第17話 新人

 


 魔水晶の前に立ち、ショップのスレイブ購入画面を開き壁尻サキュバスを選択。


 そして胸まで露出コースをタップする。


 すると壁にすらっとした白く長い足に腰まで伸びた白髪。そしてシミひとつない真っ白で張りのある尻が現れた。


 横に回り乳房を見るとかなりの爆乳だ。乳房の上に薄いピンクの乳輪と、その頂に程よい大きさのピンク色の乳首が鎮座している。


 手を伸ばし乳房に触れると、彼女の体全体がビクンと震えた。よく見ると足も少し震えている。


「JCロリっ子と同じで怖がっているのか?」


 この娘も恐らく乱暴なテスターに当たったのかもしれないな。前の客にSMでも強要されたか?


 まるで餅のように手に吸い付く柔らかい乳房を揉みながらそんなことを考えつつ、魔水晶の空間投影されている画面へと視線を向ける。


 するとそこには、白髪で気品ある顔立ちの高校生くらいの美少女が映し出されていた。


 いや、それだけじゃない。彼女のバストアップ写真の横に『♡新人♡』と書かれている。


「新人って……まあそういうこともあるか」


 となるとただ単に身動きが取れない状態で、初の壁尻をやるから怖がっているだけか。


「それにしても凄い美人だな」


 俺は乳房を揉みながら、高貴ささえ感じさせる目の前のサキュバスのバストアップ画像をマジマジと見つめた。


 まさか貴族とかじゃないだろうなとも思ったが、そんな身分の女性を壁尻になんかしないかと思い直す。


 そんなことを考えながらディスプレイを眺めていると、視界の端で両足を開き尻を突き出していた彼女。高貴サキュバスとでも名付けようか、彼女が足を閉じモジモジとし始めた。


「もしかして俺の姿があっちから見えているのか?」


 明らかに画面に映る自分の顔を見られて恥ずかしがっている彼女の仕草に、画面を通して俺の姿が見えているように感じた。


 声に関しては今まで相手してきたサキュバスたちの反応から聞こえているのは分かっていたが、画面を通して姿まで見えているとは思わなかった。


「まあ別に構わないか」


 しかしこのおっぱいはいいな。真っ白な爆乳で張りがあるように見えるのに、揉むと手に吸い付くほど柔らかい。


 これほどのおっぱいは今までお目にかかったことがない。いつまでも揉んでいたくなる。


 高貴サキュバスも気持ちいのだろう。モジモジしていた足の動きが小刻みになり、太ももに透明な液体が流れているのが見えた。


 もう少し堪能させてもらうか。


 俺は高貴サキュバスの下に潜り込み壁に背を預け座り込む。そして目の前にぶら下がる爆乳を両手で揉みしだいた。


 俺の両手が真っ白な乳房に埋もれる光景に感動しつつ、次に乳輪の周りを指でなぞり乳首を優しく摘んだ。


 気持ちいいのだろう。高貴サキュバスはさらに太ももを強く閉じ、その快感に耐えているようだった。


 可愛いな。そう思った俺は我慢ができなくなり、目の前にぶら下がる右の乳房にむしゃぶりついた。


 バサッと羽ばたく翼の音を耳に、乳首に吸い付き舌で転がす。そして左手で左乳首を摘みこね回す。


 再び翼が羽ばたく音が聞こえ、彼女の身体がビクンビクンと震えた。


 そうして両乳房を交互にしゃぶり尽くした俺は、乳房から口を離し彼女の下から抜け出て立ち上がる。


 いやぁ、やっぱ爆乳は最高だな。大きすぎて顎が少し疲れたが、これほどの爆乳はそうそうお目にかかれないからな。十分に堪能させてもらった。


 欲を言えばこの爆乳で挟んで欲しいが、さすがに壁から出ているこの体勢では無理がある。


 そこは今後購入予定の女子高生にお願いするとしよう。月ヶ瀬も胸がデカイから挟めるだろう。


「さて、次はむしゃぶりつきたくなるようなこの尻だな」


 俺は高貴サキュバスの横から背後へと移動し、彼女の真っ白な尻を眺めそう呟いた。


 俺の声が聞こえたのだろう。彼女は再び足をモジモジさせ始めた。


 翼もバタバタと羽ばたいており、まるで ”恥ずかしいです” と言っているようだった。


 俺はそんな彼女の仕草に辛抱たまらんと背後に立ち、息子を尻に擦り付ける。


「優しくするから」


 俺がディスプレイに向かってそう告げると、閉じていた足がゆっくりと開いていく。


「可愛いサキュバスだな」


 今まで相手をしてもらっていたどのサキュバスよりも可愛いこのサキュバスとヤれると思うと、息子がさらに元気になった。


 そして彼女の尻をひと撫でしてから腰を突き入れるのだった。


 しかし……奥へ奥へと肉棒を進めていき、もう少しで根元まで入ろうとした時にそれは起こった。


「これは……数の子天井の上位互換か? いや違う、この吸い付きはイソギンチャク? ぐっ……これはただのイソギンチャクじゃ……」


 奥に到達した際に、無数のブツブツとした肉ビラが息子を包み込んだ。さらにその肉ビラが奥へ奥へと蠢めく。それで褐色お姉様サキュバスと同じ数の子天井の上位互換だと思ったが、どうも感触がおかしい。


「こ、これは肉ビラじゃない? まるで触手だ……クッ」


 亀頭に神経を集中させてその感触を分析した結果、肉ビラではなく文字通り触手だった。そう、無数の触手が俺の息子を包み込み、それぞれがランダムに動き刺激してくるのだ。


 これは反則だろう! 褐色サキュバス以上の名器だぞ!?


 このサキュバス、綺麗な顔をしてとんでもないものを持ってやがる。


 こんなモノ! こんなモノに負けるわけには……



 この日、俺は褐色お姉様サキュバス以上の名器に完敗した。



♦︎♦︎♦︎

高貴サキュバスイラスト


https://kakuyomu.jp/users/shiba-no-sakura/news/822139842040661949

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