。
お姉さんを追いかけてる。
面影や、温かさを。
それは何故か。
妹のレイプ話を全て受け止めた。
と、当時の百合が困ったように。
そう語った。
それ以上は知らないけど。
何を物語っていたか、想像はつく。
それだから。
ナズナはお姉さんを失い。
傷心に触れて、荒れていた最中。
弱い、いじめのターゲットとして。
まず有川を選んだのだが。
有川が、いじめに辟易としたのか。
「いじめるならーー!!!
三月先生にしてよ!!」
そう叫んだのだと、風の噂で聞き。
詳細に耳を傾けると。
有川は「三月先生と百合が付き合っていた。
その間の途中で、三月先生になにかされて。
自殺したのではないか」
と噂したのだ。
それに心当たりがあったのか。
ナズナは僕をターゲットにして。
有川など、そっちのけ。
休んでいるのに、未だに彼はーー。
不登校。
何で僕がって、思う自分もいて。
そんな汚い心に蓋をする。
ーー傷ついた天使の使いは、心を殺すがそれでも愛そうーー リンリン @iraeca
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