最後のクリスマスを君は知らない。
天照うた @詩だった人
彼女はもともと、そういう人だった。
「記念日って、なんか堅苦しくない? 私にとっては、
そんな風に笑った。でも、僕が「一緒に居たい」って言ったら、「仕方ないなぁ」なんて言って隣にいてくれるような人だった。
彼女はもともと、そういう人だった。
「写真、嫌いなんだよね。昔の私の方が美人だったとか言われたら、悲しくなっちゃう。今を覚えてたらそれでいいって思うの」
そんな風に笑った。でも、何かにつけて僕のことを陰ながら撮って、その写真を幸せそうな笑顔で見つめるような人だった。彼女は僕にバレていないつもりだったようで、視線が合うと気まずそうに目を逸らした。
彼女はもともと、そういう人だった。
はじめから、おかしかった。
彼女はどこかでSOSを求めていたんじゃないかって今なら思う。そうじゃないと、全てがおかしかった。
……これは、ある一夜の物語。
◇◆◇◆◇◆
奏多Side
▶おかしいってわかってるけどさ
▶クリスマス、一緒に過ごさない?
そんなLINEが僕の彼女……
もちろん、僕は彼女のことを愛していた。そういう所も、全部。全てが愛おしくて愛おしくてたまらなかった。だからこそ、彼女の誘いにすぐ飛びついてしまった。
▷もちろん
▷めったにないし、嬉しいな
すぐに既読が付く。すぽんっと送られてきた、気怠げに『やったー』と喜ぶうさぎのスタンプに思わず笑みがこぼれた。
それと同時に、もう一件メッセージが送られてきていた。
▶もしよかったらなんだけど……その日、私の家で泊まってかない?
ばくんっと心臓がいっそう大きな音を立てて、小刻みに拍を刻んでいくのを感じる。一気に顔が熱くなっていって、熱がどんどん上がる。
だって、だって、そんなの、まるで……。
指が震えて、まともな返信が出来ない。
▷明日夏がいいのなら、よろこんで
数秒後に既読が付いて、いいねのリアクション。その向こうに「イタズラ、成功したっ」と言わんばかりの彼女の笑顔を思い出す。
彼女の行動の裏に何があったって、きっと僕は許してしまえると思った。僕はとっくに君の奴隷だった。
◇◆◇◆◇◆
明日夏Side
「あと三ヶ月で、あなたは死ぬそうです」
「……そうですか」
なんの感想も出なかった。
どうせいつか、こうなるだろうと思っていた。
幼い頃からの持病。治ることのない、と言われた病。「いつか死ぬよ」と言われていた。そうだろうと思っていた。私は、自分が生きているなんて実感、どこにもなかったんだもの。ずっと幽霊みたいに、生きてるかどうかの証明も出来ずに毎日を生きて、苦しくないなんてことがあるだろうか?
いつ死んだっていいって思っていた。そんな私を、死なせなくしたのは
幼い頃に親を亡くした私は、真に愛せる人なんていなかった。血も繋がっていなくて虚弱体質。手間がかかるだけの子ども。そんな私を愛してくれる人なんていなかった。みんな、私を遠巻きにした。
……そんな私を救ってくれたのは、間違いもなく奏多だった。持久走で道端に倒れ込みそうだった私に差し伸べてくれたあの少し冷たい手。初めて、心が動いた相手だった。
どうして、どうしてあなたはその手を私に差し伸べてしまったの? 見ないふりをしてくれてよかった。実際、周囲の皆もそうしていた。なのに、どうして君は……。
日に日に、私は死に近づいている。
昔に比べて立ち眩みが増えた。ずっと何か気持ち悪くて、頭がふわふわしてて。
彼に言えなかったのは、私が弱いから。妙な心配かけたくない。弱い姿なんて見られたくない。彼の前では、私のままでいたい。
私は、死にたくない。でも、どうせ死ぬなら。
最期に、我儘を叶えさせてよ。
それが君の……私を救った、罪の償い。
▷おかしいってわかってるけどさ
▷クリスマス、一緒に過ごさない?
送信ボタンを、押す。
◇◆◇◆◇◆
奏多Side
――そこから三ヶ月。いよいよ、クリスマスの当日となった。
ちなみに僕は今日眠れていない。今日も眠れるかわからない。だって、仕方ないじゃないか。どくどくと早鐘を打つ鼓動は止まることを知らない。
▶いつものとこで午前十時に待ち合わせ
▶そこからどっかで適当にご飯食べて家行く
▶よろしく
いつものような、淡泊なメッセージ。いかにも明日夏らしかった。
世間の恋人達の逢瀬とは、僕らは並外れていたと思う。三年も付き合っているというのに、最高が手つなぎ。キスはおろか、ハグだってしたことがない。LINEも必要最低限で、お互いあまり干渉しない。高校生のカップルとしてはあり得ないと思う。
では、僕らの間には愛がないのだろうか? 答えはNoである。
少なくとも僕は、彼女のことが本当に好きだ。あたたかい笑顔、一つ一つの細かな仕草、少し拗ねたように突き出される唇……。きっと、きりがない。
だからこそ、彼女には近づききれなかったんだと思う。彼女を大切にしたいから。僕の手なんかで、汚したくない。そんな思いがあった。
僕は『了解』とポーズをとるハムスターのスタンプを送った。すぐに既読が付く。返信はない。基本的にLINEの対応が雑な明日夏のこと、当たり前だ。
今は午前八時、いつもの待ち合わせ場所……最寄りの駅の噴水前なら、家から歩いて十五分もしない。余裕だ。
身支度を済ませる。必要そうなものを今尋ねても何も返ってこなさそうだから、適当に必要そうなものをリュックに詰めた。
「母さん、僕今日友達の家泊まるから」
「あら~いいじゃない。楽しんできてね」
「うん」
そうやって頷いた、あの僕は今思えば羨ましいほどに幸せだった。彼女のことしか、頭になかった。
冬の風は、痛いほどに僕の身体を削ごうとしていたのに。
◇◆◇◆◇◆
明日夏Side
「今日に、決めたんだ……」
鏡の中に映る私は、今までにないほどに気味の悪い顔をしていた。いつもより数段白い頬に、ボサボサの髪。血色のない唇、鏡についた手の先にはギザギザの爪。
けれど、その
――まぁ、もういいんだけどさ。
血色感のない肌にそのままチークを乗せる。髪にオイルを塗って、櫛で整える。薄いピンクの口紅を重ねる。やすりで、爪を整える。
まるで、何かに行き着く儀式をしているかのようだった。
行く先も分からずただ彷徨い、希望もなくただ歩き。その先にはなにがあるのだろうか。この行為を、誰も無駄だとは思わないのだろうか。
私は、無駄だと思う。
何も要らない。もう、今日に決めた。
いつか運命というものに殺されるなら、いっそ自分で死んでやる。いつかひとりきりで孤独のままに死ぬのなら、君の腕の中で死んでやる。
……そう決めたのに、どうしてこんなにも怖いのだろう?
二の腕が微かに震える。両腕で抱え込んでも、まだそれは落ち着かない。
「……寒い」
時計を見る。午前九時。約束の時間まで、あと一時間。
今まで何万時間もの歳月を過ごしてきた。でもどれも取るに足りなくて、大切になんて思わなくて、表面上の感情を掬い取ったような、身のない時間。別に、それでもいいと思ってた。私たちが生きてた時間は、昔の私の視点からすれば無限よりもずっとずっと長かったから。
だけど、今は切実に思う。
――この一時間が、この一日が、どうか世界になにかを与えますように……と。
◇◆◇◆◇◆
奏多Side
時間十分前に到着した。そこまで早くも、遅くもない。
まぁ、いつも明日夏は五分遅れてやってくる。それが当たり前かのように現れて、「やっほ~」と呑気そうに僕に手を振るのだ。
だから大丈夫だろう……と考えていたにも関わらず、明日夏は噴水の前で静かに佇んでいた。
明日夏は少しだけ俯いて、口元を押さえていた。
「……ごめん、明日夏。大丈夫か?」
「大丈夫かってなに? あ、私がいつも時間ぴったりに来るからでしょ。えへ、今日は少し早く来たんだ」
彼女は僕が表れた途端、一気に顔色を変えた。
なんでだろう。僕の、見間違いだろうか?
「え、いつも五分遅れで到着してるのに?」
「……嘘だ。もしかして、私の部屋の時計壊れてたっ!?」
はわわっと可愛らしく口を押さえる彼女に変わったことは何一つとしてない。
「まぁいいだろ。次、間違えなければ」
「次……ね」
そう思っていたのはつかの間、僕の言葉で彼女は目を俯かせる。それから一転、取り繕うように目を輝かせる。くるくるとすぐに変わるその表情も、いつもと何も変わらない。
それなのに、何かが違うと感じてしまう僕がいた。
「ほら、いこっ? 今日は私がご飯おごってあげるから」
「……うん。わかった。じゃあ、また来ような」
「また……ね?」
でもすぐに、僕の微かな疑問は彼女の笑顔に
彼女が足を進めたのは、近くのカフェ。ここは僕たちが初めてデートした場所で、個人的にもかなり思い入れがあった。
……初めてなんて明日夏は大切にしないし、覚えてもいないだろうけど。
カフェながらにサンドイッチなども出してくれる上、学生にとって嬉しいリーズナブルな価格。それなのに美味しい。まさに天国とでも言えるような場所だ。
「ね……手、繋ぐ?」
視線の合ったあと、明日夏がそうやって呟いた。気恥ずかしそうに見える表面。でもどこかその声は寂しげで、切なげだった。
「じゃあ、繋ごう」
彼女の左手が僕の右手に重なる。恋人つなぎなんかじゃなくて。ただただ手を重ねているだけ。それでも、僕らにとっては充分だった。
重ねたその手は、いつもよりいっそう冷たかった。
――この時点で、僕は気づくべきだったんだ。
◇◆◇◆◇◆
明日夏Side
――このカフェに誘ったのは、悪手だったかもな。
美味しそうにサンドイッチを食べる奏多の横顔を見て、痛いほどそう感じた。彼が頼んだサンドイッチは初デートの日と同じ、エッグサンドだった。
私はコーヒーだけにした。初デートの日は大きな口でふわふわのスフレパンケーキを頬張っていたのに。でも、そんなに多く食べられる気なんて、到底しなかった。
やっぱり、寂しくなる。
ねぇ、奏多。
私、記念日が嫌いなんて言ったけどさ、君との思い出は一個も忘れたことなんてないんだよ? 全部覚えてる。
三年ぐらい前の初デートの日から、彼は大きくなって声も低くなった。私は、すっかり顔色が悪くなって暗い女になった。
こんなこと、直視したくなんてなかったよ。
「なぁ明日夏、ひとくちいるか?」
「……え?」
「コーヒーだけじゃ食べた気になんてならないだろ。食欲、ないんじゃないか。しかもお前、たまご好きだろ?」
「ん~……次でいいかな。また連れてきてよね」
無理矢理、口角を上げた。私に次なんて、もうないのに。
「おう」と軽く歯を覗かせる君の姿が、今だけは少し恨めしい。
会計では、私が全額を出そうとしたら「それぞれが出すでいいだろ」とナチュラルに奏多が財布を取り出した。どうせ死ぬから散財してもいいのに、なんて言えるわけもなく、私は俯くことしか出来なかった。
◇◆◇◆◇◆
奏多Side
初めて立ち入った明日夏の家は、あまり生活感がなくこざっぱりしていた。
「両親帰ってこないしさ、まぁくつろいでよ。私が許してつかわすっ」
「あ~……明日夏様、ありがとうございます?」
「ほっほっほ、ノリがよろしくて何よりじゃ」
いつも通りの明日夏だ。心のどこかで感じていたわだかまりがすうっと抜けていくような気がする。
「ねぇ、奏多。映画見ない? このままぼーっとしてもやること、ないしさ」
「いいな。なんか見たいのある?」
「……見たいのがあるの。それでいい?」
「あぁ、いいぞ」
そういって彼女はテレビの脇から一枚のDVDを取り出した。
かちゃかちゃ、と明日夏が手際よさげにDVDをセットしはじめる。でも、途中に首を傾げたりしていたからあまりやったことはないのかもしれない。
静かにテレビにぱっと色が付く。そこにあったのは……。
「なぁ……明日夏。このホラー映画、前にデートで見たことなかったか?」
「そうそう。だけど、私ちょっとその時寝ちゃってたんだよね。だから奏多ともう一回見たいなぁって」
にこっと微笑む明日夏。その微笑みに僕の顔が凍り付く。
……だって、このホラー映画は僕のトラウマなのだ。明日夏が「見たい!!」と言って付いていったこの映画。それは、ばたばたと無残なほどに血が出て人が倒れていくものだった。 しかも、誘った当の本人はいつのまにか気持ちよさそうに隣で眠っていたのである。
「……明日夏、申し訳ないが、僕はこれを見たら吐くかもしれない」
「え~、大丈夫だよ! 今回は私も寝ないから、ね?」
上目遣いで僕のことを見つめる明日夏。僕の首はいつの間にか、ゆっくりと縦に振られた。 その一瞬を見逃さなかった彼女は、うきうきでリモコンを手に取る。
「それじゃあ、いこっか!」
「……はい」
うきうきでリモコンのボタンを押した明日夏。
その後に僕の悲鳴がこだますのを、彼女はけらけらと隣で笑っていた。
◇◆◇◆◇◆
明日夏Side
……楽しいな。そう思わずにはいられない一日だった。
隣で眠る奏多の顔を見る。今日、彼はいろいろなことに付き合ってくれた。映画の鑑賞から一緒のお菓子作り、出前でのディナー。そして、添い寝。
幸せそうに目を閉じる彼は、何も知らないよね。
知って欲しいけど、知らなくていい。
静かにベッドから抜け出して、台所に行った。冷蔵庫の底に眠らせておいた薬品。それを、一気飲みにする。
「……っ!」
一気に目眩がして立ちくらみがした。
地を這うようにしてベッドに戻って、布団を被った。
視線の先には、積読した本に挟まれた一枚の紙。余命宣告の紙だった。
……私は、少しだけ願っていたのかもしれない。奏多が、私の病気に気づいてくれることを。
今日で全部精算した。初デートの場所、結局寝ちゃった映画、手絵作りで作ろうとして大爆発したお菓子作り、前に「美味しそうだね」と二人で話した店の出前、私の夢だった添い寝。
私はもう、後悔なんてないよ。
なのにね、どうしてか死にたくないの。まだ、生きてたいって望んでしまう。奏多の言った次があることを、本当は信じたかった。どうして生きることについて、こんなに執着しちゃうんだろう。前からこんな運命になることなんて知ってた。ずっとずっと、覚悟してたのに。
……もう、薬品を飲んだ今となっちゃ遅いんだけど。
視界がまどろむ。身体が重くて、だるくて、動かない。「もうすぐ死ぬんだ」っていう絶望と同時に、なぜか安堵が押し寄せてきた。
彼の顔が寝返りを打つ。
私はベッドに倒れ込んだ。君の顔を、目の前にする。
……頬に、小さく口付けをした。
なにかのスイッチが切れたかのように、瞼が落ちた。
ごめんね、ごめんね、ごめんね、奏多。
大好きだよ。
◇◆◇◆◇◆
奏多Side
朝になる。陽光が差す。昨日のオールのせいか、今日は眠ってしまった。変な気を遣わせるのも悪いし、まぁいいか。
彼女は幸せそうに眠っていた。微かに口角を上げて、なにも動かずに。
……「なにも、動かずに」?
「……なぁ、明日夏。朝だよ、起きろよ」
彼女の身体を揺らす。なんの反応もなかった。人形のように、その身体が揺れた。
「なにがしたいんだよ、脅かすなよ。なぁ、どうしたんだ?」
彼女は動かない。
冷や汗が出る。
彼女の細い手が、僕の汗で濡れていく。
「なぁ、なぁ、なぁ……明日夏、」
そうして、はたと気づいた。
彼女にもう、脈はなかった。
示し合わせたように一枚の紙が、机からひらりと落ちた。静かに、何かを、告げるように。それは病院の診断書だった。
余命のある病気にかかっていたという、残酷な証明だった。
「ああ、ああ、あああぁぁぁぁっ!!」
僕は吠えた。
なんで、なんで、なんで?
明日夏は、死んだのか? なんで? なんで、そんなことがあるのか?
昨日の違和感は全部それだったんだ。記念日が嫌いと言っていたのも、写真が嫌いと言っていたのも、全部、明日夏が死ぬ運命にあったからなんだ。
そんなのってさ、ないじゃないか。
聖夜に奇跡なんて起きなかった! クリスマスのサンタの魔法なんて、僕にはなんの効き目もない。
どうして、どうして?
そこで僕は気づいた。診断書の裏には、明日夏の字でこんなことが記されていた。
『奏多へ
いままで、こんな私のそばにいてくれてありがとう。言えなかったんだけど、私は病気にかかっていました。幼い頃からのもので、治療法はありません。余命はもう少しあって、もう少し生き延びれるかもしれなかった。だけど、私はクリスマス、あなたの腕の中で死ぬことを決めました。薬品による自殺です。病気のせいでも、それに気がつかなかったあなたのせいでもありません。ただ一つ、伝えたいことがあります。私は、奏多のことが本当に大好きでした。何よりも、愛していました。そんな貴方のそばで死ねることは、本当に幸せだと思います。死ぬのはまだ怖いけど、あなたの隣なら、きっと幸せだから。』
「……なんで」
知らせてくれて、よかったじゃないか。
僕は、僕は、本当に非力だな。
僕は、彼女のことがきっと命よりも大事だった。彼女のためなら死んでしまえた。彼女の微笑みが、僕の生きる意味だった。
それだというのに、どうして気づけなかったんだろう?
命より大事、なんて豪語する割に僕は彼女に何もできていなかったじゃないか。どうして、彼女に声をかけてあげられなかったんだろう。
僕は彼女の手を取った。細くて、それなのに重い、冷たい手。
その手に小さく、口づけをした。
彼は懐からあるものを出した。とても小さい、ハコだった。
彼はそれを、今日の昼に渡す予定でいた。彼女と別れるときに、静かに添えるつもりでいた。
彼女は暖かい笑顔で微笑んで、薬指に輝きが灯ると信じていた。
彼は部屋のドアを開けて、それを外へと放り投げた。煌めいて、遠くのどこかに落ちていった。
『一生共にいよう』
その誓いの言葉が入った、小さな指輪のハコが。
彼女の手は、もう二度と温まらなかった。
最後のクリスマスを君は知らない。 天照うた @詩だった人 @umiuta
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