カリンとレグリスの喧嘩からは、2人の関係性だけではなく、世界観までもが伝わる導入がとても流麗で、本作の世界に引き込まれます。戦場にて2人が互いに背中を預け合うシーンからは、まさしく最高のバディであることが窺えます。2人の10年間の歩みやその後が気になる短編作品でした。
酒場での掛け合いだけで、キャラクターの関係性と世界観を一気に見せてくれる完成度の高い第1話でした。レグリスとカリンの罵り合いはテンポが良く、笑える一方で、10年バディとしての信頼関係もしっかり感じられます。戦闘シーンがなくても「この二人は強い」と分かる構成が巧みで、異名持ち傭兵という設定にも自然に引き込まれました。
狂戦士レグリスと古精霊カリン。この二人の「10年間の積み重ね」が物語の核になっています。酒場での他愛ない喧嘩から、戦場での阿吽の呼吸へと流れる描写が、彼らの強さに圧倒的な説得力を与えています。特にレグリスの圧倒的な斧捌きと、カリンの広域精霊魔法の対比は、ファンタジーとしての爽快感が抜群です。短編とは思えない密度の濃さに圧倒されています。 重厚な世界観と、軽快なキャラクターの掛け合いが見事に融合した素晴らしい物語でした!