第8話
どうして?
こんなにも、苦しいの?
ただ、僕はーーー好きなだけ。
好きなだけなのに。
何も悪いことはしてない。
この世の中に。
ナズナは、好きになっては駄目な人?
地位や、格差で、差別されるように。
僕はーー恋をする権利も。
愛する権利も、愛される権利も。
全部ないっていうのか?
僕はそんな無垢透明でいないと駄目?
苦しい。
外に出向いた。
外の風は冷え込んでいて。
愛とか、恋とか言う温もりも。
全て、氷漬けになってしまいそう。
そんな空。
嘗て百合が好きだった紅茶を一口。
ストレートで甘さのない味。
とっても彼女らしい。
そこまで、愛していたのに。
どうして、ーー旅立ってしまったの?
君はもう、この世にいない。
「お熱いねぇー。
お兄さん。
ってか、三月先生」
その温度を掻き消すかのように。
現れたのは、牧野。
和葉の取り巻き。
僕を遠回しに変な噂を流す。
そんな嫌味な教師。
俺様だと豪語してるみたいだけど。
ただ、ただ、迷惑なだけで。
これまた百合が、嫌ってた。
可愛い子の前だけ。
「化粧しなくていいよ。
男はすっぴんが好きなんだから」
なーんて。
聞いてもないのに、褒めるんだと。
実際、僕も。
そうゆうことなのかって。
思うことが。
人気の女性先生には「高い香水」を。
大人しめの女性教師に。
冷めた顔して。
「お高めの化粧品」をあげてた。
それを校長に注意されたら。
「俺様だから、そのくらい厳しくね」
と謎理論。
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