ジョーカーショック
@Kokonipikurusu
第1話 密室わくわく事件(1)
背後から刺された。とてつもない激痛だ。死ぬほど痛い。
目が覚めると、密室に閉じ込められていた。
体は椅子に固定されて、目の前のテーブルには、1枚のトランプが置かれていた。
他にも人が3人いる。
「わくわくだーーーーーー!!!」
「体が軽ーい!すごくかるーい!!あーははははははあー??」
2人だけ狂ったみたいな声をあげていた。
そのとき、テーブルの中央に置いてあるモニターが起動した。
画面の向こうから声が聞こえる。
「今日でこのうるせぇ2人は49日目か??あ、おい、お前、お前ら2人!どうしようもねー顔しやがってさぁ、何死んじゃってんの?後ろから刺されそうになったら避けて逃げろっての!使えねー!あのさそろそろ説明していい???新規たち?トランプあるだろ、それ、それ持ってると後ろから殺人鬼が来るから気をつけろよ?どうせ一度目逃げられないような奴らなんだから二度目は諦めてババ抜きでもやってろ!どのみち死んでるしな」
めちゃくちゃなことを言って終わった。
説明が終わると背後からタップダンスの音が聞こえた。暗闇からピエロの顔が見えてきた。
タンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタンタン
「はい!こんちは〜!みんなーー!!!!調子はどうだーーーー!??」
「いい感じいい感じぃぃぃーー!!!!」
「は?最悪」
最悪とか言ったその人はもう1人の新しく閉じ込められた女性だった。
「は?最悪って、お前楽しくできねーなら帰れよ」
ピエロの男が起こり始めた。
「あんたさ、死んだ後に楽しいか?とか逆ギレするとか、まじ意味わかんないから。こっから出して、自由にしてくんない?」
ピエロの男は頬に人差し指を当てて言った。
「そんな言うことを聞かない子には!クイズだクイズ!問題!私は男の子でしょうか?それともー?女の子でしょーか!はい、シンキンターイム」
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