孤独な研究観察日誌――Solitary Studies: A Researcher on Earth, Post-Humanity.

川上水穏

ひかりをたどる

夜の電脳空間だった。

わびさびを感じるV構造とP構造が重なりあっていた。

大人のためのプレゼントのようだ、と思うと彼らは消え、学生の本分であるフィールドワークのためのスケッチに戻った。


朝はゴーグルつけて散歩に出た。

昨夜と同じV構造とP構造だとすぐにわかった。

だけど、別の靴が上下にくっついている形だ。

持っているノートにすぐに残像をスケッチした。


昼は虹のように輝く湖のような彼らをみかけた。

川沿いの土手の草むらの中にいた。

すぐにスケッチを始めたが、一瞬目を離したすきに彼らはいなくなっていた。


夜の森で不思議なかたちをした彼らを見かけた。

おそらく一マス抜けているから、新しい構造に見えるだけだ。

I 構造とF構造だと推測し、ノートの端にそれを書き留めた。

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孤独な研究観察日誌――Solitary Studies: A Researcher on Earth, Post-Humanity. 川上水穏 @kawakami_mion

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