穴 に 吸 い 込 ま れ __





ふわぁぁぁ、、、


眠いなぁ、、、


そんなこんなで起きた私、、、


緑夜莉奈りょくや りなは、


現在、学校に大遅刻だ


「うわぁぁ!?」


「やばぁぁいっ!! ちょ、なんでこんな時間っ!?」


「おかあさっ、、、」


「もう、出かけてるじゃぁぁぁんっ!!」


「んもぉっ、、、急げぇぇぇぇ!!!」


こんな日々を毎日のように続けています




「はぁ、、はぁ、、」


「ぉい、遅いぞ、2時間目だっ、!!」


「すいませ~ん、、、」


「緑夜っ、!!いい加減にしろっ!!」


「はぁい、、、」


しょ~がないじゃん


眠かったんだもん


なんて、言い訳は


何回言ったかな、、、笑


「ふわぁぁぁ、、、」


「あんた、毎日遅刻してんね~っ、笑」


「ぁ、ゆず、、、」


急に声をかけてきたと思ったら


ゆず、、、市川柚希だった


「まじで、大丈夫そう?笑 莉奈、遅刻で成績やばいでしょ笑」


「そ~なんだよね~っ、、、笑」


成績がやばいのは知ってるんだけど、、、


眠いからなぁ、、、


「んん、、、おやすみぃぃ、」


「莉奈っ、笑笑」


「すぅ、、すぅ、、」


この時寝たのが


私の人生が狂ってしまった


原因かもしれない、、、




次に、目が覚めたのは


ゆずの叫び声を聞いたからだ


「キャぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」


ぱっと目を開け、周りを見渡すと


物が散乱し、人が穴へと


吸い込まれている


「ゆずっ、!!」


「莉奈っ、、、ごめっ、、、莉奈だけでもっ、逃げてっ、、、!」


シュゥゥゥゥゥゥッ


そんな音を立て、


ゆずは吸い込まれてしまった


「一体何が起きているの、、、?」


改めて周りを見ると


ゆず以外にも吸い込まれた人達がいるようで


泣いている人もいる


「ゆず、、、」


ゆずが吸い込まれていった


方向を見ていたら、、、


急に体が浮き始め、


「うわぁぁぁっ!?」


ゆずとは反対の方向へと


吸い込まれそうになった


「んっ、、、まっ、やだやだ、、、吸い込まないでっ、、、!!」


必死に抵抗しても、吸い込む力は強く


どんどん、吸い込まれていく


「うわぁぁぁぁぁっ!!!」


ギュルンッ


そんな音を立てては、


私は吸い込まれ、


穴も閉じてしまった、、、

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