第3話 永遠の都 3
翌日の午近く、
層下に降り、回廊を裏手に向かうと、庭に数人の下男、下婢が集まっていた。それに混ざって、身なりの良い背の高い青年が舞のような動きをしていた。
「
「導引ですよ、
隅で見物していた
「導引? 気の呼吸法か。それにしては、あまり見たことがない型だが」
「はい。最近、急に流行してきた養生法で、〈
「詳しいな」
「街中で案内書きが配布されているんですよ。〈精魄道〉の信徒が配っているのを見かけました」
「ふぅん。……で、なぜ、おまえがそこにいる」
「いやあ、面白そうだと思って混ぜてもらったが、結構疲れるぞ」
暁賢は少し息を上げながら、下僕たちの列から抜けてきた。
「なんにでも首を突っ込むのだな。閑人め」
「探求心に溢れていると言ってくれ」
「どうでもいいが、朝餉が済んだらとっとと帰ってくれ。
「そうするよ」
暁賢の返答を背中に聞いて、月祥は自房に戻った。
その日、西市の北端の側溝から、若い女の遺体が発見された。
刑部の吏員が収容し、死因を確認したところ、遺体からは血液が抜き取られた痕跡があったという。
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