第5話 左の廊下へ
左手へ進むと、廊下は外観に面して窓がならんでいました。
ゆっくり慎重に歩いていきます。しばらく行くと、廊下が直角に折れました。そのさきに扉がならんでいます。一つ一つあけてみました。手前から客室、物置、書斎でした。
書斎は昼間なら気になるものが見つかったかもしれませんが、月明かりのもとでは暗くて、どんな本があるのかすらわかりません。
朝になったら、もう一度、調べてみたいと、あなたは思いました。この場所がどこで、誰の屋敷なのか、わかるかもしれません。
もちろん、外から光の見えた二階へ行けば、今すぐでも住人に会えるに違いないのですが、なんとなく気乗りしませんでした。
玄関の扉は開閉すると大きな音がします。あなたが館へ来たことは、住人にはとっくにわかってるはずなのに、なぜ、ホールへやってこないのでしょう?
あなたの選択肢は二つあります。
1、エントランスホールに戻り、正面奥を調べる。
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2、客室で休息する。
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*
この館はすべてが不気味です。客室を見つけたことだし、今日はこの部屋で休み、朝になったらすぐ出ていこう。あなたはこう考えて客室へ戻りました。
客室に入ると、すぐにベッドによこたわりました。まるで急な客が来ると予期していたかのように、布団はふかふかで埃もまったくありません。誰かがベッドメイキングしたのでしょうか?
寝られるかどうか不安に思っていたはずなのに、いつのまにかウトウトしていました。
明朝一番にここを去ろう。いや、でも、電話だけでも借りられれば……眠りのなかで、そんなふうに考えたせいか、眠りが浅かったのでしょう。ふと、気配を感じて、あなたは目を覚ましました。
目をこらしてください。
何か見えますか?
暗闇になれた目でなら、そこに輪郭が見えるはずです。
黒い人の形をしたものが、あなたを間近でのぞきこんでいます。両眼だけが、やけに白く闇に浮かんで見えました。
「だ、誰だっ!」
あなたは大声で叫びました。が、すでに遅かったのです。枕元に立つ何者かの手には斧がにぎられていました。鈍くきらめく刃が頭上にふりおろされるのを、あなたはなすすべなく見つめました。
※バッドエンドです。最初からやりなおしてください。
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