三人の少年がそれぞれの思いを抱えながら、同じ場所で祈り続ける姿はとても純粋で、だからこそ運命の残酷さがより静かに響きました。誰も悪くないのに、世界だけが少し冷たくて、でもその中で必死に大切なものを守ろうとするロサの姿がとても愛おしく感じられました。雪の降る聖夜という舞台が、悲しみを柔らかく包み込み、読後に静かな余韻を残してくれる作品だとおもいます^^
作者からの返信
コメントありがとうございます😭
全てを辿ると、原因は一体なんでしょう。
多くの人はこの作品を読んで、「ロサの母の死」と思うでしょう。
しかし、作者である私からすると全ての原因は
「3人の出会い」まで遡ってしまうような気がするのです。
どちらにせよ、誰も悪くありません。
キリスト教では、
この世を生きる者は「罪人」である…というような思想があります。
(ギリシア神話をこの上なく愛する私にはあまり想像しにくい思想なのですが。)
その「罪人」が天に召された時、天国に逝けるよう守ってもらうため、
生前に聖母マリアへひたすら祈る…というわけらしいです。
3人はとても純粋です。
周りの大人達が不純なだけかもしれないですが…。
この物語の世界が冷たく感じるのは、
きっと雪が降っているからでしょう。
雨と薔薇と愛。
それが、プルービアとロサとアモルなのです。
全ての生きとし生ける清らかなるものに聖夜の女神が微笑みますように。
作者からの返信
コメントありがとうございます😭
素敵ですね。
キリスト教では、私たち現世に生きる者は皆「罪人」という考え方なのだそうです。
そんな中、聖母マリアが微笑んでいる…とすると
とても安心するでしょうね。
「聖夜の女神」という言い換えも素敵です✨