第一部プロローグ

第1話 キャラクタークリエイト(テンションが高い)

今、私はキャラクリをしている。

ことの発端は、運営から私宛てにメールが送られてきた事だ。


『○○様へ

Eioプレイヤー25万人の中から、抽選で○○様が選ばれました。

特典として、サービス開始日前日に使える早期アクセス権利と、

EXスキル作成権を、贈呈します。運営より』


その後は楽しみに待ちながら、

時は流れ今に至る。


「どんなアバターにしようかなぁー」


私は今、キャラクリで30分間悩んでいた、

だって、魅力的な種族が多すぎて迷っちゃうんだもん。

因みにキャラクリは、床がもふもふしている白色の空間で行なっている。


「…もふもふもふもふ……!猫だ!」


やっぱりVRMMORPGは、理想の姿で遊びたいからね!

猫は可愛いし大好きだから、猫にしよう。


「えーと、猫猫何処だろう?」


猫が見つからない、本当に何処?

しばらく色々と見ていたら。


「っ!?……猫発見やったぁー」


ようやく見つけれたよ。


「え〜と何々キティか、調べてみよう……子猫ね〜」


子猫かぁ


「最高かな!子猫は、すっごく可愛いし正義だからね!」


これで決まり、ステータスは低いけど、

可愛い子猫は、最強だから??


「一応魔物種族なんだね、で種族スキルが?何これ強!?」


___________

「キャットエンハンス」

(一番高いステータスの50%を、5分間全ステータスに上乗せする、

終了後30秒間スタン状態になる。)

___________


デメリットもあるけど、メリットの方が多くない?

何これぇ。


「まぁ、それは置いといて見た目は〜?

あっ!テンプレートから選ぶ事もできるんだ。」


外見は自分で作るのと、テンプレートから選ぶものと、

AIに作って貰うことができるのか。


「ならAIでいいかなぁ、え〜と三毛長毛でお願いします」

『お任せください』

「っ!?びっくりした〜」


で、あっという間に三毛長毛の可愛い子猫ちゃんができた。


「はやー」


次は名前か〜、何がいいかなー。あっ!


「えーと『ソルテ』っと」


よし、これでオッケー。

次は〜。


「ユニークスキルね、どうやって決めるん〈ズドン〉だろ!?」


びっくりした巨大なガチャが降って来るなんて、

まぁ、でもユニークスキルの入手方法は、わかったけど。


「えーとユニークスキルは、何度でも引き直せるのか〜、じゃあ引いてみよう。

えとここを回せばいいのかな、それじゃ、ガチャ」


ガチャが回り、カプセルが出て、カプセルからユニークスキルが出てくる。


「何かな〜」


___________

「想いの力」

(想いが強いほど、ステータスが上昇する。

強い想いは、事象として顕現する。)

___________


「強いけどピーキーだね。」


まぁこれで決定でいいかな。


「決定!」


で、本来はここで終わりだけど、私にはこれがあるからね。


「EXスキル作成しまーす」

『作成権利を確認しました、EXスキル作成モードに変更します。』

「わっ!?白い空間が黒い空間に、変わった。」


へー、なるほどスキル名を決めるだけで作ってくれるんだ。

でも、できるのはスキル名を付けるだけしかできないのか〜。


「うーん…うん、これで行こう「インフィニティ・ラック」っと。」

『確認しましたEXスキル名「インフィニティ・ラック」を作成します。』

「うんうんこれでよし、あっ!そろそろログアウトして寝ないとだね〜」


うーんどうしようかな、

まぁログアウトしようかな。


「ログアウト、ポチッ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る