第9話 ドロップアイテムと、進化と、それの群れ
私達は、ドロップアイテムを、コハクちゃんの収納に入れている。
理由は、私のEXスキルのせいだ。
ステータスの幸運が、無限のせいで、
ドロップアイテムが約五十個ドロップしたからだ。
「ソルテちゃん、まだあるのぉ?」
『うん…私のせいでごめんね…』
「いや、大丈夫だよ!こんなにあれば、お金も凄く貰えると思うし!」
『…わかった。』
ドロップアイテムを鑑定した内訳は、
こんな感じ。
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魔石・極大
説明・いろんな分野で使われる、魔力の塊
この大きさだとかなり高額でも取引される。
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うん、これだけなら良いんだけど、
半分がこれなんだよね…
そしてもう半分がこれ。
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食材・玉蟲ゼリー
説明・食べると、極上を味わえるが、
それは、幻覚であり、SAN値直葬である。
効果・SAN値直葬。
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これは、酷い。
これは、完全封印だね…
『玉蟲ゼリーは、絶対に収納から出さないで!』
「ソルテちゃんがそう言うなら、かなりの劇物なんだね。」
◇
そして全部、収納できた。
次はどうしようかな?
「ソルテちゃん、進化しよ!」
『あっ!そうだね!』
私達は、進化をする事にした。
何があるかな?
「私は、アーク・エンジェルにするね!」
『ん?うん!』
コハクちゃんは、アーク・エンジェルに進化するらしい、
半天使から、いきなり大天使かぁ。
私はどうしようかな?
と、考えていたらコハクちゃんが、
アーク・エンジェルに進化した。
見た目は、翼が大きくなって、
天使の輪っかが頭上に付いた、ぐらいだね。
私もさっさと進化するぞ!
まずは、ステータスを開いて種族の隣りの、
進化表示に触れて。
〈EXスキル「インフィニティ・ラック」が、進化に介入しました。
新種族として、ラック・アーク・エンジェルキティが、
進化先に追加されます。〉
〈EXスキル「インフィニティ・ラック」が、進化先に介入しました。
ラック・アーク・エンジェルキティに、進化します。〉
「みゃ!??(え!??)」
急に進化先が追加されて、勝手に決められた!?
あっ進化が始まった…
「わぁ、ソルテちゃんすっごく可愛くなったよ!」
私の見た目は、子猫に天使の輪と、翼が付いた見た目に変わったみたい。
まぁ可愛いから良いかな…うん!
(ステータス)
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名前・『ソルテ』
種族・ラック・アーク・エンジェルキティ
Lv1・SP2460
ステータス
HP・1680
MP・840
攻撃力・500
防御力・250
魔力・450
敏捷・680
器用・680
幸運・∞
ユニークスキル
「想いの力」
EXスキル
「インフィニティ・ラック」
種族スキル
「キャットエンハンス」「猫運天使」
スキル
「鑑定」
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かなり強くなって、
絶句している。
コハクちゃんも似た様な状況である。
新しく追加された、種族スキルは?
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「猫運天使」
自分の幸運のステータスの25%を、
パーティーメンバーに付与する。
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私の場合は、ぶっ壊れスキルだね…
イカれてるもん…
しかも、SPが二倍になってる!
「ソルテちゃんどう?」
『すっごく強くなったよ!』
「やったね!でもSPどうしようかぁ?」
『欲しいスキルを取れば良いんじゃない?』
「そうだね!後で考えて取るよ。」
コハクちゃんでもSPが余ってるみたい?
二倍じゃなくても、多いからねぇ。
「「「テケ・リ・リ」」」
「ん?何かなぁ?」
『これって、多分アレだよね。』
「ソルテちゃん!知ってるの?」
かなり近くにそれの群れが、いた。
ミシカルレアモンスター?の筈なんだけど、
幸運無限の前じゃ変わらないのかなぁ…
『さっき倒した、ミシカルレアモンスターの群れみたい、
拾うの疲れるから離れよう。』
「うーん、そうだね、離れよっか!」
約百体いた、それに背を向けて、
私達は歩き出した。
次元精霊の追憶〜第一部〜 猫好き868 @nyan868
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