自分との会話日記

YOUTHCAKE

何が描きたいのか

筆者

本当に僕は自分が何を書きたいのかわからない。どう思う?脳の住人君よ。


住人

ああ、そやなあ。なんやろうなあ。受け狙いばっかりしている感じはあるよな。だから、他人の反応見て書いてしまうねんやわ。でもそれやと、自分が描きたいものが分からんわな。そういうことちゃう?


筆者

ああ、そうか。そういうことな。なんか、わかってた気がするわ。いや、嘘ついたわけじゃないんやけど、書きたいのはあるねん。でもなあ、書いたものが読まれへんかったら嫌やから、セーブしちゃうんよな。これってどうしたらええ?


住人

なんで嘘つく必要があるねん。嘘ちゃうんかい。読まれへんかったら嫌やから、読まれそうなん書くってことか?それじゃ書き手の本音じゃないわなあ。それやと読まれへんやろなあ。こいつなんかてらっとんなと思われるやろうなあ。それはもったいないでえ。


筆者

ほな、どうせえゆうねん。書きたいものを書けってことか?


住人

そういうこっちゃ。何が描きたいんや?いうてみいな。


筆者

なんかなあ、最近衝撃的な動物の生態についてを書いた本をよく読んでいるんやけどなあ、これは、この知見を利用して、異能系の小説を書きたいと企んでいるからなんや。でもなあ、結局、本当に書きたいものは書かんで、いや、本当に書きたいものは分からんくなっているんやけど、なんか、気を遣ってる気がするもんを書いてしまうねん。結局そうなってまうねん。


住人

それ、書く方がしんどいんちゃうの?


筆者

せやなあ。なんか、死んだ魚のような目で執筆している自分には気づいてるってとこかな。


住人

勿体ないがな。無理しとるがな。


筆者

そやゆうたかてどうせえゆうねな。ホンマに書きたいものもわからんくなっているのに、どうやってホンマに書きたいもんをここに書くねんな。


住人

難しいとこやな。もう、自分の本音がわからんくなってるってこっちゃろ?そら難儀やなあ。


筆者

せやがな。


住人

う~ん…。そもそもワシに聞いて答えが出るなら苦労せえへんのやろなあ。


筆者

せやがな。俺もお前も同じところから出た思考やから、堂々巡りするしかあらへんのやて。


住人

そやわなあ。えらい難儀やなあ。


筆者

う~ん。


住人

何が書きたいか、よりも、なんか、頭から追い出したモンは無いんかいな?


筆者

それがあるねやがな。ジャポニカ学習帳のじゆうちょう使って書きまくっとんのやがな。


住人

具体的になんやねんな。言うてみいな。


筆者

まあ知っとるやろけどな。自由帳に、その生き物たちのことをゲームのキャラやモブみたいに書いとるんや。それは昔っから好きでな、長い事やってきた遊びなんや。だからな、小説に昇華したいんやけど、いかんせんカクヨムに書いたりするのが怖いんや。なんでやろな、多分、ヨマレナイ=ショウモナイと思ってしまうから違うかな。やっぱり、長いことやってきて、俺の世界やからな。せっかく、自由帳でゲームの設定とかも考えて、どんな戦いが繰り広げられるのかまで構築しても、それとは違うものをカクヨムにかいてしまう。フィクションという虚構にさらに嘘を重ねてしまうんや。勿体ないやろ?


住人

それは勿体ないなあ。自由帳に書いたやつを、書いたらあかんのかいな?


筆者

あかんことはないで。でもなあ、いつか続きを書けへんくなるんが怖いんや。読まれへんことよりも。その、限界を知るのが、怖いんや。と思うで、多分な。


住人

せやかて、せっかく自由帳に書けた自分だけの物語が、手作りの世界が、公にならへんって、寂しくないか?なんか、勿体なくないか?こんなにも眩しい世界やのに、自分しか知れへんって、ひとりじめするんか?


筆者

うまいこと言うやないか。悪い気はせんなあ。そう言われたら。俺はチョロいと思われても構わん性格なくらい、簡単に言葉に乗せられる。そこまで言うなら乗せたろかなという気になるわ。なんでかていうとやな、やっぱり、こういう結論が出るあたりがやな、俺の本音っちゅうこっちゃ。そうしたいんやな。実は。


住人

ほんまに素直なやっちゃな。そうするんかいな。


筆者

ちょっと後押ししてもろたらできる子やねん、わし。


住人

そうか。まあ今日は遅いから、無理すなよ。好きにしたらええねんで。


筆者

せやな。好きにするわ。おおきにな。


住人

こちらこそ。ほな。


筆者

というわけでやな、自由帳に書いている、ある小説を、カクヨムで書いてみることにしました。明日になるであろう執筆を待て。よろしくー。

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