第7話 そりゃあ配信してたら凸ってくるバカもいるわな
『こうやって何度か配信して思うのですけど、戦闘能力無さすぎませんか貴女』
「仕方ないでしょスキルツリーが完全に生産系に振り切っちゃってるんだから」
:難儀なもんやな
:その分使い魔を召喚出来たんだから良いだろ
:というかなんで名前は教えてくれないの?
:言ってただろ『エクソシストに見つかると面倒』って
:そんな事ある?
『レベルアップして身体能力上がってるのでは?』
「怪我しそうで怖い」
『我が身可愛さで戦闘しなかったらいざという時に死んでしまいますよ』
:そうだそうだー
:戦えー
「守ってくれないの?」
『時には守り切れない事もあるでしょう』
:ショタに頼るなー
:戦えー
:ショタは愛でるものだー
:ショタに手を出すなー
「まだ手を出してませんよ!?」
『まだと言ってしまう時点で語るに落ちてるんですよ』
:バカなのかなこいつ
「天才です!」
『天才となんたらは紙一重と言いますもんね」』
「それを言うならバカと天才は紙一重です...はっ!?」
『墓穴を自分から掘ってくスタイルなんですね』
:やっぱバカだよ
:そんなんだから三年やってレベル1だったんだよ
「うるさいです!!」
『はいはい』
そんな他愛も無い話をしていると...もっとバカな奴が現れた
「悪魔ちゅわぁん♡可愛いわぁ食べちゃいたいとりあえずお姉さんの瓶の中に封印しちゃうわねぇ」
そう言って瓶を取り出すと僕を瓶で吸い込もうとしてきた。
まぁ、配信をしているんだから凸ってくる可能性は十分に有った、なんならこの世界で今まで出てこなかったのが奇跡
でもさ...封印は嫌いなんだよね。本当に心の底からさ。
だから...殺す
踏み込む、それだけで迷宮の床は凹みひび割れ小さなクレーターが出来る
その反動で僕は地面と離れ恐ろしく速くその女との距離を詰めれる
目の前まできた
そのままラリアットを女の腰付近に勢いのまま放つ。腰と背骨が砕けた感触があった。
そのまま転がっていく女の片足を掴み、引き千切る。
噴き出し滴る赤い鮮血。響く悲鳴...血がうまいね
あとはこの女にとどめを刺せば「STOP!!」
...は?
『何故止めるのです、契約にこの行為が禁止される旨は書いてなかったでしょう』
「私が嫌だからです、やめてください」
『......』
仕方ないか、STOPと"命令"されたからには止まるしかない
『命拾いしたな小娘』
そう女に吐き捨て、引き千切った足を食べ始める
これにまでSTOPかかってたらヤケになって命令より早く13kmくらい離れるところだった
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