第9話 ドロップアイテムと、進化と、それの群れ

私達は、ドロップアイテムを、コハクちゃんの収納に入れている。

理由は、私のEXスキルのせいだ。

ステータスの幸運が、無限のせいで、

ドロップアイテムが約五十個ドロップしたからだ。


「ソルテちゃん、まだあるのぉ?」

『うん…私のせいでごめんね…』

「いや、大丈夫だよ!こんなにあれば、お金も凄く貰えると思うし!」

『…わかった。』


ドロップアイテムを鑑定した内訳は、

こんな感じ。


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魔石・極大

説明・いろんな分野で使われる、魔力の塊

この大きさだとかなり高額でも取引される。

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うん、これだけなら良いんだけど、

半分がこれなんだよね…

そしてもう半分がこれ。


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食材・玉蟲ゼリー

説明・食べると、極上を味わえるが、

それは、幻覚であり、SAN値直葬である。

効果・SAN値直葬。

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これは、酷い。

これは、完全封印だね…


『玉蟲ゼリーは、絶対に収納から出さないで!』

「ソルテちゃんがそう言うなら、かなりの劇物なんだね。」



そして全部、収納できた。

次はどうしようかな?


「ソルテちゃん、進化しよ!」

『あっ!そうだね!』


私達は、進化をする事にした。

何があるかな?


「私は、アーク・エンジェルにするね!」

『ん?うん!』


コハクちゃんは、アーク・エンジェルに進化するらしい、

半天使から、いきなり大天使かぁ。

私はどうしようかな?


と、考えていたらコハクちゃんが、

アーク・エンジェルに進化した。

見た目は、翼が大きくなって、

天使の輪っかが頭上に付いた、ぐらいだね。


私もさっさと進化するぞ!

まずは、ステータスを開いて種族の隣りの、

進化表示に触れて。


〈EXスキル「インフィニティ・ラック」が、進化に介入しました。

新種族として、ラック・アーク・エンジェルキティが、

進化先に追加されます。〉


〈EXスキル「インフィニティ・ラック」が、進化先に介入しました。

ラック・アーク・エンジェルキティに、進化します。〉


「みゃ!??(え!??)」


急に進化先が追加されて、勝手に決められた!?

あっ進化が始まった…


「わぁ、ソルテちゃんすっごく可愛くなったよ!」


私の見た目は、子猫に天使の輪と、翼が付いた見た目に変わったみたい。

まぁ可愛いから良いかな…うん!


(ステータス)

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名前・『ソルテ』

種族・ラック・アーク・エンジェルキティ

Lv1・SP2460

ステータス

HP・1680

MP・840

攻撃力・500

防御力・250

魔力・450

敏捷・680

器用・680

幸運・∞

ユニークスキル

「想いの力」

EXスキル

「インフィニティ・ラック」

種族スキル

「キャットエンハンス」「猫運天使」

スキル

「鑑定」

_____________


かなり強くなって、

絶句している。

コハクちゃんも似た様な状況である。


新しく追加された、種族スキルは?

_____________

「猫運天使」

自分の幸運のステータスの25%を、

パーティーメンバーに付与する。

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私の場合は、ぶっ壊れスキルだね…

イカれてるもん…


しかも、SPが二倍になってる!


「ソルテちゃんどう?」

『すっごく強くなったよ!』

「やったね!でもSPどうしようかぁ?」

『欲しいスキルを取れば良いんじゃない?』

「そうだね!後で考えて取るよ。」


コハクちゃんでもSPが余ってるみたい?

二倍じゃなくても、多いからねぇ。


「「「テケ・リ・リ」」」

「ん?何かなぁ?」

『これって、多分アレだよね。』

「ソルテちゃん!知ってるの?」


かなり近くにそれの群れが、いた。

ミシカルレアモンスター?の筈なんだけど、

幸運無限の前じゃ変わらないのかなぁ…


『さっき倒した、ミシカルレアモンスターの群れみたい、

拾うの疲れるから離れよう。』

「うーん、そうだね、離れよっか!」


約百体いた、それに背を向けて、

私達は歩き出した。

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次元精霊の追憶〜第一部〜 猫好き868 @nyan868

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