ボタン

となかい

ボタン


 指先が震える。


 このボタンを押せば、「あれ」が世に放出される。それは一刹那に弾け、妄執の礫を四方八方に撒き散らし、数多の視線を焼き尽くしてしまうだろう。


 私は今、「世界」の命運を分かつボタンの前に立っている。「世界」は眩い祝福を授かるのか、はたまた顧みられることなく、再び静かな眠りにつくのか。


 額を流れる汗は、もはや冬の寒さを忘れるほどに熱い。この「爆弾」を投下すれば、私の平穏な偽装生活は終わりを告げる。


 震える指先が、その名をなぞった。


 「公開」







【あとがき】


こんばんは、初投稿です!

爆弾投下してみたものの、緊張でスマホを持つ手が震えています……!


本命の爆弾、その中身──理性的ロマンチストが愛の正体を探す物語(異世界恋愛)──は明日21時頃に投下予定です。


よろしければこの「爆風」を一緒に浴びてもらえると嬉しいです……!:(´ºωº`):


※AI利用部分については細心の注意を払っていますが、もし既視感のある表現や問題のある箇所があれば、すぐに対応(修正・削除)いたしますので、お手数ですがご指摘ください。

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