必殺情報屋稼業
大創 淳
第一幕 こうして変貌した情報処理。
我が学園には、ちょっと変わった授業がある。
その名も『情報処理』
ベーシック語に始まり、フォーマット語、そして検定試験へ。
理屈だけじゃない、実習もある。フロッピーディスクを挿入して、草創期のパソコンを操作する。……まあ、要するに、プログラムのお勉強だ。これが〝表〟の情報処理。
だが、どんな世界にも〝裏〟がある。
俺たちが生きているのは、その裏側――情報処理の〝稼業〟の世界だ。
いじめ、脅迫、裏取引……
校則を擦り抜け蔓延っている問題を、俺たちは情報で追い詰め、処理する。
密告? 違う。これは仕事だ。報酬も発生する。
ルールは一つ……『殺しはしない』
けど、相手の自由を奪い、生徒会に引き渡す。それが俺たちの〝処理〟だ。
最初は正義だった。
けれど今は――報酬の味を覚え、抜け出せなくなった。
誰のせいでもなく自業自得。それが、情報屋稼業の魔性ってやつだ。
……ああ、そうだ。
この物語は、そんな稼業に身を投じた俺が、ある〝想い人〟を守るために跳んだ、一つの記録だ。俺の名は
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2025年12月25日 21:00
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必殺情報屋稼業 大創 淳 @jun-0824
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