夕闇幻想禄
夕闇
第1話 S―貧乳村―ANSUR
〈其れは呪詛か祝福か〉
【S―貧乳村―ANSUR】
地域・風習文化・住人を指す。
登場人物紹介
PN・夕闇(男3X才)
俺だ。ピクシブで「夕闇」という名前で数々の小説とゲームブックを投稿している。服装は個性的で、黒のカーゴパンツに浴衣の帯をベルト代わりに使用し、赤いポロシャツに黒の三角タイをつけ、羽織着物をジャケットのように着こなしている。灰色のキャスケット帽を愛用している。
PN・朝霧(女17才)
女子高生。何にでも興味を持つ好奇心と行動力、ずば抜けたスタイルの良さと女子力を持つ。子供っぽさと大人の落ち着いたクールさを併せ持つ。スケートボードで移動する事もある。アルビノで毛は白く目は赤い。青色のキュロット、黒色のシャツ、緑色の羽織、赤色の帽子を着ている。
PN・マクロベータ(男3X才)
俺と仲の良い派出所勤務の警察官。
熱く優しい真面目な警察官。
PN・オルゾフ(男22才)
かつて「貧乳村」へ行き、村の住民たちが「貧乳ーーーっ!!」と叫びながら追い回されたため、今も上弦の月の夜になると「貧乳ーーっ!!」という幻聴が聞こえるという。
プロローグ
俺、夕闇が語る。●●●●●県の山の奥深くに地図にも載らない小さな村がある。その村の名は「貧乳村」。美しい自然に囲まれた穏やかな村だが、そこに住む人々は1つの奇妙な特徴がある。上弦の月の夜になると村人達は目を赤く光らせ、口々に「貧乳」と叫び始める。まるで何かに取り憑かれたかのように、夜通し村人達は叫び続ける。
ストーリー
●●月●●日 日曜日 午前
俺は夕闇。ピクシブとかで気ままに小説を投稿している者だ。俺は今、縁側で寛いでいる。ゲーミングチェアに腰をかけ、小さなテーブルに紅茶とグミを用意し静かな時間を楽しんでいた。
「………。やはり、コレだな。(夕闇)」
「何が「コレ」なんですか?何で紅茶の茶菓子がグミなんです?組み合わせ少し変ですよぉ。(朝霧)」
………。あ〜あ。五月蝿いのが来た。この娘は朝霧。何故か俺に住み込みで働かせて欲しいと言って居候している変な女子高生だ。
「結構合うよ?朝霧もどうよ?(夕闇)」
「いいですよ〜。(朝霧)」
コンッコンッ♪
玄関がノックされる。誰か来たな。
「あ、私出ますね♪(朝霧)」
「いや、俺が出るから。朝霧はオモテナシの準備しててよ?(夕闇)」
俺は朝霧を台所に行かせて、それから玄関へ向かう。俺は玄関を開けた。
「よ♪夕闇!また、だらけてたな?(マクロベータ)」
「あ、マクロベータさん、どしたのさ?勤務中でしょ?(夕闇)」
「いや、オマエに客人を連れてきた。オルゾフさん、コイツがさっき話してた夕闇ですよ。(マクロベータ)」
マクロベータさんは笑顔で俺を指差しながら客人に話しかける。マクロベータさんの背後から若い男性が姿を現した。
「アナタが夕闇さんですか?俺はPN・オルゾフという者です。(オルゾフ)」
「はじめまして。俺はPN・夕闇といいます。よろしく。さ、中に入って♪マクロベータさんも入って♪(夕闇)」
俺はマクロベータさんとオルゾフさんを家にあげる。俺は台所に向かって
「朝霧〜〜。お客様2人だよ〜。(夕闇)」
と言う。すると、
「は〜い、わかりました〜〜。何にする〜?(朝霧)」
「ラスクあったろ?ラスクと緑茶だな〜。(夕闇)」
「………。また微妙な組み合わせを。(朝霧)」
俺はマクロベータさんとオルゾフさんを居間に案内し、座布団を出して座るように促す。そして台所から朝霧がラスクと緑茶を4人分用意して持ってきた。
「いらっしゃいませ〜♪コチラをどうぞ♪(朝霧)」
「お、朝霧クン、ありがとうな♪(マクロベータ)」
マクロベータさんとオルゾフさんと俺に緑茶とラスクを出し、朝霧は俺の隣に座る。テーブルの向かいにはマクロベータさんとオルゾフさんがいる。朝霧は俺を指差し
「もぅ、マクロベータさん、この人やっぱり少し変なんですよぉ。(朝霧)」
俺は朝霧を指差し
「マクロベータさーん、このオッパイ少し五月蝿いんだよ〜。(夕闇)」
ブフォッ!!
お茶を飲んでいたオルゾフさんが吹き出した。彼は大丈夫なんだろうか?マクロベータさんは眉間を押さえながら
「夕闇、オマエ、オッパイはないだろ?(マクロベータ)」
しばしの談笑の後、俺はオルゾフさんに
「さて、オルゾフさん。何かありましたか?(夕闇)」
場の空気が引き締まる。オルゾフさんは背筋を伸ばし、マクロベータさんは落ち着き、朝霧は背筋を伸ばし緊張している。そして、オルゾフさんは話し始める。
心霊系動画配信者をしているオルゾフさんは何かしらの情報により〈貧乳村〉の存在を知ったと言う。
ーーーーーーーーーーーーー
俺はメモを頼りに車で●●●●●県の山の奥深くにある〈貧乳村〉へ行ったんです。ソコはとても良い村でした。自然に囲まれ、村人達は皆穏やかで。俺は得た情報を疑いましたよ。
ケド、その日の月の事を知っておくべきだったんです………。
その日は上弦の月の夜でした。
夜になると村人達は目を赤く光らせたんです。お年寄りも子供も、村人達全員。そして、村人達は口々に叫び始めたんです。
「貧乳ーーーっ!!」
と。村人達は目を赤く光らせ口々に叫びながら、俺を追い回し始めたんです!!
俺は村人達の追跡を逃れ、車に乗り込んだんです。しかし、村人達は車の後部に次々と張り付いたんです!俺、もう………、怖くて、怖くて!!たまらずそのままエンジンを全開にして逃げました。人は轢いてません。ですが、状況によっては
轢いてたかも知れません。
ーーーーーーーーーーーーー
オルゾフさんは話しを終える。オルゾフさんはカタカタと震えている。相当な恐怖だったのが伺える。
「………。怖かったですよね………。(朝霧)」
「アレは………、人の顔じゃなかった!アレは、あの村人達の顔は皆獣の顔をしていた!!(オルゾフ)」
確かにそんな連中に追い回されたら恐怖でしかない。
「今でも耳から離れないんです!!頭の中で響くんです!!「貧乳ーーーっ!!」って!!(オルゾフ)」
「なぁ、夕闇、オマエ何とかならんか?実はオルゾフさんは最初俺の所、派出所に来たんだ。だが、どう考えても常識の外の案件だ。コチラもお手上げでな。(マクロベータ)」
「この日本を含めて世界の至る所にそういうサスペンスや怪奇小説に出て来るような不可解な村や集落とかがあるモノなんですよ。そして、俺も過去に1度だけ行った事があるんですよ。〈貧乳村〉に。その日も上弦の月の夜でした。(夕闇)」
「………!夕闇さんも!!運悪く!!?(オルゾフ)」
俺はケロッとして
「あぁ、俺はその日が上弦の月の夜である事を知った上で行ったんですよ。いや〜♪町の図書館で天体の図鑑を読んで、次の上弦の月の夜とその周期を徹底的に調べて、それから行ったんですよ♪(夕闇)」
「………、そうっすか。(オルゾフ)」
オルゾフさんはポカンとしている。
朝霧は俺を指差してマクロベータさんに
「やっぱりこの人、変ですよ~ドフゥッ!?(朝霧)」
失礼な事を言うもんだから俺は朝霧の脇腹を思いっきり突いた。
「ホント失礼な事言うオッパイだよ。(夕闇)」
「………。で、オマエは何かわかったのか?(マクロベータ)」
「ん~~。その事なんだケド、オルゾフさんの話を聞いてたら俺ちょっとムカついてきたからさ、ちょっと大人しくさせようかなって思うんだ。だからさ、マクロベータさん?(夕闇)」
「?何だ?(マクロベータ)」
「買い物、付き合って♡(夕闇)」
「………。ソレな、普通女性が彼氏や友人や家族に言うセリフだぞ?何か勝算があるんだな?(マクロベータ)」
俺は自信を持って答える。
「あぁ!確実に「効果はバツグンだ!!」を沢山キメる事が出来るよ!!(夕闇)」
「………。変なモン、買うなよ?(マクロベータ)」
「そういうワケだから朝霧とオルゾフさんはこの家でお留守番よろしく♪(夕闇)」
「わ…わかりました。(オルゾフ)」
「お客様にお留守番頼む人初めて見ましたよキャンッ!?(朝霧)」
俺は朝霧が言い終わると同時に朝霧の尻を引っ叩く。
「じゃ、よろしく〜♪(夕闇)」
「は…はい。いってらっしゃい。(オルゾフ)」
「………。いってらっしゃい、スケベ。(朝霧)」
「あ、そうだ、オッパイ?俺が帰ってくるまでに玄関に4〜5本木刀用意しといて♪スケベ聞こえてたからな~♪(夕闇)」
「ひ〜〜〜ん(朝霧)」
町のある店の中
「オマエ、こんなに………!金あるんだろうな!?(マクロベータ)」
「大丈夫♪大丈夫♪木刀売って稼いだ金があるから〜♪地球に緑がある限り俺はお金には困らないよ〜〜〜♪(夕闇)」
「………。今程、地球から少しでも緑が無くなればって思った事はねぇよ!!(マクロベータ)」
15時帰宅
「ただいま〜〜♪(夕闇)」
「夕闇さん、おかえりなさ〜い♪何買ったんですか〜〜〜♪ってキャーーーーーッ!!(朝霧)」
何か泣いてる朝霧は俺の両肩を掴んで
「何を山のように買ってきたんですかーーーっ!?(朝霧)」
「ん?見たんだろ?じゃぁ、ナニがナニかわかるだろ?エロ本だよ。安心しなって朝霧!!どれも全部、巨乳のヌード写真集だよォフゥッ!!?(夕闇)」
朝霧のスケートボードが俺の腹にくい込む。
「う…うぅ〜〜〜!!この、スケベ!!!スケベ!!!スケベ!!!(朝霧)」
「おい、朝霧。俺はスケベじゃない。夕闇だ。(夕闇)」
朝霧はマクロベータさんの胸ぐらを掴んで
「マクロベータさん!?何で夕闇さんが変なモン山のように買ってるの止めなかったんですか〜〜〜!?(朝霧)」
「お…落ち着け!?朝霧クン!!どうも夕闇がいうには有効的なアイテムなんだそうだ!!だろ?そう言ってたよな?夕闇!?(マクロベータ)」
俺は護送車の後部出入り口に用意してもらった木刀と朝霧のスケートボードを積み込みながら
「そうダヨ♪コレらは貧乳村へカチコミにいくのに有効的なモノなんだヨ♪(夕闇)」
「ハァ〜。ソレで?いつ行くんだ?さすがに署の護送車にいつまでもこんなモンの山乗せておきたくないんだが!?(マクロベータ)」
「ん?今晩全部消耗すると思うヨ?(夕闇)」
「へ?(マクロベータ・朝霧・オルゾフ)」
「今日行くんだヨ?(夕闇)」
「ハ?(マクロベータ・朝霧・オルゾフ)」
「だから、今日行くんだヨ♪(夕闇)」
「でも、村人達が豹変するのって(朝霧)」
「だから〜。今日だヨ♪(夕闇)」
「ま…まさか………!?(オルゾフ)」
「今晩は上弦の月だヨ♪(夕闇)」
「……………!!…フッ……………(オルゾフ)」
オルゾフさんが白目を向いて倒れる。ソレをマクロベータさんが支える。
「オルゾフさーーーーーん!!?大丈夫かーーー!!?(マクロベータ)」
「しょうがないなぁ。ねぇ朝霧〜?オルゾフさんの両足持って〜。俺両手持つから〜。(夕闇)」
「え、でもオルゾフさん、〈貧乳村〉で怖い目に遭ったって!?(朝霧)」
「だからだヨ♪オルゾフさんも目の前で自分を恐怖のドン底に叩き落してくれたワケのわからん連中が痛めつけられてるのを見ると溜飲下がるんじゃない?(夕闇)」
「夕闇さん………(朝霧)」
「夕闇………(マクロベータ)」
「多分。(夕闇)」
「ッ!!!?(朝霧・マクロベータ)」
朝霧とオルゾフさんには後部座席の僅かに座れる所に座ってもらい、俺は助手席に座る。
「え!?私ココなの!?このエロ本の山のすぐ側!?(朝霧)」
「うん♪よろしく〜♪(夕闇)」
バタッ………
何かが倒れたか崩れ落ちたかの音がした。まぁ、アレだけエロ本を詰め込んだんだ。いくつか落ちたんだな。
「じゃ、行こっか♪マクロベータさん♪(夕闇)」
「………。やっぱオマエ、スゲェわ………。(マクロベータ)」
夕方、大量のエロ本を乗せた護送車は〈貧乳村〉へ向かって走り出す。
日が沈み始める頃に俺達は〈貧乳村〉に着いた。
村の門の際に護送車を横付けする形で停める。俺はスポーツバッグをたすき掛けにして
「それじゃ行ってくる。朝霧、オルゾフさん起こしといて。それからオルゾフさんに■■■■■■■って伝えといて。(夕闇)」
「………!夕闇さん………。わかった♪起こして伝えとく♪(朝霧)」
「そして、その後、後部出入り口でスタンバイお願い♪(夕闇)」
「………夕闇さ〜〜〜ん……………。(朝霧(泣))」
「それじゃマクロベータさん、行ってくる♪(夕闇)」
「おぅ、逝ってこい!!(マクロベータ)」
「うん♪(夕闇)」
俺は後部出入り口を開け、スポーツバッグに詰め込めるだけエロ本を詰め込み、1本の木刀を持って村へ向かう。
護送車の中、朝霧に起こされオルゾフさんが目を覚ます。
「ココは?………!?まさか………!!(オルゾフ)」
朝霧は青ざめるオルゾフさんの手を取り、俺からの言伝を伝える。
「夕闇さんがアナタに伝えて欲しいって。アナタにはこの窓から見ていて欲しいって。きっとアナタの溜飲も下がるだろうって。(朝霧)」
「………!!夕闇さん!マクロベータさん!朝霧さん!(オルゾフ)」
朝霧はオルゾフさんの手を強く握りしめ、涙を流しながら
「………!私もココに!居たかった!!(朝霧(泣))」
「………朝霧さん………(オルゾフ)」
村に入り中央に立つ。すると目を赤く光らせ獣のような形相で「貧乳」と叫ぶ村人達が現れ集まってくる。
あの時と同じだ。
村人達が俺を見て、更に目を見開いて
「貧乳!!貧乳!!貧乳の女だ!!」と歪んだ不気味な笑顔を見せる。
不快不愉快極まりない。
「………。あの時もアンタら、俺の事そう言って追いかけて来たよナ………。(夕闇)」
俺はスポーツバッグから1冊のエロ本を取り出し村人の1人に顔面目掛けて投げつける。
ゴッ………
鈍い音と共に崩れ落ちる村人。周りの村人達は更に顔を歪ませ、涎を垂らしながら俺を見る。俺はそんな村人達に向かって叫ぶ。
「俺は!!男だって!!言ってんだろーが!!(夕闇)」
俺は木刀とエロ本を構え、村人達に突っ込んでいく。村人達はそんな俺に一勢に襲いかかる。
俺は時に村人の顔面に木刀を打ち据えた後にエロ本を村人の顔に叩きつけた。
俺は時に村人の腹部に木刀を突き立てた後にエロ本を村人の顔に叩きつけた。
俺は時に村人の腹部に木刀を打ち据えた後にエロ本を村人の顔に叩きつけた。
俺は時に村人の腹部に拳を打ち据えた後にエロ本を村人の顔に叩きつけた。
俺は時に村人の背中に木刀を突き立てた後にエロ本を村人の顔に叩きつけた。
俺は時に村人の背中に木刀を打ち据えた後にエロ本を村人の顔に叩きつけた。
俺は時に村人の背中に拳を打ち据えた後にエロ本を村人の顔に叩きつけた。
俺は時に村人の顔面に大きな石を叩きつけた後にエロ本を村人の顔に叩きつけた。
「グアァーーーーーーーーッ!!!」
顔にエロ本を叩きつけられた村人達は次々と断末魔をあげて崩れ落ちていく。
「朝霧!!エロ本がまた無くなった!!エロ本を頼む!!(夕闇)」
「エロ本エロ本エロ本エロ本言わないで!!(朝霧(泣))」
そう言って朝霧は次々とエロ本を俺に投げ渡す。俺は朝霧が投げ渡してくれたエロ本を全てスポーツバッグに詰め、再び村人達に向かって行く。
そして俺は闘いを再開する。
しかし、いつしか俺は村の中央に追い込まれ村人達に囲まれてしまった。村人達は不愉快な笑いを浮かべている。気持ちの悪い。
「あぁ!クソ!弾(エロ本)切れかよ!!朝霧〜!!弾切れだ!!エロ本だ!!エロ本の補充を頼む!!エロ本だエロ本だエロ本だ!!朝霧頼む!!朝G………!!?」
頭上からパンパンに膨れた朝霧の赤いバッグが落ちてきた。
「お願いだから!!大きな声でエロ本エロ本エロ本エロ本エロ本エロ本エロ本エロ本言わないで!!(朝霧(泣))」
「痛ってぇ!!でも助かった!!朝霧!朝霧のエロ本助かったゼ!!(夕闇)」
「私のエロ本なんて言わないで!!(朝霧(泣))」
俺は村人達に
「いい加減、オマエらの下卑た顔を見るのも飽きてきた!!オマエらコレで終わりにしてやる!!(夕闇)」
俺はスポーツバッグから勢い良く沢山のエロ本を上空へ投げ、上空に投げ飛ばされたエロ本は俺を中心に大きな花を描くように落ち、更に残りのエロ本がその周囲に着陸して壁のように立つ。俺は1冊のエロ本を両手で持ち、その場で座禅を組む。そして俺は経文のようにただひたすら「巨乳」と連呼する。
目から血涙を流し断末魔をあげて崩れ落ちる村人達。村は村人達の断末魔と俺が連呼する「巨乳」で木霊し、包まれる。
そして、朝が来た。
闘いに使ったエロ本は燃えて消え去り、村人達は気絶していた。
闘いは終わった。
「………。なんちゅー最低な闘いだ………。(マクロベータ)」
俺は護送車の中のオルゾフさんの所へ行き
「オルゾフさん、気分はどうですか?(夕闇)」
「ありがとうございます。ありがとうございます!(オルゾフ)」
コレでオルゾフさんも少しは救われたのだ。
俺達は村を後にした。
エピローグ
自宅に帰り、オルゾフさんは穏やかな表情で帰って行った。そしてマクロベータさんは護送車に残ったモノを黙って俺の家に全て置いて、普通に挨拶して帰って行った。
「朝霧、今日助かったヨ♪ありがとう♪(夕闇)」
「夕闇さん………。コチラこそありがとう♪(朝霧)」
俺と朝霧は家に入る。するとソコには沢山のエロ本があった。そう、マクロベータさんは護送車の中に残ったエロ本を全て黙って俺の家の中に置いて行ったのだ。
「朝霧〜。コレ、どうしよう?(夕闇)」
朝霧は満面の笑顔で
「知りませんよ♪(朝霧)」
と、答える。俺はひとまず全てエロ本をネット通販で売り捌いた。その間ずっと朝霧は怒りのオーラを纏ったまま笑顔でいた。
マジゴメン、朝霧。
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