第3話

「可愛いよ、シュナ・・・もっと、もっと感じて・・・?」

レイの愛撫は執拗に続いた。乳房の突起を舌でこねくり回し、その間も膣内に指を出し入れする。短い指だから奥まで届かない。だけど、外からポルチオを押され、まるで大きなモノを挿入され、奥をゴリゴリと激しく突かれているような、そんな快感があった。


「はぁ・・・ほら、起きて」

ベッドのシーツがびしょびしょになる程、愛液が溢れたシュナ。起き上がることさえままならなかった。だけど、レイの意外と強い力に抱き起こされ、ベッドの淵で座っているレイの上にまたがる態勢になった。

「入れるよ・・・」

「あっあぁ!」

小さいけれど、しっかりと硬くなっている。そのモノに突き上げられると、シュナは気持ち良くて仕方なかった。こんな快感は初めてだった。

好きでもない男に無理やり抱かれ、事が終わった後、少ない銅貨を投げつけられる。そんな状況が当たり前だった。それなのに今。レイはシュナを優しく、愛していると囁くように抱いている。お互いのことをよく知らないのに、まるで昔から恋人だったかのように。レイの激しい腰遣いを求めた。

もっと突いて、もっと気持ち良くして、もっと犯して・・・


「気持ち良かったね、シュナ」

耳元で囁かれたその声は、春の陽だまりのように穏やかで、同時に、逃げ場のない真冬の夜のような冷徹さを秘めていた。

「・・・っ」

シュナは応える言葉を持たなかった。

あれから、何度その肌を重ね、何度熱い吐息を交わし合わされただろうか。繰り返される支配と快楽の濁流に、時間の間覚すらも奪われていた。ただ、手首に食い込む金属の冷たさと、それ以上に熱いレイの体温だけが、彼女にとっての唯一の現実だった。

重く沈んでいた夜の闇がようやく幕を下ろし、小屋の隙間から差し込む一筋の朝日が、乱れたシーツを白く照らし出す。


レイは、まるで一番欲しかった玩具をようやく手に入れた子供のような、純粋で残酷な満足感を湛えて微笑んだ。彼は慈しむように、汗に濡れたシュナの髪をかき上げ、その額に優しく、祈るようなキスを落とした。

「・・・ずっと、こうしていようね」

朝日の中で微笑む少年の姿は、あまりに美しく、そして救いようがないほどに歪んでいた。シュナは差し込む光を眩しそうに見つめながら、自分が二度と、あの汚れても自由だった路地裏へは戻れないことを悟るのだった。


レイに拾われたあの日から、6年の月日が流れた。

レイは、氷を販売している店から紹介を受け、騎士団に所属することになった。

ここ1-2年、シュナはベッドの鎖から解放されて、レイの身の回りの世話をするメイドのような立場を確立していた。

「レイ、今火をつかってるから・・・」

「シュナが可愛いのがいけない」

レイがシュナを愛する気持ちは一度も衰えることを知らなかった。台所で料理をしている後ろ姿に欲情したレイは、背後から抱きしめ、柔らかな胸を揉み、服の上から蕾を探しだし、つまんだり、コロコロと指で転がしたりし始める。

「はぁっ・・・」

「濡れたね、シュナ・・・可愛い」

胸の刺激だけで体を震わせるシュナ。自分の手で感じる姿を愛おしく思い、レイはシュナが履いているスカートを捲し上げ、下着が湿っていることを確認した。

「ねぇ、本当に危ないから・・・」

「大丈夫」

シュナの料理をする手を止めさせ、レイはスカートの中に潜り込み、秘部を舐め始めた。

「はうっ!」

シュナの喘ぐ声は更に興奮する。秘部の豆をちゅうちゅうと吸い、指で膣内をかき回す。

6年という歳月の中、レイの身長は180cmまで伸び、手も大きくなったので、今は長い指だけでシュナを満足させられることが嬉しかった。

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