祈りの乙女ー斎の宮にてー

@nemom

祈りの乙女ー斎の宮にてー

親と別れ、都を離れ、一人伊勢の地にきた

祈りの乙女

友もなく、恋も知らず、斎の宮で

国のため、一人静かに祈りを捧げる

安寧の世が続くよう


私は思いを馳せる 斎の森で

斎王と呼ばれたその乙女に

その人生に喜びはあったのだろうか?

乙女は幸せだったのだろうか?

そして、私は祈る

国のためでなく、乙女のため

祈りを捧げる

乙女の心に安寧が宿りますように


時を超え、乙女は祈り続ける

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

祈りの乙女ー斎の宮にてー @nemom

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ