【AI本文一部利用】AIとでたらめをやってみる実験の記録
藤城ゆきひら
第1話:AI補助利用って?
――AI補助利用って何なのだろうか?
疑問に思った私は、『カクヨムからのお知らせ』を見ることにした。
お知らせには、タグ付けとしての方針が書かれていたので、ざっくりと要約する。
AIが本文を生成執筆したかどうかで補助なのか本文なのかが変わる。
本文を生成しているならAI本文利用かAI本文一部利用、校正等の利用であればAI補助利用ということだ。
一応、お知らせから抜粋した情報も掲載しておく。
AI本文利用、本文の大半(目安50%以上)がAIによって生成された文章。
AI本文一部利用、本文の一部(目安50%未満)がAIによって生成された文章。
AI補助利用、AIのアイデアや資料をもとに、作者自身が本文を書いたもの。
※作者自身が書いた文章の校正をAIに行わせるなど、創作の補助も含む
AI補助利用には、補足が付いており
作者が意識的に生成AIツールを利用した場合の適用を想定。
検索サービス等、日常で利用しているツールのAIによる補助機能は該当しない。
ドキュメントソフトの自動校正機能を用いて執筆した作品は該当しない。
ちなみに、このエッセイだが、ここまで書くのに一切AIを利用しないで書いている。
作品の題名も、タグも、話のタイトルも私が考えたものだ。
だが、『【AI本文一部利用】AIとでたらめをやってみる実験の記録』と題打って、AIを使っていませんだと筋が通らない。
というか、ここまでだとAI補助利用にも当たらないエッセイになってしまうので、表題詐欺になってしまう。
そこで、ここから先は、ChatGPTとの対話ログを含める形で作品を進めていきたいと思う。
★★★★★★★★★★
デフォルトのChatGPTだが、執筆時点で、『ChatGPT 5.2 Thinking』と書いてあった。
正式名称を書き続けると長いので、以降はAIと記載する。
AIに対して、私は以下の文言を問いかけてみた。
『ChatGPTに対して、執筆した作品の誤字脱字のチェックを依頼した場合、どのタグにあてはまるとお考えでしょうか?』
私が期待していた答えはこんな感じだ。
――AI補助利用に該当すると思われます。
では、実際にどんな回答が返ってきたかを見てみよう。
【AIの回答】
『誤字脱字チェック(=あなたが書いた本文をAIに校正させる用途)なら、カクヨムの案内文の定義にそのまま当てはまるので、基本的には 「AI補助利用」 と考えるのが自然です』
ふむ……私が期待していた答えよりも、しっかりとした回答が返ってきた。
では、次の質問だ。
『今、ChatGPTが回答してくれた内容を、そのままエッセイとして本文に一部記載したらどうなるだろうか?』
この場合、私が期待する答えは、AI本文一部利用に該当するというものだ。
なぜならば、AIの回答内容をそのまま転記している=本文の一部をAIが生成している状況となるからだ。
【AIの回答】
『あなたのエッセイ本文の中に、ChatGPTの回答(=AIが生成した文章)をそのまま引用して載せる以上、定義上は「本文の一部がAI生成文」扱いになります。なので分量が本文の 50%未満なら「AI本文一部利用」、50%以上なら「AI本文利用」寄り、という整理が一番素直です』
ふむ……これも思ったより詳細に回答をしてくれている。
50%未満なのか以上なのかによって区分を分けたほうがいいというアドバイスも的確だ。
あぁ、話は変わるのだが、【AIの回答】と書いてある直近の文章はAIの回答である。
なぜこうしているかというと、ChatGPTの開発元であるOpenAIはAIが出力したものを人間が書いたかのように偽るのは禁止しているからだ。
――閑話休題――
カクヨムで執筆していくにあたり、AI本文利用、AI本文一部利用、AI補助利用、この3つの違いについて、ChatGPTと私の見解は一致しているようだ。
今後もこのエッセイを執筆していく……ことはあると思うが、私の本文の執筆割合が50%を下回らないように、AIとでたらめをやっていけたらと思う。
次の更新予定
2025年12月27日 12:00
【AI本文一部利用】AIとでたらめをやってみる実験の記録 藤城ゆきひら @wistaria_castrum
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